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職場で素敵な出会いがあり、そのまま恋をスタートする女性は少なくありません。
しかし、身元がわかりにくい相手の場合、本当に彼女なしのシングルなのかはわからりづらいもの。
今回の記事では、職場に来る配達員に恋をしたものの、実は彼の正体が知り、戸惑ってしまった経験のある愛知県在住の女性・茜さん(仮名・36歳)の体験談の【後編】を紹介します。
茜さんは、その配達員の苗字しかわからなかったので、Facebookなどで「彼の正体」を調べることもできませんでした。LINEの名前も、彼は「ゆう」としか記載しておらず、それも本名なのかあだ名なのか、さっぱりわからなかったそうです。
そこで、茜さんは彼に「そういえば、名前を知らないのですが。教えてもらってもいいですか?」とLINEすることに。すると、彼は数日してから「ごめんね。今連絡に気づいて……。どうして?」と尋ねてきたとか。
「名前を知りたい理由」が彼への不信感からだったこともあり、食い下がるのも気が引けた茜さんは、それ以上聞くのをやめることにしたのだとか。
その後、彼は職場の配達に来なくなりました。
不思議に思った茜さんは、新しい配達員の男性に「前に配達員をしていた方は、どうなったのですか?」と確認することに。すると、驚きの回答が返ってきたのです……。
明かされた事実 次ページ
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新しい配達員の方は、ガテン系で色黒。以前配達員をしていた彼とは、タイプが違う人でした。新しい配達員の人は、茜さんの問いに対し、こう答えたそうです。
「ああ、彼ね。すごくカッコいいよね。僕も、カッコいいと思う! 結婚して子どもがいるのに、いつまでも若々しくて凄いよね!」
屈託のない笑顔で、明るく話す新しい配達員さんに対し、動揺が隠せない茜さん。
(えっ、彼……既婚者だったの……?!)と心の中はパニックでした。
恋をしていたイケメン彼が「既婚者」であることがわかり、顔がみるみる真っ青になる茜さん。新しい配達員さんは「わっ、顔色が悪いよ、どうしたの?」と心配してくれたのだとか。
「体調があまり良くなくて……。心配は不要です」と、その場をごまかした茜さん。どうしてもイケメン彼の「今の状態」を把握したかったので、さらに「質問」をすることにしたそうです。
「実は、彼から『配達員が変わります』というアナウンスもなかったので、心配していたんです」
茜さんが寂しそうに伝えると、その配達員の方は納得したような顔をして、話を続けました。
「彼は、配属が変わったんだよ、お知らせしてなくてごめんね。これから、こちらに配達へ向かうのは僕になりますので、よろしくお願いします」
新しい配達員さんは、ニコニコとした笑顔で、その場を明るく立ち去っていきました
家に帰ってから茜さんは… 次ページへ
茜さんはその後、やり取りしていた彼のLINEを即ブロック。茜さんは彼と恋愛したかったけど、不倫したいとは考えてはいませんでした。そもそも「平日の夕方以降(18時以降)、土日」に連絡をすると返信が遅れがちだったのも、彼が既婚者で「家の用事」があったからなのでしょう。
その苦い経験から、茜さんは「もう二度と、身元のわからない人に恋をしない」と心に誓ったそうです。今は友人からの紹介によるご縁で、素敵な彼氏を見つけて交際されているとか。来年には、結婚も控えているそうです。
「会社に定期的に来る人」といえども、身元の詳細がわからない人の場合は、よく相手の様子を観察した上で恋愛した方がいいのかもしれませんね。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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