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児童精神科医が教える、「きょうだいゲンカで上の子がキレる」場合の対処法

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目次

なるべくお互い納得するかたちで終わらせたい「きょうだいゲンカ」。でも上の子が怒りをぶつけすぎている様子があるなら、よく話を聞いたほうがよさそうです。

\キレる子どもへの対応と支援法を解説/

暴言を吐く、暴力をふるう、注意されると反発する……。キレる子どもは、なぜそうなってしまうのでしょうか。そして親はどう対応すればいいのでしょうか。25年以上の臨床経験を持つ児童精神科医・原田謙先生が子どもの心に寄り添う対応法を解説。マンガも交えてわかりやすくキレる子の気持ちや背景に迫ります。

今回は「きょうだいゲンカで下の子に怒りをぶつける子」について、書籍『キレる子どもの気持ちと接し方がわかる本』(講談社)から一部抜粋してお届けします。

事例きょうだいゲンカで下の子に怒りをぶつける子

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兄が弟に怒りをぶつけてしまう

子どもの怒りは多くの場合、弱いものに向かいます。「親は怖いけれど、学校の先生は優しい」という場合には、先生にキレることがあります。マンガでは、小学5年生のGくんが幼い弟に強く当たっています。怒りの矛先が、年下のきょうだいに向いてしまっているのです。Gくんは、弟と仲が悪いわけではありません。基本的には弟に優しく接していて、仲良くゲームで遊ぶこともあります。ただ、対戦ゲームで弟に負けたときなどに、突然怒りを爆発させ、弟に対して攻撃的な言動を取ることがあります。マンガの場面では、Gくんがゲームに負けただけで怒って、突然、弟を突き飛ばしてしまいました。弟は「いじめられた」と感じて母親に泣きつき、結果としてGくんは母親から叱られました。

上の子は我慢している場合が多い

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(※画像はイメージです)

きょうだいゲンカが起きると、マンガのように親が「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と言って、年上の子を諭そうとすることがあります。しかし、それでは上の子を我慢させることになります。下の子の言い分ばかり聞いていて、上の子の気持ちにフタをしたような状態になることがあるのです。マンガでも、Gくんは「やだよ」「なんでオレばっかり」と言って、不満を示していました。

親がいつも上の子を叱っていると、上の子が大人のいないところで、こっそり下の子をいじめるようになりがちです。親には逆らえないけれど、怒りの行き場もないということで、隠れて下の子に強く当たるようになってしまうのです。

上の子がきょうだい間のいさかいでキレる場合には、ケンカが激しくならないように、早めに対処する必要があります。「きょうだいは多少ケンカをするもの」と考えて様子を見ている家庭もありますが、暴力が出てしまっている場合や、暴言が度を過ぎると感じる場合には、なんらかの対応を始めましょう。

「不満があるのでは」と考えてみる

キレる行動の背後には、さまざまな思いがあります。

「これだけケンカが続くということは、上の子にも何か不満があるのでは?」と考えてみることが大切です。暴力や暴言は、気持ちをわかってほしいゆえの行動です。下の子の気持ちだけではなく、キレてしまう上の子の思いも汲み取りましょう。きょうだいゲンカが続いているときには、必ず両者の言い分を聞いてください。話を聞くのは、どちらが正しいのかを判定するためではありません。どちらの気持ちも受け止めるためです。

気持ちを受け止めたうえで、必要に応じて、上の子にも下の子にも「相手がどう思っていたのか」を伝えましょう。ケンカをするとお互いに嫌な思いをすることも伝えます。ケンカ両成敗ということで、どちらに対しても、叱るべきところは叱りましょう。そして仲直りができたら、子どもたちをほめてください。

対応のヒント

いつも下の子の言い分ばかり聞いて、上の子を叱っていたら、きょうだい仲は悪化しやすくなります。親子の信頼関係も崩れていきます。両者の話を聞き、それぞれの気持ちを受け止める必要があります。

信頼関係をつくっていく

キレる行動には対応する。でも子どもの思いも受け止める。それが信頼関係を築くコツです

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この続きは、是非書籍でご覧ください。

※本記事は、『キレる子どもの気持ちと接し方がわかる本』著:原田 謙/講談社より抜粋・再編集して作成しました。


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この記事のライター

マイナビウーマン子育て

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