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「親しき仲にも礼儀あり」とは、遠慮がなくなると不和のもとになるから、親しい間柄でも礼儀を重んじるべきということわざです。 (一社)日本プロトコール&マナーズ協会の松田玲子先生は、親しい間柄だからこそ、良い関係を保つために相手への気遣いが大切と話されました。
今回は、そんな近しい関係の人とのマナーについて教えていただきます。
【 気品を身につけるシンプルな教え#106親しき仲にも礼儀あり編 】前編
家族とはいえ、何でも許されるわけではないようです。一緒にいる時間が長いからこそ「親しき仲にも礼儀あり」だと感じる場面はあります。たとえば、家の中での恰好や、下品な態度や荒い言葉遣い。家族だからといって甘えすぎずに、相手を思いやって過ごす必要があります。適度な距離感を持って過ごしてみてはいかがでしょうか。
「ありがとう」の一言があるのとないのとでは、お互いの気持ちも変わってくるものです。小さなことにも「ありがとう」と伝えられるよう、意識しておきたいですね。
仕事に関しても同じです。親しい同僚から助けられたら、「ありがとうございます」の一言を。
仲の良い関係性だとその相手に甘えてしまい、メールやLINEも「あとで確認すればいいか」と対応が疎かになってしまうこともあります。どうしてもメッセージが見られない状況の場合もありますが、相手によって態度を変えないで皆同じに対応しましょう。
一緒に生活をする家族や、仕事を複数人で行う職場などでは使う物を他の人と共有することがあります。自分勝手に使ってしまわないように、皆がスムーズに利用できるためにも共有物を使用したら速やかに元にあった場所に戻す癖をつけるといいですね。
仲が良い間柄だとしても、他人の家におじゃまする際は気を付けなければいけないこともたくさんあります。「勝手知ったる……」で、自分の家と同じように過ごしてしまうと、相手は嫌な思いをしてしまうかもしれません。
仲が良くなると相手に甘えてしまい、相手が忙しい時間帯や、寝るような時間帯であっても少しくらいなら大丈夫でしょうと電話をかけてしまうこともあります。仲が良いと、その相手の生活リズムなども把握できているはず。先にLINEなどでメッセージを送ってから電話をするというのも一つです。ただし、深夜時間帯などは避けてください。
▶つづきの【後編】では、仲がいいから、昔からの付き合いだからといって、やってはいけない付き合い方についてお届けします。__▶▶▶▶▶
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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