お茶好きさん必見！お茶どころ静岡で和紅茶づくり♡特製和スイーツとのペアリング体験

界が提供する「手業のひととき」で茶文化を体験

出典：界 遠州

静岡県浜松市の煎茶をテーマにした温泉旅館「界 遠州」では、2025年11月3日から「国の登録無形文化財『手揉み製茶』の技が息づく、和紅茶手揉み体験」が開催されます。

本プログラムは界が2021年から実施している「手業のひととき」の一環。地域の文化を継承する職人や作家、生産者の方々に出会い、お客様がその希少な技を間近で見たり、舞台裏を知ったりできるご当地文化体験です。

界のスタッフは職人や作家、生産者の方々からご当地の文化や手仕事を教わり、その地域に一層愛着を感じるという経験を重ねてきました。その経験をもとに、お客様にもぜひ地域の文化を継承する職人や作家、生産者の手業に触れてほしいとの思いで、19の施設で25種類の「手業のひととき」を実施。界全体で1,600名を超える利用があるほど人気の体験プログラムとなっています。

「和紅茶手揉み体験」では、手揉み製茶保存会の師範から手ほどきを受けながら、お茶を揉み上げ、和紅茶づくりを体験。仕上げた和紅茶は、特製の甘味とともに味わえます。

宿では、水出し和紅茶や和紅茶の茶香炉など、様々な形で和紅茶を楽しめます。茶師の技術に触れ、実際に味わうことで、一杯のお茶に込められた手間と工夫を知ることができる滞在です。

無形文化財の茶師の技を体感する貴重な体験

出典：界 遠州

本プログラムでは、自然に優しいお茶づくりをモットーに、茶葉の栽培から製茶までを一貫して行う「まるたま製茶」を訪れます。手揉み製茶保存会の師範である鈴木康之氏より手ほどきを受けながら、伝統の和紅茶手揉み製法を体験できます。

ほどよく水分を抜いた茶葉を丹念に揉み込み、発酵させ、薫り高い茶葉に仕上げます。普段何気なく飲んでいるお茶が茶師の技により、さまざまな工程や丁寧な手仕事を経て作りあげられていることを実感します。

出典：界 遠州

完成した紅茶とともにいただくのは、製茶店特製の甘味「緑茶あんのおしるこ」。おしるこには、80年の歴史を持つ豊かな茶畑で育まれた希少な品種「玉の白」が使用されています。

出典：界 遠州

揉み方によって味にも個性が生まれるため、自分だけの和紅茶と甘味のペアリングを堪能できますよ。

宿でも和紅茶を堪能

出典：界 遠州

手揉み体験の後、界 遠州では、製茶店特製の「ひめさま和紅茶」を水出しで提供。水出しならではの、爽やかな風味を味わえます♡

また、客室には茶香炉を設え、和紅茶の優しい香りとともにくつろぐことができます。館内の「美茶楽（びちゃらく）ラウンジ」では、別種の和紅茶を用意し、多様な和紅茶の味わいを楽しめます。

お茶の聖地・静岡で、茶の新しい魅力を感じられる滞在プログラム。1日1組限定の特別体験なので、ぜひお早めにご予約を！

「和紅茶手揉み体験」概要

出典：界 遠州

期間：2025年11月3日〜2025年11月26日（月、火、水曜日のみ）
時間：12:30〜15:30
料金：12,000円／人（税込）
場所：まるたま製茶
定員：1日1組（1組2~4名）
予約：公式サイトより7日前までに要予約

「界 遠州」基本データ

出典：界 遠州

全室から浜名湖を望める温泉旅館。浜松伝統の遠州綿紬の設えを施したご当地ならではの客室や、趣の異なる2つの大浴場、浜名湖名物のうなぎをはじめ、旬の食材をふんだんに使った会席料理をご用意。毎夕開催の「季節の煎茶体験」や、茶葉を詰め込んだ篭が浮かぶ「お茶玉風呂」など、静岡ならではのお茶のおもてなしが魅力です。

＜住所＞〒431-1209 静岡県浜松市中央区舘山寺町399-1
＜TEL＞050-3134-8092
＜客室数＞33室
＜アクセス＞JR東海道新幹線浜松駅より車で約40分

※2025年10月時点の情報です。詳細は、界 遠州の公式サイトにてご確認ください。

文：岡村幸治