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ネットを見ていると「今後生成AIを使えない人材は不要」とばかり、使いこなし術のオンラインセミナーや書籍の広告が流れてきます。
いっぽう、私はといえば、500字でと依頼して「500字にまとめました」と自信満々で返された文章が200字だったり、要点を教えてと依頼した内容がまるでデマだったり、「もしかしてAIって使い道あったの??」という体たらく。
今日も広告を見てつい不安になってしまいました。本当にみんなそんなに使いこなせているの? もしかして私の使い方がおかしいだけ? 本当のところがどうなのか、40~50代の皆さんに聞いてみました。
「中学生の娘が推しグッズの詐欺に遭ってしまったのですが、これこれこういうことをされて、相手にはこうしてほしい、そのための内容証明の書き方を教えてと依頼して、必要事項と書き方のサンプルを出してもらっていました。こうすれば法的な手続きをとれるんだということが理解できたら溜飲が下がったみたいで、今度のことはいい教訓だった、もうだまされないと納得してあきらめたみたいです。本当に送るにしても、内容証明の作成なんて調べるのはとても大変だったのに、一発で解説付きで例文を作ってくれて感動しました。実は私も1つ送りたいところがあるから、それも作ってみようと思います」(49歳・デザイナー)
「chatGPTに自然言語で質問投げるくらいかなあ 。『Python3で【エラーメッセージ】が出てるけどこれなに?』とか。内容は概ね正しいですよ。あと、サンプルコードを書かせたりするのはだいぶ便利に使ってます。 もうひとつ、新人教育で『知らない単語はこいつに概要を訊いとけ』と指示してますね」(46歳・システムエンジニア)
「とっかかりすらないような難解な技術や国際規格のテクニカルタームや概要を説明させて、学習の手がかりにしています。 あとは技術文書丸投げして要約させてから読み始めたり、写真に撮ったもの投げて解析させたりで、だいぶ便利ですね。 仕事の速度上がるので助かってます。生成の類いだと、自分にノウハウがない分野のファシリテーションを引き受けるとき、原稿の草案作らせたり、アイデア出しさせるのも便利ですね。初経験の学術大会座長もこれで乗り切ることができました」(40歳・マシンエンジニア)
「検索エンジンがわりの、自然言語で返してくる相談相手みたいに使ってます。ぼくはフリーのプログラマなので、客方からこの言語でこんな案件だけどできる?って打診がきたら、chatGPTに概要を解説させてざっくり工数感を知る目安に使います。今までの検索エンジンと大差ない感じですね。調べ方とプロトコルの書き方は結構似てる。結局、返答が正しいかどうかも自分で検証出来ないと使う意味がないので、『めんどくさい調べもの作業を任せる』感じかな? 要約も、自分にそれを理解する素養がないと意味ないから」(49歳・フリープログラマ)
「仕事で新しい課題が出てきたときに簡単なフレームワーク分析をさせて、一般的な視点から見た課題感洗い出しとかしてます。事例にそのまま当てはめることはできないけど、自分の脳だけで考えているといつも同じ見落としが起きることがあって、違う視点から見るためのサポート役には適任かな。 あとは、最近ストレスたまって仕方ないのでメンター的にお悩み相談してもらってます。いつでも聞けるし無限に相手をしてくれるから下手なメンタルセラピーより役立った」(46歳・経理)
「ウチは全然進まない。たとえば社内文書をすべて読ませておいて、人間の質問に対してどの文書参照しろとかの回答や、改訂時に整合性確認させればよいのになとは思っているけれど、そのうち誰かがやるだろうって感じです」(51歳・外資化成)
「仕事中に好みのCGを描いてもらってやる気を高めてる」(49歳・社労士)
【編集部より】あなたはホントのところ、何に使ってますか? 生成AIの「リアルな活用」教えて! こちらから
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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