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共働き夫婦にとって仕事と家事・育児の両立は悩みの種。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールで息つく暇もないのでは? そこで、夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日をのりきるコツを実践しているママに、お話を聞きました。
家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどう乗り切っているの?」と疑問を持つママやパパに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。
第37回となる今回は、テレビ大阪でアナウンサーとして働くママのタイムスケジュールを朝〜日中編・夜編にわたりインタビュー。夜編では退勤後のタイムスケジュールと子育てについてうかがいました。
奈良県生駒市出身。2018年にテレビ大阪に入社。2024年2月に第一子である長女を出産し、2025年4月に職場復帰。ローカルニュース番組「やさしいニュース」の取材やリポートのほか、「おとな旅あるき旅」「片っ端から喫茶店」に不定期で出演。ナレーションなども担当する。
――帰宅後の様子を教えてください。
川北さん18時ごろに帰宅して、まずは子どもに夕飯を食べさせたいので、朝のうちに下準備しておいたメインを仕上げて、副菜をサッと作ります。そのあと、大人の食事を準備しますね。娘に食べさせてから、大人はあとでゆっくり食事……としたいところですが、結局娘の相手をしながらになるので、落ち着いて食べられてはいません(笑)。
――お風呂はスムーズに入ってくれますか?
川北さんそうですね。お風呂で遊ぶのが好きみたいで、声をかけると、脱衣所まですぐに移動しています。まだ、いわゆる「イヤイヤ」みたいなものはそれほど強くないかもしれません。ただ、構ってほしい気持ちは強いですね。私たちが夕飯を食べていると娘もそこに入りたい!と思うようで、すぐに近寄ってきます。だから、私が片手で食べながら相手をすることもしょっちゅうです。1人で遊ぶより、大人と一緒に遊ぶほうが楽しいようですね。
――夜の家事や育児の分担について教えてください。
川北さん夫が帰宅したら、食器洗いやお風呂掃除などを担当してくれることが多いです。基本的に夫は19時~19時半には帰宅しますが、遅くなる場合は、事前に連絡をもらっています。夫が職場の飲み会などで帰りが遅い日は、帰宅から寝かしつけまでワンオペになるときもありますが、そういう日は事前にわかっているので、気合いを入れて乗り切っています!頻繁ではないので、心の準備さえしておけば、なんとかなっていますね。
――寝かしつけはスムーズですか?
川北さん保育園に通い始めてから、寝るリズムが整ってきて、寝かしつけもだいぶラクになりました。1歳前まではなかなか寝てくれず、私も泣きそうになりながら3時間くらい抱っこして揺らしている……なんてこともよくありました。今は、夜泣きもほとんどなくなって、20時半から21時くらいまでの間には眠ってくれます。だいたい夜の絵本タイムが終わると、そのままスッと寝ることが多いです。
――川北さんは何時ごろ寝ているのでしょうか?
川北さんできれば23時には寝たいのですが、気づけば0時を回ってしまうこともあります。一方で子どもの寝かしつけと一緒に、つい一緒に寝てしまうこともありますね。でも、子どもが寝たあとに自分時間を楽しみたいときもありますよね!そういうときは、満身創痍でも、気合いを入れ直して起きます(笑)。それから、夜中にふと目が覚めた日は、本を読んだり明日の準備をしたり、ちょっとした時間を楽しむようにしています。
――忙しいときにも欠かせないルーティンはありますか?
川北さん読み聞かせは、毎日必ずやりたいですね。それと、晩酌の時間も大事です!お酒を飲みながら、夫とその日のできごとや、娘の話をすることが息抜きであり、大事なコミュニケーションの時間にもなっています。お互い育児や仕事で忙しいからこそ、少しでも落ち着いて話せる時間を大切にしています。
――「これは助かった!」と感じたパパの子育てエピソードはありますか?
