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しつけなんか二の次でいい、親は「教育者」になってはいけない。親として一番大切で根本的な役割とは

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目次

「親として子どもをちゃんとしつけなければ」と思いながら育児をしているママ・パパは少なくないでしょう。子どもの幸せを願うからこそだと思います。しかし、「しつけ」よりも、もっと大切なことがあるとしたら……?

\子育ては過保護でいい。/

児童精神科医として50年にわたり、多くの子どもと保護者に接してきた佐々木正美先生が伝える子どもの心とからだの発達のために本当に大切にしたいこと

子育て中のママ・パパの悩みに寄り添う佐々木先生のメッセージを、書籍『子育てのきほん 新装版』(ポプラ社)から一部抜粋してお届けします。

教育者にならないでください。親は絶対的な保護者であってほしい

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※画像はイメージです

ひとつ心得てほしいことがあります。それは、親は「教育者」になってはいけないということです。これは絶対にいけない。親は保護者です。絶対的な保護者であってほしい。

教育現場は「教師が生徒に正しいことを言ってきかせる」ということが非常に多い。しかも、言ってきかせたことに従わないと、叱る、罰則を与えるということにつながることが多いです。体罰というのはその最悪のケースですね。こうした風潮は、日本にはかなり根強く、教師だけではなく親もこうした考え方になってしまっているところがあります。

もちろん親も子どもを叱らなくてはいけないことが、いろいろあると思います。けれど、まず体罰はやめるべきです。あまり危ないことを繰り返すのでついコツンと手が出てしまった、という経験がある人は多いと思いますが、基本的には絶対に手を出すべきではないです。それはなんの解決にもなりません。一度手を出したからといって、それですべての子どもが健全に育たないということはないでしょう。けれども、こうしたことは、必ず繰り返します。日常的になっていってしまう。

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※画像はイメージです

体罰というのは、何ひとついいことがない。それで子どもは傷つくだけです。親を恐れて禁止されたことをしなくなるかもしれないけれど、本質的に「なぜ禁止されたか」を理解したわけではなく、単に「親に叱られるから」親の前ではしなくなる、というだけにすぎないことのほうが多いのです。また、感情的になって手を出してしまった親は、後で「なんであんなことで手を出したのだろう」と落ち込んでしまう。親にとっても、子どもにとっても、「説教して言うことをきかないから体罰」というのは、最悪の状態です。どちらにとっても、不幸な結果しか残りません。

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※画像はイメージです

叱りすぎてしまう、手を出してしまう、というのは、お母さんの気持ちに余裕がない場合が多いです。子どものことや、それ以外のことで心配ごとが多くてイライラしてしまったり、悲しくなってしまって、八つ当たりをしてしまうことがあるのはよく理解できます。

けれど、根本的なところに立ち戻ってみてください。親は、多少甘やかしすぎようが、かまいすぎだろうが、常に子どもを保護し、認めてやることが一番の役割です。子どもを喜ばせること、それを自分の喜びにできれば、それがなにより大切で、それができているなら、しつけなんか二の次でいい、ということを思い出してみてください。

こうした温かい親子の人間関係ができていれば、子どもは大きくなってから自分でほかの人と関わり、親に教えられなかったことも学んでいくことができるのですから。

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この続きは、是非書籍でご覧ください。

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『子育てのきほん 新装版』(ポプラ社)

※本記事は、『子育てのきほん 新装版』著:佐々木 正美、イラスト:100%ORANGE/ポプラ社)より抜粋・再編集して作成しました。


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マイナビウーマン子育て

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