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この時期、おしゃれをしてフレンチレストランに行かれる人もいるのでは? フランス料理のコースでは食べ方にマナーがあります。今回は、特に間違えやすいポイントをピックアップし、(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生に教えていただきました。
【 気品を身につけるシンプルな教え・リバイバル フレンチのマナー編 】前編
席に案内されたら、椅子の背もたれにもたれかけずに正しい姿勢で座ります。体とテーブルの間は握りこぶし1つ半くらい空けて座ります。それより遠い場合、ご自身で椅子の位置を直すことができればご自身で直し、難しければスタッフの方をお呼びして椅子を中に押して頂きます。
バッグは背もたれに置く方が多いようですが、これはちょっと考えもの。小さいバッグならば膝の上(ナプキンの下)に置きますが、膝に乗らない大きさのバッグは右の足下に置きます。なぜならば、お料理のサービスは左側から行われますので、このときに左側にバッグがあると邪魔になるからです。
ここ最近のトップレディ達のお集り等ではバッグを左足元に置くこともありますので、その時々の状況に合わせることも必要です。
メニューを見るときの姿勢に気を付けましょう。メニューを見ようとするあまり、前のめりになると美しい姿勢が崩れます。また、メニューに書いてある内容をしっかり読もうとすると険しい目元になってしまう場合もありますので、エレガントな振舞いを保てるようにいたしましょう。
▶グラスに口紅がついたときは、どうする?
いえいえ、どちらもNGです。グラスについた口紅を指で拭ってしまったら、グラスが割れることもあります。また、自分がおもてなしをする側で、真っ白なリネンを口紅で汚されてしまったらと想像してみてください。落ちにくい口紅では、なおさら悲しくなりますね。
レディーのたしなみとしては、食事が始まる前に、口紅を軽くティッシュで拭っておくことが思いやりでもあるのです。
カトラリーとはナイフとフォークのことです。左利きの場合は、カトラリーを逆の手で持って結構です。右利きの方は右手にナイフ、左手にフォークを持って、ペアで一組と考えて一緒に使います。
食事の途中でワインやお水を召し上がる場合、お皿にカトラリーを置きますが、その時には、できるだけナイフとフォークを奥の方に「ハの字」にして置きます。
カトラリーの柄が手前に出ていると袖に引っかかるなどのトラブルが予想されますので気を付けます。
ナイフをお皿に置く時に、ナイフの刃先の向きに気を付けていますか。ナイフの刃先は自分側に向けておきます。なぜならば、ナイフの刃先をお相手に向けることは、敵意があるサインとみなされたヨーロッパの歴史に由来するものだからです。ナイフの刃先は必ず自分側に向けます。
また、ご存知とは思いますが、ナイフを口に入れたり、ナイフについたソースをなめたりすることはNGです。
次のページへ▶▶育ちのよい人がパンを食べるときに「なさらないこと」とは?お育ちがバレやすいテーブルマナー
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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