川北さん寝かしつけ後に夕飯の片づけができていないときに、洗い物や片づけ、残り物の冷蔵保存までしてくれていて、とても助かりました。言わなくても、私がやろうとしていたことを気づいてやっておいてくれるのは、本当に助かっています。家事も育児もしっかり自分ごととして考えてくれていることが伝わってきますね。
1歳半になった娘です。お気に入りの絵本は何度もリピート!
――子育ての方針として大切にしていることは何でしょうか?
川北さん一緒にいる時間は、子どもに100%向き合うことを意識しています。日々どんどん成長していくので、その姿を見逃したくないですね。だから、「ちょっと待って」は言わないようにしています。例えば、絵本を「読んで」と言われたら、自分のごはんを食べているときでも、料理中でも、手を止めてすぐに読むようにしますね。子どもの「今やってほしい」という感情を大切にしたいし、好きなことや興味・関心の幅も広がると思うので、できるだけ応えてあげたい。好きなことにはどんどん挑戦してほしいし、得意なことを伸ばしてあげたいと思っています。
――お子さんの反応もどんどん豊かになってくる時期ですよね。
川北さんそうですね。最近は、絵本の好みや遊びの傾向もはっきりしてきて、一緒に過ごす時間がますます楽しくなっています。娘が好きな本を読むと、「もう一回!」と何回も言ってくれるので、同じ本を何度も読むこともありますね。同じ本を読む場合も、「1日10冊」のうちの1冊にカウントしています。
――ほかにはどんな遊びが好きですか?
川北さん最近はダンスも大好きで、音楽をかけるとよく踊っています。どんどん踊れるようになってきて、大人も一緒になって踊るのが楽しいです。楽器遊びにも関心があるようで、太鼓のおもちゃや身近なものを叩いて、音を出して遊んでいます。リトミックの体験にも行ったことがあり、本人も楽しそうだったので、今後通わせることも検討しています。
――休日はどのように過ごしていますか。
川北さん娘は外出が好きで、最近は朝起きてすぐに私のところへ靴を持ってきます。早いとは思いますが、朝6時から 公園に行くなんてこともあるのですが(笑)、なるべく娘の気持ちを尊重しています。会社が、土日はできる限り家族と過ごす時間を優先に考えてくれているので、私は基本的に土日休みです。それでも、たまに仕事が入ることもあります。夫はカレンダー通りの休みなので、私が仕事のある日は娘を任せることもあります。
ナレーションのお仕事の様子。毎回楽しく収録しています!
―― 育児をしていて、とくに嬉しさを感じる瞬間を教えてください。
川北さん子育て中の方は、みなさん同じだと思いますが、子どもができなかったことをできるようになったときは嬉しいです。歩けるようになったとか、回せなかったダイヤルのおもちゃを回せるようになったとか、成長を感じられる瞬間ですね。その中でも、とくに絵本への反応が変わる瞬間がとても楽しいです。子どもって目がキラキラしていて、本当にいい笑顔をしますよね。娘の表情に癒されて、疲れも吹き飛んで、また頑張ろう!と思えるんですよ。仕事の励みにもなっています。
――家事と育児の両立に役立てている家電アイテムはありますか?
川北さんどちらも出産前から使っているのですが、ドラム式洗濯乾燥機と電気圧力鍋です。復職後に改めてその便利さを実感しています。洗濯機は夜にセットすれば、朝には乾燥まで終わっているので本当にラクです。圧力鍋は自動調理機能つきなので、朝のうちに具材だけ切ってセットしておくだけ。帰宅したら一品できているので、時短にもなり、助かっています。
――最後に、川北さんと同じように育児と仕事を両立しているママパパに向けて、メッセージをお願いします。
川北さん私もまだまだ手探りの毎日ですが、育児も仕事も一人で頑張ろうとせず、周囲とつながり、支え合っていけたらいいなと思っています。一緒に楽しみながら、乗り越えていきましょう!
(写真:川北さん提供イラスト:ぺぷり取材・文:宮本貴世)
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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