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IT社会の今、「ノートパソコン」という言葉は当たり前のように使われています。いわずもがな、ノートのように開き、気軽に持ち運べる薄型パソコンを指しますが、実は海外ではノートパソコンとは呼びません。では、海外でノートパソコンを意味する言葉は?お子さんと一緒に考えてみてくださいね。
実は「ノートパソコン」は和製英語なのです。なんと、英語圏では通じません。知っていましたか?東芝が、1989年に軽量のDynabookを発売し、それ以降「ノートパソコン」と呼ぶようになったようです。
「ノートパソコン」は、英語圏では一般的に「Laptop PC」と言います。「Laptop」とは膝の上という意味です。
机の上の「デスクトップ」に対して、膝の上の「Laptop」(ラップトップ)というわけです。実は「Laptop」は、日本でも一時期使われていたんですよ。
以前日本で呼ばれていた「Laptop PC」は、1980年代から1990年代初頭にかけて出回っていた、2つ折り式のコンピュータで、気軽には持ち運べないようなものでした。今の日本で一般的な「ノートパソコン」よりも少し大きめのパソコンだったのですね。それに対して新しく出てきた軽量のパソコン(東芝Dynabook)を差別化して「ノートパソコン」という言葉が使われだしたようです。
この東芝Dynabook発売は、パソコンの歴史を変えたほど衝撃的な出来事でした。Dynabookのお陰でパソコンと人の距離が近くなったように思います。「Dynabookの歴史はノートパソコンの歴史」と言ってもいいくらいなのではないでしょうか。ちなみに、dynabookシリーズは、今も新たな挑戦を続けて人とパソコンの距離を縮めています。
なんと、Laptop PCとDynabookとの差別化で生み出された言葉が「ノートパソコン」だったのですね。日本人の知恵というか計らいで使われだしたとは、勉強になりますね。和製英語を調べることで、歴史とか経緯まで知ることが出来るようです。この機会に親子で和製英語からいろいろ学んでみてはいかがでしょうか。
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マイナビウーマン子育て
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