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時間はないけれどもう一品欲しいときには、切って和えるだけの時短レシピが重宝します。加熱作業不要の簡単なメニューですが、食材の組み合わせや味つけ次第で、一気にレパートリーを増やすこともできますよ!
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
毎日の食事作りで悩むのはメニューの組み立てですよね。主菜は決まっても、それに合わせる副菜をどうするかで困ることはありませんか? 特に時間がないときには、パパっと作れるような簡単なレシピがあると、食事作りがもう少し楽になるかもしれません。
副菜は、主菜に足りない栄養を補う上でも重要なもの。できればきちんと用意したいところですが、時間と手間をかけられないときだってあります。暑い時期には火を使いたくないし、ほかの調理器具が埋まっていてスムーズに調理が進まないことも。
そんな状況でも、合間を使って短時間に作れてしまうのが「切って和えるだけレシピ」。あと一品欲しいときに使えるお助けレシピを、今回はご紹介します。
特に加熱しなくても、そのまま食べられる食品はたくさんあります。
加熱しなくても食べられる食品⚫︎生食できるものきゅうり、レタス、トマト、水菜、キャベツ、白菜、かぶ、大根、ねぎ、にんじん、セロリ、長芋、たまねぎ、アボカド、刺身、わかめなど
⚫︎加工食品ハム、ツナ、サバ缶、サラダチキン、ちくわ、かまぼこ、カニカマ、豆腐、水煮豆、チーズなど
生食できるような野菜や魚介類、缶詰めやハムやソーセージなどの肉の加工食品を使えば、加熱不要で切って和えれば完成。今は便利な調理済みの加工品や、解凍するだけで食べられる食材も豊富。そういったものも取り入れれば、使える食材はもっと多く、切ることすら不要な場合もあります。
どんな食材を使って、どんな組み合わせをするのかがポイント!
うまみを出してくれる食材は入れるだけで味に奥行きを加えてくれますが、全体の味をまとめて、締めてくれるのは調味料。甘味、塩味、酸味などを加えることで味わいが変わってきますよね。大人向けなら辛味や苦味なんかもアクセントになってオススメ。さらにはオイル類やハーブ・香味野菜などで香りづけするのも、味に深みやパンチが出て◎
同じ食材を使っても、味つけを変えるだけで仕上がりはガラッと変わり、バリエーションが増えます。ドレッシングと同じ要領で、和えるときの調味料を選べば間違いなし! 切って和えるだけでも無限大の可能性があるんです♪
切って和えるだけですが、食材によっては下処理も必要です。塩分が入ると食材から水分が出てしまうため、水っぽい仕上がりになってしまいがち。アクがあってえぐみがある場合もあります。
調味料で和える前に、必要に応じて余分な水分やアク抜きをすれば食感やうまみもよくなり、調味料もムダにせずに済みます。
トマト、たまねぎ、かつお節はうまみの強い食材。一緒に和えることでさらうまみが増しておいしくなります。たまねぎはポン酢に漬けることで辛味は控えめになりますよ。しっかり辛味を取りたい場合は、あらかじめ水にさらしてから使ってください。
材料(4人分)・トマト……2個・たまねぎ……1/2個・大葉……4枚・かつお節……3g・ポン酢……大さじ4~5
作り方① たまねぎ、大葉を千切りにして、半量のかつお節とポン酢を加えて混ぜる。② たまねぎがしんなりしたらざく切りにしたトマトを加えて和える。③ 残りのかつお節を上にかける。
魚介類の刺身にかければ和風カルパッチョ。豆腐にかけたり、素麺やうどん、パスタの食べるタレとしても合います。個人的には炊き立て白米との相性が抜群なのでオススメ。
しょうがを加えたり、マヨネーズを少しかけてみたり……気分に合わせてアレンジもしやすいですよ♪
にんじんで作る副菜の代表と言えばキャロットラペ。お酢効果で1週間程度保存できる上に、鮮やかなオレンジ色がさらにきれいに出せ、さっぱりした味わいもイイですよね。自分で作ると味つけも好みで調整できるので◎
材料・にんじん……1本・塩……小さじ1・オリーブ油……大さじ1・酢……大さじ3・はちみつ……大さじ1・レモン汁……小さじ1・塩こしょう……適量
作り方① にんじんを千切りにして塩をまぶしてしばらく置く。② 残りの材料をよく混ぜ、水分を絞ったにんじんを加えてよく和えてなじませる。
作りたては食感も固めで、パリッとしたにんじんの食感と香りが強く、食べごたえアリ。時間とともにしんなりし、味もまろやかに変化してきます。それぞれの味わいがあるのでお好みで。
たくさん作っておいて、プラス食材や調味料で変化させれば、あと一品が即席で完成! ツナやマスタード、マヨネーズは間違いなし。しょう油などで和風にしてもOK。セロリやハムなど加えたり、ナッツやレーズンでデリ風にも。揚げ物に混ぜて南蛮漬け風にするのもおいしいです。
ベースがシンプルなだけにアレンジは自由度高し!
