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写真と食の力で子どもの幸せを創ることを目指す総合保育テックサービス「はいチーズ!」を提供する千は、8月22日「はいチーズ!の日」に合わせて、写真と子どもの自己肯定感の関係性に関する調査結果を発表しました。
自己肯定感に関する意識調査:写真が育む子どもの前向きな力
「はいチーズ!の日」は、子どもの“いま”を残すことの大切さを伝える記念日として2016年に制定されました。写真の持つ価値や可能性について考える機会となるよう、様々な取り組みを展開しています。
近年、日本の子どもの自己肯定感の低さが社会課題となっています。こども家庭庁が2024年に発表した調査では「自分に満足している」と答えた子どもの割合は諸外国に比べ低い水準にあります。(※)
自己肯定感の低さは、不登校やいじめ、将来への不安感、自殺のリスク増加とも関連があると指摘されています。
こうした課題の解決には「写真を通じて、子どもが“認められた経験”を可視化できる」ことが自己肯定感の土台を築くことにつながると言われています。
「はいチーズ!」ではこれまで、子どもたちの成長を7億枚以上の写真で記録。同社は、写真は単なる記録媒体ではなく、人と人を繋ぎ、時間を超えて幸せを伝える力を持つと信じています。
8月22日「はいチーズ!の日」をきっかけに、写真が子どもの心に与える新たな価値について、社会全体で改めて考える機会となることを目指します。※出典:こども家庭庁 我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査 (令和5年度)
全国の保育園や幼稚園・小学校に通う子どもを持つ保護者1,225名を対象に「写真と子どもの自己肯定感に関する意識調査」を行いました。
「子どもの写真がいつでも見て楽しめる場所にある」と回答したのは84.5%でした。
写真を見返す頻度については「保護者(親)のみ」では週1回以上が55.6%と半数を超えた一方、「子どもと保護者(親)で一緒」では40.2%に減少。写真は保護者自身の楽しみになりがちで、親子で共有する機会が意外に少ないことがわかりました。
子どもの自己肯定感について聞いたところ「不安・課題がある」と回答した人は28.7%でした。
一方で、写真を通じて「子どもが自分に自信を持ったり、前向きな気持ちになる」と感じたことがある保護者は59.1%にのぼり、子どもが写真を見返したときに「笑顔が増える」「楽しかった出来事を具体的に話すようになる」などの、良い変化を実感している人が多い結果となりました。
教育評論家の親野智可等(おやのちから)氏が提唱する「ほめ写プロジェクト」では「子どもの写真を飾り、日常的にほめること(ほめ写)」で自己肯定感が向上することが確認されています。
「ほめ写」を3週間実施し、脳活動の差を測定したところ、自分の写真を見るとポジティブなイメージが強化され、子どもの自己肯定感が向上する可能性があることも明らかになっています。
写真の活用がほめることに効果的な理由は「子どもが頑張った時の写真や大切な家族の写真を家の中に飾る」という行為そのものが、子どもの存在を認めていることにつながるためです。
飾っている写真を見ながら、自然な会話の中で子どもの努力や魅力を伝えることができます。
プロジェクトリーダーである親野氏は次のように述べています。
「無条件にほめることによって、子どもは親の愛情を実感できるようになり、自分の存在も肯定できるようになります。すると、他者を思いやる気持ちや頑張るエネルギーが自然にわいてきます。」
教育評論家の親野智可等氏が中心となり、写真を用いて子どもをほめることで、子どもの自己肯定感を向上させるという新たな子育て習慣を発信・啓発する取り組みです。公式ウェブサイト:https://homesha-pj.jp/
千http://sencorp.co.jp
(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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