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山口県山口市に本社を構える秋川牧園は、山口市引谷エリアの耕作放棄地を活用して栽培した令和6年度産の酒米・山田錦を使った「秋川牧園 山田錦の甘酒」300ml/454円(税込)を、7月14日(月)に秋川牧園宅配会員サービスおよび秋川牧園直売店にて販売開始した。
秋川牧園は、2024年、山口県山口市の山間部・引谷エリアの耕作放棄地を引き受け、日本酒の原料となる山田錦を栽培。農薬・化学肥料不使用の山田錦をつかった日本酒の製造を予定していた。
しかし、収穫間近の9月中盤に大量のカメムシの食害や猛暑による胴割れ(米が割れてしまう現象)を受け、予定収量が収穫できずに日本酒の製造を断念せざるを得なかったそう。
カメムシがつくと、カメムシが米を吸汁し、「斑点米」と呼ばれる一部が黒く変色した米になってしまう。農薬・化学肥料を使用しない栽培では、虫による被害が発生すると回避することがとても困難だという。
日本酒の製造には足らない米の活用法を検討するなか、山口市で味噌・醤油などを製造する磯金醸造の協力を得て、「甘酒」として商品化することに成功した。
このほかにも、今回の山田錦を活用して、かきもち(美蔵屋/山口市)や赤飯(川田餅本舗/山口県周防大島町)などの製造に取り組み、生産物の有効活用を目指した。
やさしい甘さとさらりとしたのど越しが特徴
一般的な甘酒は食用米で製造されているが、今回の甘酒は日本酒造りで活用されている山田錦を使用している。
磯金大樹社長
山田錦は酒造りに適している品種で、たんぱく質の含有量が食用米よりも低いそう。磯金醸造の磯金社長によると、今回の秋川牧園・甘酒は「たんぱく質が少ないことが功を奏した、さらりとした夏の時期にもとても飲みやすいあじわい」だといい、山田錦を使用したことが活かされた商品に仕上がっている。
甘酒のソーダ割 シュワっとさらに飲みやすく
ヨーグルト割 酸味とまろやかさがクセになる
甘酒は、ブドウ糖をはじめとするビタミン、アミノ酸など実際の点滴に似た成分を含むことから「飲む点滴」といわれている。氷を入れて冷たく冷やして飲むことはもちろん、炭酸やヨーグルトで割って飲むことで、食欲が減退しがちな暑いこの季節の栄養補給に最適だ。
秋川牧園は、1972年の創業時から「口に入るものは間違ってはいけない」という理念のもと、1980年代に、世界に先駆けた若鶏の無投薬飼育技術の確立、植物性飼料の開発などに挑戦してきた。
また、同社では、主力事業である養鶏で発生した鶏糞堆肥を活用し、農薬・化学肥料を使用せずに、年間およそ50品目の野菜の生産を行っている。
野菜栽培で培った農薬・化学肥料を使わない栽培技術を生かし、2022年からホップを栽培して「秋川牧園ホップの豊かなビール」を販売。2024年には大麦を栽培して「秋川牧園大麦の旨みビール」を販売した。
同社は、健康で安心でき、自然と調和した社会を共につくっていく、安心安全な食べ物づくりのパイオニアとして、日々、挑戦を続けている。
山田錦らしさがあふれる「秋川牧園 山田錦の甘酒」を味わってみては。
■秋川牧園 山田錦の甘酒
価格:454円(税込)
容量:300ml
原材料:米(山口県産)、米麹(山口県産)
製造所:磯金醸造
販売方法:秋川牧園宅配会員サービスおよび秋川牧園直売店
■秋川牧園直売店
住所:山口県山口市仁保下郷10317
秋川牧園HP:https://www.akikawabokuen.com
(Higuchi)
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