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整理収納アドバイザーの徳田かなです。「週末にがんばって片づけたはずなのに、またすぐ散らかる…」 「収納ケースを買って整えたのに、全然スッキリしない…」そんな経験はありませんか?もしかするとそれは、“片づけ方”を間違えている可能性があります。今回は、整理収納アドバイザーの視点から、片づけがうまくいかない理由とその解決法をお伝えします。

“片づけ”だと思ってやっていること、実は“モノを移動しているだけ”かもしれません。
たとえば、リビングのモノをとりあえず別の部屋へ運んだり、とりあえず見えない場所に突っ込んだり…。
見た目は一時的にスッキリしても、本当の意味での片づけにはなっていません。だからまたすぐに散らかってしまうんですよね。
片づけの本質は、「必要なモノを選び、適切な場所に収めること」です。“量”を見直さずに“場所”だけ変えても、根本的な解決にはならないのです。

よく、「収納グッズを買えば片づく」と思われがちですが、実は順番が大事。
片づけは【整理 → 収納】の順で進めるのが基本です。
整理とは、不必要なモノを取り除き、必要なモノだけを残すことです。使っていない、壊れている、気持ちがのらない…そんなモノたちは思い切って手放すことも大切です。
ここで注意していただきたいのが、手放す=捨てるではないこと。誰かに譲ったり、フリマアプリで売ったり、必要としている人につなぐことで、モノの本来の価値がきちんと活かされます。
片づける時は「整理」から行うことを、意識してみましょう。

「よし、今日は一気に片づけよう!」と休日に気合を入れるのも悪くありません。とはいえ、これだとリバウンドする可能性もあります。
なぜなら、片づけは“イベント”ではなく“習慣”にすることが大切だからです。
たとえば、
・就寝前に5分だけリセットタイムを作る
・ソファには何も置かないルールを決める
・使ったら元の場所に戻すことを家族と共有する
こうした“小さな習慣”の積み重ねが、心地よい暮らしをつくっていきます。一度に完璧を目指すより、毎日の中で自然に片づけができる仕組みを育てていきましょう。

「片づけてるのに片づかない…」という悩みも、やり方を少し見直すだけで変わります。“モノを移動する”のではなく、“整理して、習慣化する”こと。これが、散らからない家づくりのポイントです。
整った暮らしは、ただモノを片づけるだけでは手に入りません。「自分は何を大切にしたいのか」「どんな暮らしをしたいのか」その想いを見つめ直すことから、本当の整理は始まります。
焦らなくて大丈夫です。今日から、あなたのペースで本当の片づけを始めてみましょう。
この記事のライター
整理収納アドバイザー
徳田かな
55
看護師から整理収納アドバイザーとなった3児の母。「7秒で片付くお家が叶う」をモットーに活動中です。部屋を片付けたらお金も貯まりました♫整理収納だけでなく、家計管理も得意で5年以上継続中。5年で1,000万円の貯蓄達成!働くママが少しでも楽になるお片付け&家計管理をご紹介します!
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