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よかれと思ったのに…「悲惨なサプライズディナー」で妻が大激怒。妻の堪忍袋はどこまでもつのか

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目次

 

 

サプライズディナーでの炎上

「実は先週、妻が『なんだか気持ちが落ち込み気味……』とつぶやいたんです。私は『よし、ここは夫として盛り上げてあげなきゃ!』と張り切って、サプライズで夫婦の特別ディナーを計画したんですよ。

当初は、離れで妻と二人きりで、ワインでも飲みながらゆっくり過ごそう……と考えていたのですが、なまじ母が近くにいるものだから、『母さんが手伝ってくれれば楽だし、味も保証付きだ!』とひらめいてしまったんです。それで母に『妻を元気づけるために豪華なご飯を作ってほしい』と頼んでしまいまして」

 

──えー!そこはタケヒサさんの手作り料理ではないんですか??

 

「僕は料理も好きなのでそうすればよかったですよね(苦笑) 母は『任せてちょうだい!』と張り切って、夕方から台所を占拠しました。離れのキッチンと母屋を行ったり来たりしながら、すごい勢いで煮物やら天ぷらやらを大量に作り始めたんです。結果、キッチンはまるで総菜屋さんのような状態になりました。それだけならまだしも、母は完成した料理を大皿に盛って、『せっかくなら私も一緒に食べちゃおうかしら』と離れにどっかり居座ってしまったんですね。私は『あれ、二人きりのディナーのはずだったのに…』と焦りつつも、母を追い返すのも悪いと思って黙っていたんです」

 

──そのあとに奥様が帰宅された際の様子はどうでしたか?

「妻が帰宅してくると、そこには煮物やら天ぷらやらが山盛りに並ぶ食卓。そして真ん中に鎮座する私の母。妻は『え…? 何これ? どういう状況?』と硬直していました。私としては『サプライズディナーだよ!』と笑顔で言ったんですが、妻は当然引き気味。挙句の果てに母は『たまにはみんなで食事もいいわよね! あら、それとも私、邪魔かしら?』なんて言いながら、結局そのまま夕食を一緒に楽しんでいったんです」

 

妻が本当に望んでいたのは 次ページ

妻が望んでいたのは二人きりの静かな時間

後日、妻に「あれは一体何のつもりだったの?」と怒られました。妻が欲しかったのは「二人だけの静かな時間」だったらしく、「どうしてお母さんを巻き込むかな?」「しかもあんな大量のおかずが並んで……」と大ブーイングでした。

 

「妻いわく『あなたって本当に空気読まないよね。私が落ち込んでるときこそ、二人で会話しながらゆっくり過ごすのが大事なのに、お母さんを混ぜてどうするの?』と言われ、ぐうの音も出ませんでした。確かに、よかれと思って動いたのに、結果は妻が気まずい思いをする羽目になったという最悪のパターン。もう何度繰り返すんだって感じですよね…」

 

──それは…奥さまの落ち込みが余計に増幅しますよね。色々な課題があるとは思いますが、そのなかの一つとして夜の営みにも悩みがあるとのことですね。。今後の夫婦関係をどのようにしたいとお考えですか?

 

夫婦間のすれ違いが夜の営みにも影響

「妻は心底呆れているかもしれません。でも、私は本当に妻を元気づけたかっただけなんです。ただ、母の存在や豪華料理が、妻にとって癒しになるとは限らないってことを、またしても痛感しました。結果的に妻は『もういい、当分そういうことしなくていいから』と呆れてしまい、当初の目的だった『妻を喜ばせること』は達成できませんでした。そんなわけで、やっぱり私にはまだまだ『空気を読む力』が足りないんだなと反省しています。

夜の営みだって、妻に『まずはあなた、落ち着いて考えてみてよ。日中にイライラさせられたら、夜もそんな気分になれないってば』とピシャリと言われちゃうんです。でも、私はしたくて……『わかってるんだけど、つい』というのが正直なところでしょうか」

 

──なるほど。レスの期間は長いのでしょうか?今後の夜の夫婦関係はどうしたいのでしょうか?

 

「レス歴は約1年ぐらいですね。とはいえ現状は夫婦仲の改善が大事だと思っていて『妻が気持ちの余裕を取り戻せるように』と考えてはいるものの、日中に僕の空回り行動が多すぎるせいで、妻がまったくリラックスできていないのが現状です。それどころか逆にイライラさせてしまっています。

妻に『もうちょっと落ち着いて行動してくれたら、夜に二人でゆっくり話す時間だって作れるのに』と言われると、本当に返す言葉がないんですよ。ただ、頭では理解していても、『妻が落ち込んでる! 何かしなきゃ!』と思うと、反射的に空回りが始まってしまう。そこが僕の一番の課題だと思っています」

 

空気を読むより大切なことは 次ページ

おわりに

周囲を思う気持ちが強いあまり、ついつい先走ってしまうタケヒサさん。いわゆる「空気を読めない」行動の裏には、「妻を助けたい」「何とか気分を盛り上げたい」という誠実な思いがあるのも事実です。しかし、そこに妻が本当に求めているものをすくい取るプロセスが足りなければ、どんな親切も空回りしてしまうということを、今回のエピソードは如実に物語っています。

 

夫婦生活では、ときに「言わなくてもわかるだろう」というすれ違いが生まれがちですが、タケヒサさんの場合はむしろ、何でもすぐ行動しがちな点が問題を複雑にしているようです。妻の本音を聞く前に周囲を巻き込んでしまうから「そこまでやる?」と驚かれるような事態になり、余計に妻がストレスを溜める結果を招いています。

 

本当に大事な人を喜ばせたいなら、空気を読むより先に相手の言葉に耳を傾けることが大切なのかもしれません。タケヒサさんがこの先、奥さまとの会話を重ねるなかで少しずつ成長し、二人の時間を取り戻すなかで「空気が読めない男」を卒業し、「妻にやっと認めてもらえた」と誇らしげに語れる日が訪れるのでしょうか。

 

数年後に夫婦がどのような状況にあるのか、再びインタビューを出来ればと思います。

 


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この記事のライター

OTONA SALONE|オトナサローネ

女の欲望は おいしく。賢く。美しく。OTONA SALONE(オトナサローネ)は、アラフォー以上の自立した女性を応援するメディアです。精神的にも、そして経済的にも自立した、大人の女のホンネとリアルが満載。力強く人生を愉しむため、わがままな欲望にささる情報をお届けします。[提供:主婦の友社]

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