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「髪のツヤ」の正体を知れば、自分の髪もツヤツヤにできるんです!後編です。
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篠原さん「例えば家屋やビルの壁は眩しくないようにでこぼこしています。それに対し、ツヤが欲しいもの、例えばライトなどは表面がでこぼこしていません。これは光の反射の法則の『乱反射』と『正反射』で説明がつきます」
星「なつかし~! 中学1年の理科の時間にやるやつですね!」
篠原さん「これを髪に置き換えるとこうです。髪には一つ大きな厄介な性質があります。それは…」
篠原さん「ズバリ、髪のフタであるキューティクル!お風呂から上がってドライヤーをあてないと、フタが開きっぱなしになります」
星「キューティクルって自然乾燥だとちゃんと閉じてくれないんですっけ」
篠原さん「そう!閉じないんです!だから、ドライヤーで乾かしてフタを閉めないとパサパサに見えるんです」
星「え、じゃあ潤いは関係ないってことですか?」
篠原さん「実は……そうなんです!! 潤いは関係ない。それを証明する三つの事例を見ていきます」
篠原さん「このモデルさんは、乾燥して見える髪をドライヤーでブローし、アイロンを当ててツヤを出しています。乾燥して見える髪に、さらにドライヤー・アイロンで水分を奪っているのですが、上手くやればツヤツヤになるんです」
星「水分量は変わっていない…というかむしろ減っているのに潤ってみえますね」
篠原さん「それは、キューティクルが平らになって正反射しているからです」
篠原さん「逆をやってみましょう。ツヤのある状態の髪に逆毛を立てれば乾燥してみえます! 逆毛によって、平らだったキューティクルがでこぼこした表面になり『乱反射』がおきている状態です」
星「乾燥しているのではなく、乾燥して見えているだけなんですね」
篠原さん「そうです。髪の水分量は全く変わっていなくとも、見え方に違いが出るのです」
▶つまり、どんなに傷んでいる髪でも、こうすれば…?
篠原さん「この要領で、どんなにダメージがある髪でも、ブリーチを何回もしている人でも、ちゃんとストレートアイロンをすればツヤツヤの髪になります」
星「メモメモ…(ストレートアイロンの当て方も今後記事にしなくては…っと)」
篠原さん「髪と同じタンパク質の爪で例えるとわかりやすいですね。水分量は関係ないことがわかります。
星「表面がデコボコだと乾燥っぽく、表面が平らになるとチュルンと潤って見えますね」
▶分かればこんなに簡単!今回のまとめ
篠原さん「というわけで、今回のまとめ! ツヤとは、キューティクルが平らになって正反射している状態です!」
星「おおーっ、一行でツヤの正体が明らかに! ありがとうございました!」
★次回予告
「ツヤ髪の敵は『潤い』!?!?」
星「こ、これは……波乱の予感!(ゴクリ)」
日本髪型研究所では、この他にもたくさんのメソッドをご紹介。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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