にんじんやハムを加えて、彩りよく仕上げたコールスロー。粒マスタードを使って見た目も華やかで、プチプチ食感や酸味もアクセントに。粒マスタードの代わりにカレー粉を使えば、子どもが大好きなカレーマヨ味に。
材料(4人分)・キャベツ……400g・にんじん……40g・ハム……4枚・コーン……50g・粒マスタード……大さじ1・マヨネーズ……大さじ3・砂糖……小さじ1~2・酢……大さじ1・塩こしょう……適量・塩……小さじ1
作り方① キャベツとにんじんを千切りにして、塩をまぶして10分程度置く。② 出てきた水分をしっかり絞って、コーンと千切りにしたハムを入れ、残りの材料すべてと和える。
もし練乳があったら、砂糖の代わりに使ってみて。マイルドな甘みでコクも出ます。作りたてより、少し置いてなじんできたくらいがおいしいですよ♪
かぶのやさしい甘みとうまみのあるちくわを合わせました。ごま味噌にマヨネーズを加えてコクと香ばしさのある味つけです。
材料(4人分)・かぶ……3個・ちくわ……4本・ごま……大さじ2・砂糖……小さじ1・酢……大さじ1・しょう油……小さじ1・味噌……小さじ1・マヨネーズ……大さじ2・塩……小さじ1
作り方① かぶをいちょう切りにして塩をまぶして10分程度置く。② ごまを擦り、残りすべての調味料を加えてよく混ぜる。③ かぶの水分を絞って切り、ちくわは斜め切りにする。④ ②と③を和える。
※ごまはすり鉢がない場合はすりごまを使えばOKです。
セロリが苦手な子は多いですが、ごま油の香りを効かせると意外に食べやすく、お箸が止まらなくなる味に。サラダチキンとわかめも足して、満足度の感じられるおかずにしました。
材料(4人分)・セロリ……2本(葉の部分除く)・サラダチキン……1個(200g)・わかめ……40g・ごま……大さじ1・ごま油……大さじ1・鶏がらスープの素……小さじ1・しょう油……大さじ1/2・塩……小さじ1
※わかめは塩蔵タイプでも乾燥タイプでもOK。水で戻しておきましょう。材料の分量は戻した状態の量です。
サラダチキンは市販のものでも自家製でも。意外と簡単に作れるので、時間があるときに作っておくと便利です。作り方はこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
作り方① セロリは斜め切りにして塩をまぶしてしばらく置く。② サラダチキンは食べやすいように手で割く。③ セロリがしんなりしたらしっかり絞って水を切り、すべての材料を和える。
我が家の定番「切って和えるだけ」おかず代表、大根サラダ! その日の気分で味つけしますが、イチオシなのが野菜系ドレッシングで和えたもの。作りたてはシャキシャキ、時間が経つとなじんでまた違った味わいで、どちらもおいしいです。
材料(4人分)・大根……10cm・きゅうり……1本・ツナ缶……1缶・大葉……10枚・ドレッシング(野菜系和風がオススメ)……大さじ4 ・ごま……大さじ1・ドライオニオン……お好みで
作り方① 大根、きゅうり、大葉は千切りにして水にさらし、アク抜き&シャキッとさせる。② しっかり水気を切って、ドレッシングで和える(大葉はトッピング用に半量取り置く)。③ ごま、大葉、フライドオニオンをかける。
仕上げに少しマヨネーズをかけるとまろやかさが加わり、おいしいので試してみて♪
うまみの塊であるキムチを使った和え物。長芋ときゅうりのポリポリシャキシャキな食感が楽しい一品です。
材料(4人分)・キムチ……50g・山芋……150g・きゅうり……1本・ごま油……小さじ2・ごま……小さじ1・ポン酢……大さじ1
※味つけはお好みで調整してください。
作り方① きゅうりと長芋をサイコロ状に切る。長芋は酢水にさらしてアク抜きする。② 残りの材料と一緒に和える。
食べやすく切って和えるだけ。タコやマグロなどと和えてもイイですよね。韓国海苔をかけても◎
白菜の定番の浅漬けに、昆布のうまみと柚子の香りをプラスしました。瑞々しいシャキシャキっとした白菜のおいしさを楽しめます。時間があるときに漬けておけば、すぐに食べられます。
材料(作りやすい食べ切りの量です)・白菜……300g・昆布……3g・柚子の皮……3g・塩……小さじ1(6g)
※白菜の重さに対し、塩は2%程度が目安です。昆布や柚子はお好みで増減してください。塩昆布を使ってもOK。その場合は塩の分量を調整してください。
作り方① 白菜を縦に半分に切ってからざく切りにする。柚子の皮は千切り、昆布はキッチンバサミで細長く切る。② ①をすべてポリ袋に入れて塩を加え、よく振って揉みこむ。③ 空気を抜いて、ポリ袋の口を縛りしばらく置く。
水分が出てしんなりすれば食べごろに。漬かり具合で味わいも変わってくるので、お好みのタイミングで出してください。出てきた水分は塩辛いので、水分を切ったほうが白菜の味を感じられます。
切って和えるだけレシピは、食材の組み合わせや味つけ次第で、バリエーションは広がります。冷蔵庫にあるものや、ストックしてある缶詰などが活用できるので、普段のメニューにも取り入れてみてください。
基本的にはそのまま食べられる食材ばかりなので、時間がないときや面倒なときは、余分な水分やアクを抜く作業はしなくてもOK。下ごしらえをすることで食感や味の入り方も変わるので、時間があるときにはぜひやってみてくださいね♪
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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