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結婚はお互いの愛を誓いあってするもの。しかし近年では婚活サービスなどの影響もあってか、「条件のすり合わせ」で一緒になるというケースも増えているようです。結婚には価値観や金銭感覚が合うことも確かに必要ですが、それでも「お互いに想い合って結婚した」と信じたいものですよね。
本記事は夫のカミングアウトによって絶望したある女性の赤裸々エピソードを紹介する【後編】です。
「妥協して選んだ」と言われて 次ページ
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恵さんは明美から笑われた途端、まるで自分がバカにされたような気がして、悲しくなったそうです。パートナーから「妥協して選んだ」と女友達の前で告白されるだなんて……。こんな屈辱、他にありませんよね?
そもそも恵さんから見ても、夫だって好みの見た目の男性ではありません。ですから、恵さんにとっても夫は100%理想の相手とは言えないのです。むしろ、理想の人と結婚できる人なんて滅多にいないだろうとすら、恵さんは思っています。
夫から猛烈なアプローチを受けて結婚に至った恵さん。いままで、ずっと自分のことを愛してくれたからこそ、結婚相手として選んでくれたのだと思っていました。でも、まさか妥協して選ばれていただなんて。
あげくの果てに、夫は「本当は明美ちゃんがよかった。でも、僕には勿体ないと思った」と言い出す始末。この発言には、恵さんもすっかり呆れたそうです。
帰って夫に抗議したら… 次ページ
それがいくら事実だったとしても、そんな話をはっきりと人前で話すことに対し、恵さんは凄く腹がたったそうです。その後、恵さんは家に帰るなり、夫に「どうしてあんなことを言うの? 私が恥をかいたじゃない」と抗議したそうです。
しかし夫は「あの様子だと2人の関係がなかなか進みそうにないから。ちょっと嘘をついただけ。明美には理想ばかり追いかけていないで、結婚して欲しいと思ったから。妥協も大事だと伝えただけ。あれは本音ではないから心配しないで」と、ヘラヘラした顔で言い始めたそうです。
恵さんからすれば、「あんなことを言ってすまなかった。君のことはちゃんと愛しているから」と。ただ一言いってほしかっただけなのに。本当に明美を説得させるための嘘だったとしても、平気な顔で人前で嘘をつく夫を、もう信用できないと感じたそうです。
こうやって割り切ることに 次ページ
結局、明美は紹介した男性とは連絡すらとろうとせず、「また、いい人がいたら紹介して」と言い始める始末。しかし、人のために動いてまた傷つくようなことがあると、それも辛いですよね。あの出来事から、二度と誰かに人を紹介するのはやめようと、恵さんは心に誓ったそうです。
この経験から、明美さんは夫にあまり期待しすぎないようにすることにしました。夫は大手企業に勤めているし、収入も安定している。一緒にいれば、お金で苦労することはないだろう。そう受け止めて、今は「同居人」と割り切って過ごしているといいます。ただ、もう夫のことを信用するのは難しいとも感じているのだとか。
どんなに仲がいい夫婦でも、うっかり発言がきっかけで溝が出来てしまうことも。円満な夫婦関係を長く築くためにも、恵さんの夫が発したような「相手が傷つくような発言」は、極力控えた方がいいと言えるでしょう。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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