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暑さ対策といえば「冷感グッズ」が定番ですが、それだけでは物足りないと感じることはありませんか。わが家には、1歳の豆柴、りきがいます。彼の体調管理と快適さを気にかけながら、同時に、自分自身の「心地よさ」も大切にしたい。そんな日々の中で見つけたのが、“五感”をうまく使って夏を乗り切る工夫です。冷たさや快適さは、温度だけで感じるものではない…そんな感覚を、りきとの暮らしが教えてくれました。今回は、わが家で実践している「人も犬も心地よい」涼のアイディアを、いくつかご紹介します。

部屋に入ったとき、まず目に飛び込んでくるものが空間の「体感温度」を左右することがあります。
たとえばわが家は、観葉植物が欠かせません。
また、クッションカバーも寒色系にチェンジ。水色やグリーンなど、涼やかな色を取り入れています。
大幅にエアコンの設定温度を下げなくても、こうした視覚からのアプローチだけで、体感的にはずいぶん違うものです。
暑い日はお散歩の時間も短くなりがち。
運動不足やストレスの解消に、わが家ではノーズワークトイが大活躍です。

特にお気に入りなのが、ひまわり型のノーズワークマット。明るい色合いで見た目も涼しげ、そして何より、花びらの間におやつを隠すことで、嗅覚と集中力をたっぷり使える工夫になっています。

「エアコンが効いていても、足元がベタつく……」そんな夏の不快感に、私が手放せないのが無印良品のい草スリッパです。
実は、夏に限らず年中履いているのですが、特に蒸し暑い季節には、その心地よさがじわじわ効いてくる。
「冷やす」より「調える」それが、い草スリッパの魅力です。
暑い日でも、少しでも心地よく過ごせるように、味覚の工夫は、わが家のささやかな楽しみのひとつです。
愛犬りきには、冷凍した手作りおやつを用意します。

ほんの少しチュールを混ぜた氷を、ニトリで購入したスイカ柄のプレートにのせて。ほんのり風味があるだけで、水を摂るきっかけにもなるし、なめている姿も涼しげで愛らしい。
もちろん、量には注意しながら、あくまでも“おたのしみ”として取り入れました。

私はというと、透明な緑色のグラスで緑茶を飲むのが夏の定番。見た目も涼やかで、ほっと一息つく時間にぴったりです。
湯飲みを使うよりも、視覚からの“涼”がある分、味わいまで軽やかに感じられます。
季節の風物詩を味覚でも感じることで、毎日の暮らしにちょっとしたご褒美のような楽しさが生まれます。

五感をやさしく刺激してくれる色や手ざわり。そういったひとつひとつが、私たちと愛犬りきの日常を、少しずつ軽やかにしてくれています。
猛暑が続く毎日だからこそ、立ち止まって、五感で感じる「涼しさ」に目を向けてみる。
それは、暮らしの中で自分と、大切な家族をいたわる方法なのかもしれません。
この記事のライター
yoko.u
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デコボコな愛犬たちとの暮らしを楽しみながら「少しずつ、手放して、整えていく」ゆるやかな断捨離を実践中。無理せず、気持ちよく続けられる収納や暮らしのヒントをお届けします。無印良品とニトリが、そっと生活を支えてくれています。
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