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整理収納アドバイザーの徳田かなです。「家族がまったく片づけてくれない…」「私ばっかりが片づけている気がする…」そんな風に感じたことはありませんか?実は、家族が片づけてくれないのには“理由”があります。今回は、整理収納のプロの視点から、家族に気持ちよく片づけに参加してもらうためのちょっとしたコツを3つのポイントにまとめてご紹介します。
「家族がまったく片づけてくれない…」「私ばっかりが片づけている気がする…」そんな風に感じたことはありませんか?
実は、家族が片づけてくれないのには“理由”があります。一方的に「片づけて!」と伝えるだけでは、なかなか動いてくれないのも当然のことなんです。
家族に気持ちよく片づけに参加してもらうための声かけや工夫、ちょっとしたコツを3つのポイントにまとめてご紹介します。「手伝ってくれるようになった!」「イライラが減った!」と思えるヒントを、ぜひ見つけてみてください。
「部屋を片づけて」と言われても、何をどうしたらいいのか分からない…という人は意外と多いものです。
特に家族間では、「言わなくても察してほしい」という気持ちが働きやすく、伝え方があいまいになりがちです。そんなときは、「このテーブルの上だけ」「洗濯物をタンスにしまって」など、行動を具体的に絞って頼むのがポイント。
また、いきなり注意するのではなく、「ここ片づけてもらえると助かるな」「これ、今やってもらえたら嬉しい」と、“お願い”の形で伝えると、受け取る側の気持ちも柔らかくなります。伝え方ひとつで、家族の反応は大きく変わりますよ。
「やってよ!」と声をかけるだけでは、家族の行動はなかなか続きません。大事なのは、自然と片づけたくなる仕組みを生活の中に取り入れることです。
たとえば、小さな子どもには「おもちゃを寝かしつけよう」「1日1回だけ“おもちゃのおうち”(箱)に戻そう」といった遊び感覚のルールが効果的。タイマーを使って、5分間だけお片づけ競争するのもおすすめです。
パートナーには、「カゴに入れてくれたら、あとは私がやっておくね」と、手間を感じさせない役割分担にすることで、協力しやすくなります。
また、「どこに戻せばいいか分からない」という声には、写真やラベルを使って収納場所を明確にすると良いでしょう。おもちゃ箱には種類ごとの写真を貼ったり、文房具の引き出しには「はさみ」「のり」と文字でラベリングしたりすることで、“戻しやすさ”が格段にアップします。
やる気を引き出すちょっとした工夫で、家族みんなを巻き込んだ片づけができるようになります。
どんなに小さなことでも、「やってくれたこと」に感謝の言葉を伝えること。これは、家族に気持ちよく片づけてもらうための、とても大切なポイントです。
たとえ頼んだのが自分でも、「助かったよ、ありがとう」「きれいにしてくれて嬉しいな」といった一言があるだけで、相手の気持ちはぐっと前向きになります。
逆に、「やって当然」と受け取られてしまうと、誰でもやる気をなくしてしまいますよね。家族みんなが気持ちよく動けるようになるには、“命令”よりも“感謝”の積み重ねが大切です。
片づけはただ部屋を整えるだけでなく、感謝の気持ちを伝え合えるコミュニケーションにもなります。
家族が片づけてくれない…そんな悩みも、ちょっとした言い方や工夫で状況が変わります。
分かりやすく伝える、片づけのハードルを下げる、感謝を伝える。この3つを意識することで、家族との関係も、部屋の空気も少しずつ整っていきます。
片づけは“自分だけが頑張る作業”とせず、“家族みんなで取り組むこと”にしていきましょう。
この記事のライター
整理収納アドバイザー
徳田かな
51
看護師から整理収納アドバイザーとなった3児の母。「7秒で片付くお家が叶う」をモットーに活動中です。部屋を片付けたらお金も貯まりました♫整理収納だけでなく、家計管理も得意で5年以上継続中。5年で1,000万円の貯蓄達成!働くママが少しでも楽になるお片付け&家計管理をご紹介します!
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