/
片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。片付いている家と散らかっている家には圧倒的な違いがあります。この違いをしっかり理解できると、散らかっている家が自然と片付く家に変わってくるのです。当たり前のことなのに、気が付くことができない、分かっていても変えられない、そんな皆様が多いようです。今回は片付く家と散らかる家の違いをご紹介します。

散らかっている家の多くの場合は物に住所が決まっていません。定位置がないので、片付けるとしても戻る場所がないのです。
片付けとは、元の場所に戻す、という事です。なので、元の場所がなければ片付くはずはありません。
片付いている家はほぼ全ての物に定位置が決まっています。特に日常的に使うような物にも定位置があります。TVのリモコンやティッシュなども定位置を決めています。
ちなみにこのティッシュも大きな違いがあって、片付いている家は1つの部屋に1つくらいですが、散らかっている家はリビングのあちらこちらから使いかけのティッシュが出てくるのです。ソファーの後ろに落ちていたり、床にもいくつも落ちている、テーブルの上にも椅子の横にも、棚にも、本当にあちこちにあるのです。
パッと手に届く場所にあった方がいい、そんな意見もあるようですが、場所も数も決めずにあちこちにある、という事が散らかっているという事なのです。

さて今回、片付く家と散らかる家のいろいろな違いをお伝えしました。それぞれの要因があるのですが、最終的に何が違うのか、というと、家や暮らしを大切に考えているかどうか?という事につながります。
大切な家のスペースに使わない物、要らない物を溜め込んでいいのか?毎日の暮らしをどのような部屋で過ごしたいか?どんなテーブルの上で食事をしたいか?そんなイメージがしっかりとできている事も大切です。
散らかっている家の人は自分の理想の暮らしをイメージできていない人が多いです。家の中だから、誰にも見られないからどうでもいいんだ、という人もいます。そのような考えではみるみる家は住まいではなく、倉庫の様になってきてしまいます。
イメージをしてください。どんな暮らしがしたいですか?
大きな家ではなくても、ダイニングテーブルの上がスッキリしていて、そのテーブルで家族で食事を…素敵じゃないですか。どうぞ皆さんの理想の暮らしをしっかりイメージしてください。
誰も見ていない、のではなく、自分と家族が毎日見て過ごす家です。
この記事に関連するキーワード
この記事のライター
片づけ・収納の専門家【保有資格】整理収納アドバイザー...
鈴木久美子
309
整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト、クリンネスト1級の資格を保有。片づけ、収納、暮らしを整える専門家として活動中。収納・片づけに悩む個人宅に訪問する『整理収納サポート』は500回以上。オンライン(ZOOM)を活用した『整理収納レッスン』も全国から依頼を受ける。YouTubeやInstagramでは暮らしに役立つ情報を発信中。小学生2人の母親。3LDKのコンパクトなマンションに暮らす。
ライフスタイルの人気ランキング
新着
公式アカウント