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ときわ台ときわ通りクリニックはこのほど、日本全国在住の30〜50代の男女550名を対象に「“身体的な老化”に関する意識調査」を実施しました(インターネット調査)。
年齢を重ねるとともに、ふと「最近、体の変化を感じることが増えた」と思ったことはありませんか?
日本は世界でもトップクラスの平均寿命を誇りますが、健康に過ごせる「健康寿命」との差は依然として課題です。一般的に、生活の質を下げる原因として、関節や運動機能の不調が大きく関わるとされ、その背景には30〜50代から始まる“老化のサイン”を見過ごすことが影響しているケースもあるといわれます。
特に30〜50代は、仕事や家事、育児といった多忙なライフスタイルを送る世代。体調に変化を感じても、「年齢のせいだから」「まだ大丈夫」と自己判断し、症状を放置してしまうことが少なくありません。
しかし、この違和感を放置すれば、慢性腰痛や膝関節のトラブル、肩の可動域制限など、重大な疾患に発展するリスクがあると考えられます。
こうした背景から今回、現代人の老化サインと対策について明らかにすべく調査を実施。「“身体的な老化”」のサインと対策に迫っています。
Q1. 身体的な”老化”を感じ始めたのは何歳頃ですか?
トップ3(1)40代後半:21.8%(2)40代前半:19.8%(3)50代前半:14.4%
40代で老化を実感する人が最多、30代後半から増加傾向老化を実感し始めるタイミングは、30代後半から徐々に増加し、40代でピークを迎える傾向があります。特に40代後半は自覚する人が最も多く、加齢による体の変化が生活の中で顕著になる時期といえるでしょう。
一方、50代以降では「すでに老化を受け入れている」可能性も示唆されます。この結果は、「老化を感じてから」ではなく「感じる前」—つまり30代のうちに予防を始める重要性を物語っています。
Q2. “老化”を感じたきっかけは?
トップ3(1)疲れが取れにくくなった:37.8%(2)肌や髪のハリ・ツヤがなくなった:17.6%(3)膝や腰など関節に痛みを感じる:11.5%
老化を感じる最初のサインは「疲れやすさ」と「見た目の変化」最初に現れる老化サインは、強い痛みではなく「疲れが取れにくい」といった慢性的な疲労感や、肌・髪の変化など、日常の中で感じる違和感です。こうした兆候を見過ごすと、やがて関節痛や体力低下といった運動機能の問題へと進行する可能性があります。
老化のサインは、生活習慣やホルモンバランスの影響を受けやすく、早期にケアを始めることで進行を緩やかにできる点が重要です。
Q3.身体の変化・不調にどう対処していますか?(複数選択可)
トップ3(1)運動・ストレッチ・筋トレ:33.8%(2)バランスの良い食事・栄養管理:21.5%(3)睡眠や生活リズムの見直し:15.1%
身体の変化・不調に約4割が「何もしていない」、医療機関の受診はごくわずか不調を自覚しても、4割近くの人が何もせず過ごしていることがわかりました。
取り組む人も運動や休養といった自己流対策が中心で、医療機関を受診する人はごくわずか。これは「まだ大丈夫」「年齢のせいだから仕方ない」という意識が背景にあると考えられます。
しかし、放置は症状の悪化や生活の質低下を招きかねません。専門医による早期診断の必要性が改めて浮き彫りになりました。
Q4. 日常生活で最も支障を感じる場面は?
トップ3(1)寝つきが悪い・よく眠れない:20.9%(2)長時間歩く・立つと疲れる:15.3%(3)季節の変わり目や天候で体調が崩れる:12.5%
日常生活での支障「睡眠トラブル」が最多。体調不良や関節への負担も日常で最も支障を感じるのは「眠れない」「寝つきが悪い」といった睡眠トラブルでした。これはホルモンバランスや自律神経の変化が関係し、心身の健康に大きく影響します。
加えて、天候や季節の変わり目で体調を崩す、長時間立つと疲れるといった症状も多く見られ、老化の影響が生活のさまざまな場面に及んでいることがわかります。
体力や回復力の低下は整形外科的な問題だけでなく、生活習慣やストレス管理とも密接に関わっています。
Q5. 老化対策として行っていることはありますか?
トップ3(1)運動やストレッチをする:32.9%(2)睡眠・休息時間を増やす:26.5%(3)栄養や食事内容に気をつける:19.8%
約半数近くの人が老化対策を取っておらず老化の自覚があっても、実際に対策をしていない人が半数近くに上ります。
取り組む人も運動や食事改善が中心ですが、医療機関での定期的なチェックはごくわずか。専門的な指導や治療が行き届いていない現状は、早期発見や進行抑制の機会を逃しているといえます。
対策を始める意識を高め、専門医のサポートを受けながら継続できる仕組みづくりが求められます。
”身体的な老化”に関する意識調査調査期間:2025年8月14日〜15日調査機関:WEBアンケート(設問選択・記述式)調査対象:日本全国在住の30〜50代の男女調査人数:550人
医療法人社団武蔵https://tokiwadai-tc.com/
(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
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