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「貯められない人の部屋はたいてい散らかっている」ってホント!? この本の主人公ミサキの部屋もまさしくその通り。たくさん服があるけど、明日着ていく服がないって、あなたも思い当たりませんか?まずは部屋を片付けて、お金と向き合って「貯まる体質」に改善スタート!
『マンガでわかる お金に人生を振り回されたくないから超ビギナーが今すぐやること教えてください』から、今回は特別に抜粋でお届けします。
片づけをするには、収納場所におさまるまでモノを減らす必要がありますよね。そのためにはどうしますか? クローゼットからいったん全部出さなくちゃいけません。そして「いる・いらない」と仕分けし、収納場所におさまる量まで減らしてから、再び使いやすい位置に収納し直すのです。
家計管理も同じです。「貯蓄しなくちゃ!」「節約しなくちゃ!」とやみくもにスタートするのは、パンパンのクローゼットに洋服をぎゅうぎゅう詰め込んで「片づけた!」と言っているようなもの。お金だって、最初に収支を全部洗い出して「使う・使わない」の判断をしなくてはいけないのです。そう、家計の「見える化」が必要です。
「貯蓄できない」と悩んでいる人の多くは、自分が何にどれだけお金を使っているか把握できていません。無計画にお金をおろし、なんとなくカードで支払い、必要に応じてチャージして、カードの引き落とし日に「えー? こんなに?」とあせるのです。「先月も大丈夫だったから、きっと今月も大丈夫だよね」と心に言い聞かせ、最終的にはボーナスでなんとか帳尻を合わせ、「全然貯蓄できないんですよ~」と嘆いてしまう……。もしあなたもそうだとしたら、今すぐ家計改善に向けてアクションを起こしましょう。
収入の「見える化」のポイントは 次ページ
まずは「収入の見える化」から始めましょう。確認するのは、あなたの1年間の収入です。「今年入社したばかりで、昨年の収入がない」という人は1カ月分の収入を12倍し、ボーナスの予測額を加えます。
収入は毎月の給与明細やボーナスの明細、あるいは源泉徴収票で確認できます。フリーランスや自営業であれば昨年の確定申告書を見てみましょう。昨年と今年の収入は違うと思いますが、ここではあくまでざっくりと確認できれば大丈夫です。
明細で確認すべきは「手取り収入」です。基本給ではなく、そこから社会保険料・所得税・住民税が引かれた「差引支給額」(いわゆる「可処分所得」)がそれです。フリーランスなら、さらに必要経費を差し引いた「所得金額」が手取り収入になります。1年分を確認したら、メモしておきましょう。
ちなみに社会保険料とは、公的医療保険(健康保険、国民健康保険)、公的年金(厚生年金保険、国民年金)、労働保険(労災保険、雇用保険)など。病気、ケガ、失業などで仕事ができなくなったときにも、あなたを守ってくれる存在です。税金を含めると控除額は収入の約2割。このお金の使い道を決めるのは政府です。「政治に無関心」なんて言ってはいられません。
収入の次に把握すべきなのは 次ページ
次に1年間の支出の確認です。家計簿をつけている人ならすぐわかると思いますが、そうでない場合には少し大変かもしれません。でも、ここで出したいのはあくまで概算。めんどうくさいでしょうけれど、まずは1カ月分の支出を洗い出しましょう。あとはそれを12倍すればいいのです。
毎月の支出には「変動費」と「固定費」の2つがあります。変動費は食費や水道光熱費のように、月によって変動する支出です。1カ月分のレシートやカード明細などを見て、一つひとつ書き出してみます。固定費は毎月定額の支出です。住居費や保険料、通信費、教育費などがそれ。自動引き落としが多いので、通帳やカード明細を見ながら確認しましょう。
さらに忘れてはいけないのが、「毎月あるとは限らない」という支払いです。旅行やイベント、冠婚葬祭などはもちろん、被服費や医療費などもこちらに含めたほうが計算しやすいかもしれません。昨年1年間にどれくらい使ったかを確認して、「特別費」として洗い出しましょう。
合計額が出たら、念のため昨年1年間に銀行口座から引き落とされた総額と照合してみてください。だいたい同じ額ならOK。もし何十万円もの開きがあれば、見落としている出費がないか再度見直しを。あるいは、「使途不明金」として計上しておきましょう。
「月々の収支も年間の収支もプラスになっています!」という人は安心です。でも余ったお金はどうしていますか? 普通預金口座に残っている、定期預金や投資の口座に移しているなら問題ありません。気になるのは「収支はプラスのはずなのに、どの口座にもお金が入っていない」というケース。
「お金が口座に残らない」「もっと増やしたい」そんな場合は、ぜひ
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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