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あのことばも実は略語!?知るだけで楽しいことばの雑学を紹介します。
\ことばの雑学や常識、図表で一気読み!/
人気インフルエンサーけんたろさんが、身近なことばの雑学を紹介する一冊。Xで累計240万以上の「いいね」を獲得した「バズ図表」が多数掲載されており、楽しみながら見るだけで一気に教養が身につきます!
今回は、実は略語な言葉の正式名称について、書籍『けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典図解とクイズで広がる教養』(KADOKAWA)から一部抜粋してお届けします。
年配の人から「最近の若い人は言葉を略し過ぎだ」と言われることがありますよね。でも、実は我々が普段使う中に、略されている言葉はたくさんあります。「実は略語」な言葉をご紹介します。
古代中国の「経世済民」を略した言葉です。現在の政治と同じような意味で昔から使われていました。明治以降、“economy”の訳語として頻繁に使われるようになったようです。
首席はトップを意味し、宰相は広辞苑で調べると「古く中国で、天子を輔佐して大政を総理する官。総理大臣。首相。」と載っています。首相の言葉の中に首相が含まれている二重表現のような言葉です。ただ「首相」は日本国憲法に記載された言葉ではなく、報道などで使われる内閣総理大臣の通称です。
お金を払って得た権利の証明となる紙片のことを古くから「切手」と呼んでいました。日本の近代郵便制度の創始者である前島密が、“郵便物に貼って支払済を表す印紙”に「切手」という言葉をそのまま当てたそうです。
元々は仏教用語で、仏陀が衆生を救うためにこの世に出現することを指す言葉で、「出+世間」でした。悟りを開くことも意味します。
2位以下を大きく引き離すことを指す言葉ですが、元は「ずば抜けて」の意味を持つ「断然」と首位を表す英語の“top”が合わさった言葉の略。
朝の挨拶である「おはようございます」から「おっす」と短くなり、さらに「おす」へと略されました。そこから「自我を抑えて我慢する」という意味を込めて「押忍」という漢字が当てられました。
大衆を扇動するための政治的な宣伝を意味するドイツ語の「デマゴギー」を略したものです。元の意味の通り、政治的な意味合いを持つ言葉でしたが、昭和になってから、単純に「嘘」や「根拠のない噂」の意味で使われるようになりました。
屁を「鳴らす」の名詞である「鳴らし」に「お」をつけて婉曲に表現した言葉で、そこから一文字略されました。元々の言い方の方が上品な感じがあってよいですよね。というのも、一般庶民は昔から「屁」と言っていましたが、宮中に仕える女房たちが隠語として用いていたためです。
電動客車をより細かく表現すると、「電動機付き客車」または「電動機付き貨車」となります。電車は架線あるいは軌道から得る電気を動力源として走行しています。
計算機という本来の役割を表す意味の言葉が略されています。1962年に世界初の電卓が登場し、1964年に現在のシャープから日本初の電卓が発売されました。当時の価格は53万5千円と車を買えるほどの値段でした。今では100均で売られているものもあるのに驚きですね。
英語で“ball-point pen”と言い、これを略した言葉です。ボールという単語が使われている理由は、ボールペンの構造上、先端に小さな回転玉(ボール)があるためです。
英語で「下部構造」や「基盤」を意味する“infrastructure”から略されたものです。電気・ガス・水道・電話・道路・線路・学校や病院などの公共施設など、私たちの生活に欠かせないものを指す言葉となっています。
「コンプレックス“complex”」が「複合の」を表す英単語で、同一ビル内に複数のスクリーンを備えた複合型映画館のことを表します。国内の代表的なものとしては、TOHOシネマズ、イオンエンターテイメントなどがあります。
シャーペンが「シャープペンシル」の略ということを知っている方は多いと思いますが、実はこれも略語。1838年にアメリカで「エバーシャープ」という筆記具が登場し、その後1915年に現シャープの創設者である早川徳次氏が国内初となるものを考案し、「エバー・レディー・シャープペンシル」という商品名をつけヒットさせました。
イタリア語で「小さい音と大きい音を出せるチェンバロ」という意味です。いつの間にか「小さい音」を表すピアノだけに略され、楽器を表す名詞となりました。元のピアノの意味は今でも音の強弱を表す「メゾピアノ」や「ピアニッシモ」と併せて音楽記号として使われていますね。
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この続きは、是非書籍でご覧ください。
※本記事は、『けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典図解とクイズで広がる教養』著:けんたろ/KADOKAWAより抜粋・再編集して作成しました。
※写真はイメージです
この記事のライター
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