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今回は、「婚活のために外見や趣味を変えるべき?」と迷う2人の女性の葛藤と、“男性ウケ”に合わせる婚活への疑問についてお伝えしています。
前編「『ショートはモテない、趣味も隠して』婚活アドバイザーの“お作法”に戸惑う女性たちの選択」
に引き続き、本編では、自分の価値観を大切にしたことでつながった、新たな出会いのかたちをお届けします。
誤解してほしくないのは、私は「結婚相談所の人の言うことなんて聞かずに、ありのままの自分でいいんですよ」と言いたいわけではありません。婚活では、ボサボサの髪にノーメイクで、「ありのままの自分を見てほしい」という人が選ばれる可能性はゼロに近しいからです。
婚活アドバイザーとして、私も男性ウケのいいヘアメイクやファッションを勧めます。けれど、その人自身が大事にしている自分の「軸」や「個性」を隠したり、変えたりする必要はないと思っています。ショートカットが気に入っているなら、変える必要はありません。海外旅行が大好きで、それを励みに仕事をがんばっていることを隠す必要もありません。
むしろ、好きなことや夢中になっていることがあれば、ぜひプロフィルに書いてほしいと思います。本人の人となりが生き生きと伝わるプロフィルは印象に残ります。たとえば、スポーツやゲームなど、男性にもファンが多いジャンルの趣味があれば話のきっかけにもなります。
プロフィル写真のおすすめは 次ページ
A美さんは、カツラを勧められた結婚相談所はやめて、別の結婚相談所に入会しました。もちろん、プロフィル写真はショートカットのままです。私からのアドバイスは、「プロフィル写真は、プロに撮影してもらうこと」です。A美さんは、普段はあまりメイクをしないので、プロフィル写真を撮影したスタジオで、ヘアメイクをしてもらうことを勧めました。できあがった写真は、A美さんが持っている涼やかで凛とした美しさを際立たせるものでした。メイクが苦手な人は、プロに依頼するのもおすすめです。
プロフィルを登録すると、さっそく複数の申し込みがあったそうです。A美さんの婚活は、ようやく始まったところです。
趣味で意気投合できる相手と出会って… 次ページ
一方C子さんは、プロフィルに「趣味は海外旅行」と書きました。本物のサファリを体験したくて、ミュージカル「ライオンキング」のファンである妹を説得して、一緒にアフリカのケニアへ行ったエピソードを載せました。
すると、さっそく海外旅行好きの男性から申し込みがありました。彼は2歳上のエンジニアで、今までなら写真を見て「顔が好みじゃない」とお断りしていたタイプの男性です。今回は「旅行の話を聞かせてほしい」という一言に心をつかまれてお見合いを受けることにしました。実際に会ってみると、写真で見るより好青年です。ちなみに、男性の場合はとくに「写真より実物のほうがいい」というのよくあることなので、写真だけで判断しないで一度会ってみることをお勧めします。
初対面のときから、旅行や食の話題で二人は意気投合。出会って半年後には、二人で結婚相談所を成婚退会しました。新婚旅行はアフリカへ行こうと計画しているそうです。
自分が大事にしていること、パートナーと一緒に楽しみたいと思っていることは、あきらめる必要はありあせん。「そこがいい」と言ってくれる相手と出会うことが、婚活の目的なのですから。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。次回の婚活ストーリーもお楽しみに。
前編「『ショートはモテない、趣味も隠して』婚活アドバイザーの“お作法”に戸惑う女性たちの選択」
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