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妊活中の性交渉、つい義務的になっていませんか? 妊娠力を上げたいなら「ふたりが気持ちよくなること」が大前提。オーガズムで、腟トレで、妊娠力アップのためのコツを伝授します!ドクターのアドバイスも参考にしてみてくださいね。
【オトナサローネ×あかほし特別企画】
女性
【排卵】卵子のもととなる卵胞が女性ホルモンの刺激で卵子へと成長。
成熟した卵子が卵巣を飛び出して卵管采さいにキャッチされて卵管にとどまります。卵子がここで生きられる時間は約24時間。
低温期は卵子が成熟するまでの準備期間。卵子が卵巣から出る(排卵)前後5日間を排卵期といい、その後、子宮内膜が厚くなる高温期に突入。
男性
【射精】1回の性交渉で射精される精子の数は約2億~3億個。
その精子が1つの卵子を求めて腟内から卵管へ移動し、卵管にたどり着ける精子の数は数百個にまで減少。精子の受精能力は約72時間。
【受精】
卵管で卵子と出会った精子は酵素を出して卵膜をとかします。
最もすばやい精子が卵子の中に入って合体、受精卵に。細胞分裂を繰り返しながら子宮へ移動。
【着床】
排卵後に分泌される黄おう体たいホルモンの働きで、子宮の内側の壁(子宮内膜)はふかふかのベッド状に。
そこに、約1週間かけて到着し受精卵がつきます。
【妊娠】
子宮内膜にくっついた(着床)受精卵は、細胞分裂を繰り返し、赤ちゃんへと成長。
着床から約10日後に妊娠反応があらわれます。基礎体温の高温期が続き、月経が遅れたら妊娠の可能性が。
①オーガズムを感じて精子を吸い上げる!
オーガズムを感じると子宮が精子を吸い上げる動きが起こります。コレ、ウソのようなホントの話。まさに、子どもを宿す子宮の神秘です。
②精子をムダにしない体位で行なう!
あれこれいろいろな体位でHを楽しむのがスキンシップの一つですが、精子が子宮にとどまりやすい体位は正常位といわれています。
③回数が減る原因の義務Hはやめるべし!
「義務H→ストレス→気持ちよくない」の悪循環になったら、性交渉の回数がぐっと減ります。減ったら妊娠率もダウン。義務Hは妊活の敵!
④腟トレで性交渉の回数をふやす!
肌と同じように、腟も年齢とともにコラーゲンの減少や筋肉の衰えによってゆるみます。ゆるむとHの刺激が弱まって気持ちよさも半減。
妊娠するためには性交渉が必要。そこから妊娠力を上げるには、お互いが"気持ちよくなること"がたいせつです。
性交渉は男性が圧倒的に気持ちいいものというイメージがありますが、女性も楽しまなくては正しい性交渉とはいえません。オーガズムを感じるために腟トレで腟をキュッと引き締める、引き締まった腟はフィット感がいいから夫婦で気持ちいい、気持ちよくなったら自然と回数もふえて、体位もいろいろなパターンを楽しみたくなります。本当に気持ちのいい性交渉で赤ちゃんを授かれたら、こんな幸せなことはないですよね!(喜田先生)
出典『赤ちゃんが欲しい2015冬』
産婦人科医・形成外科医
喜田直江 先生
なおえビューティークリニック院長。産婦人科医として分娩・手術経験を積んだのち、形成外科医の道へ。これまでに美容婦人科手術2000症例以上の実績を持つ婦人科形成のエキスパート。女性の性や体の悩みに親身にアドバイスしてくれる頼れるドクターです。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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