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失敗したとき、アドバイスや励ましばかりしていない?子どもの挑戦を支える親のはたらきかけ

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目次

子どもには失敗を恐れずに挑戦してほしい!そんなときは、失敗を前向きに捉える大人のはたらきかけが大切です。

\親が知っておくべき「子育てで本当に大事なこと」/

度々話題になる子どもの「教育格差」や「体験格差」。非認知能力を育むために、子どもの「体験」は重要なことです。では、そもそも豊かな「体験」とはどんなものなのか、体験によって何が変わってくるのか―――。現代で子育てに関わるすべての大人が知っておきたい「子育ての新しい教養」が詰まった一冊です。

今回は子どもの挑戦を支える大人のはたらきかけについて、書籍『子どもの生きる力をのばす5つの体験 答えのない子育てで本当に大事なこと』(辰巳出版)から一部抜粋してお届けします。

子どもの挑戦を支える大人のはたらきかけ

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※画像はイメージです

ある保育所で、子どもたちが平均台を使って運動していたときに、何度やっても端から端まで渡り切れず途中で落ちてしまう子がいました。その子に対して保育士は「○○ちゃん、面白い遊びをしてるね。途中でポンって降りるんだね。降り方上手だね!」と声をかけたのだそうです。途中で落ちるのは、失敗ではなく「途中で降りる遊び」だと発想を変えるはたらきかけをしたわけです。すると、子ども自身も自分の行動を「うまくいかないから何度もやり直す」のではなく、「ほかの子とは違う面白いことをできた」と前向きに捉えられるようになりました。その結果、その子は途中で降りることを気にせず何度も挑戦することができ、いつの間にか端から端まで渡り切れるようになっていたといいます。

うまくいかなかったことに対して「ここをもうちょっとこうしたらよかったね」とアドバイスをするのもひとつですが、「これ面白いね。こんなのなかなかできないよ」「素敵な作品だから飾っておこうかな」と、こちらがポジティブに捉えていることを伝えると、子どもは失敗に捉われずにすむのです。そして「工夫しながらもっとやろう!」と意欲的に挑戦することができ、やがて自分の力で成功にたどりつくことができるでしょう。

失敗による心の葛藤

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※画像はイメージです

まわりが「失敗しても気にしなくていいよ!」と伝えたとしても、本当に全く気にせず挑戦し続けられるのは簡単ではありません。子どもの心の中には失敗したことに対して、「うまくできなかった」という悔しさや腹立たしさ、「みんなに失敗を見られた」という恥ずかしさ、「できるようになりたい」という希望など、さまざまな思いが渦巻いているはずです。このような複雑な気持ちと向き合って、乗り越えていくこともまた失敗体験による大きな学びになります。

自分の中にネガティブな思いを抱え込むのは、大人であっても苦しいものです。「平均台が滑りやすかったから」「まわりの声が気になったから」など失敗の原因は自分の外にあるとしてしまえば気持ちはラクになるでしょうが、本当の失敗の原因を見極められなければ、そこから成長していくのは難しいでしょう。悔しさや自分への腹立たしさを感じるのは悪いことではありません。それをバネにしながら「今度はどうしたらうまくいくのかな」「次こそは!」と、前向きに考えられるように導くのが大人の役割だと思います。

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※画像はイメージです

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この続きは、是非書籍でご覧ください。

※本記事は、『子どもの生きる力をのばす5つの体験 答えのない子育てで本当に大事なこと』著:汐見 稔幸/辰巳出版より抜粋・再編集して作成しました。


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マイナビウーマン子育て

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