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セックスには体の巡りをよくしたり、免疫力を高めたり、自律神経をととのえたりと、体にいいことがたくさん。愛あるセックスで満たされると、精神的にも安定し、ホルモンの分泌が促進されます。妊娠しやすい体づくりにつながるのです。
週に2〜3回のペースで夫婦生活をもてれば、男性の精子にとってもプラス!禁欲期間をおかずに射精するほうがDNAの損傷が少なく、元気な精子がつくられます。『はじめての不妊治療 体外受精と検査』より
「吐き気とムカムカが続いて、予定日になっても生理はこない。これはもしかして…と思い、妊娠検査薬を試してみることに」
しかし、1人で検査する勇気が出なかったA子さん、夫が仕事から帰宅するのを待って、検査することにします。
「多分妊娠かも、と思っているのに陰性が出ると、ものすごく落ち込んじゃう気がして」
そうしていよいよ妊娠検査薬を使用。判定は…陽性でした。
「陽性がわかった瞬間、夫は『やったー!』と叫んで大喜び。ぽろぽろと涙をこぼして私に何度も『ありがとう、ありがとう』と言っていました」
その後、産婦人科で診察を受けたA子さんは、タイミング的に新婚旅行での仲直りHで妊娠した…と確信。
「確かにあの時のHは、今までのHとは違って、お互いに気持ちが通じ合っていたような気がします。赤ちゃんもきっと、『これなら大丈夫』と思ってやってきてくれたのかな」
ちなみに気になるのが、その後の夫婦の関係。妊娠期間中や産後は、ストレスは大敵。はたして再び大げんかは勃発していないのでしょうか?
「それが、あの新婚旅行の大ゲンカ以来、ケンカはほとんどありません。カッとなる前に、ちゃんと話し合おう、と決めたので、今では昔を知る人がびっくりするくらい(笑)おだやかな夫婦です」
めでたしめでたし、といったところですね。
続いての夫婦は 禁欲的な交際の末に結婚して… 次ページ
今回は、H美さん(28歳/団体職員)のエピソードをご紹介。
実はH美さんと夫、ふたりとも結婚前は実家暮らし。さらに、H美さんの両親はなかなか厳しい方だったそうで、「結婚前に外泊は禁止」と言われていたのだとか。そのため、交際中にふたりきりになれる場所と言えば、ラブホテルくらい。しかも、H美さんの門限は23時だったので、なんとなく「時間に追われる」デートしかできなかったそうです。
そんなふたりが5年の交際を経てついにゴールイン。
「両親は門限をちゃんと守って送り届けてくれる誠実な夫が大好き。我が家に結婚の挨拶に来たときは、大喜びしていました。ただ、『今日は泊っていきなさい』とすすめる父に、夫が『いえ、ちゃんと入籍するまでケジメは守りたいので』と断っていたのは、今思い出しても笑えます(笑)」
実は、H美さんの夫も、ご両親に負けず劣らず堅物なのかもしれませんね…。
結婚の挨拶をすませてから話はトントン拍子に進み、彼のプロポーズから半年後、めでたくゴールイン。
新婚旅行はふたりの希望で北海道に決定。
「北海道のニセコにある、露天風呂付きの客室がある宿にずっと宿まってみたくって。そこでのんびりしよう、ということで北海道に決めました」
旅行の初日は観光を満喫。北海道の海の幸に舌鼓をうち、名所めぐりを楽しんだ私たち。そして夜が更け…。
「夫が、一緒にお風呂に入ろうって言ってきたんです」
そうして客室露天風呂に入ると、夫はH美さんを優しく抱きしめます。
「正直、『え?ここで?お風呂で?』という気持ちはあったんですが、お酒もちょっぴり入っていたし、私もちょっと開放的な気分になっていたので(笑)、まぁいっか、と思いました」
気持ちがぐっと開放的になって 次ページ
そうして、営みがスタート。しかし、その日の夫は、なんだか様子が違っていました。
「前戯が執拗というか…(笑)。いつもよりも長く時間をかけていました」
なんだかとっても情熱的な夫、最中もずっと、「好きだよ」「可愛いよ」なんて囁いてくれたり、ギュッと抱きしめてくれたりして、H美さんの気持ちもどんどんと高まっていったのだとか。
「思えば今までのセックスって、ラブホテルとかビジネスホテルとかで、時間を気にしながらそそくさとHしてそそくさと帰る…って感じだったんですよね。終わったら余韻に浸る暇もなく『今、何時?』『まだ大丈夫?』なんて言ったりして(笑)。
でも、晴れて夫婦になって、初めて時間を気にしなくてもよくなったので、お互いにリラックスしていたというか、解放的になっていた気がします」
なんとその夜は3ラウンドまで励んだ、というH美さん。
「次の日も予定をキャンセルして、宿でゆったりしていました(笑)。あぁ~こういうまったりした時間が欲しかったんだよね、なんて話しながら」
その後、H美さんの妊娠が判明したのは、新婚旅行から1ヶ月後。
「毎日基礎体温をつけていたのですが、高温期が長く続いていたのと、おっぱいが張る感じがしたこと。それにやたらと眠くなったんです」
最初は、「生理が来るのかな?」と思っていた、というH美さんですが、あまりにも症状が続くので、妊娠検査薬を試してみることに。すると、あっという間に陽性反応が!
「なんだか、実感もないままドンドン進んでいった…という感じで、喜ぶ余裕もないまま。ただ、陽性反応が出た妊娠検査薬の写真を、仕事中の夫にLINEしたら、即電話がかかってきて…泣いていました(笑)」
今振り返ってみると、新婚旅行先でリラックスした状態だったのが、妊娠に繋がったのかも…?とH美さん。
「言い方がおかしいですが、余計なことを考えずに没頭できたというか、ふたりで集中できたというか。それがよかったのかな?と思っています」
ちなみに、生まれてた赤ちゃんの性別は…女の子。堅物な(失礼!)夫は、さぞ箱入り娘に育てるのかと思いきや…
「夫は、『将来を考えている相手なら、成人していたら外泊してもいいし、一人暮らしをしてもいい』と言っています。どうして?って聞いたら、『ずっと一緒にいたいのに、泣く泣く門限に急かされる辛さと悲しさを、娘の最愛の相手に味わわせるわけにはいかないだろう』って。夫も相当我慢してくれていたんですね」
これからも、さまざまな体験談をご紹介していきます。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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