
/
サントリー食品インターナショナルは、全国の20代~60代の男女を対象に実施した「防災備蓄に関する実態調査」の結果を発表しました。
日常的な買い置き習慣
普段の買い物で、食品や日用品などを多めに買い置く習慣について尋ねたところ、73.1%が「買い置き習慣がある」と答えました。
買い置きするアイテムは、ティッシュ・トイレットペーパーなどの「日用品」(69.6%)が最も多く、レトルト食品・缶詰・麺(乾麺・カップ麺)などの「保存食」(55.3%)、ミネラルウォーターなどの「飲料水」(42.4%)が続きました。
買い置きの理由は、「なくなると困るから・必需品だから」(52.5%)や「安売り・セールの機会にまとめて買っておくため」(51.4%)といった理由が多くなっています。もしもに備えて買い置きをする人は少ないですが、結果的に家庭にストックがある”無意識の備蓄層”が多いことがわかりました。
日常的な買い置きアイテム
日常的な買い置き理由
備蓄に対する意識を聞くと、85.0%が「備蓄をするなら必要な量や内容を揃えるべき」と答えています。しかし、自宅の備蓄について「十分」と答えた人はわずか2.9%でした。
備蓄に対する意識と自宅の備蓄度合い
自宅の備蓄が十分と思えない理由で多かったものは、「必要な量が多すぎて全部揃えるのが難しい」(76.8%)、「全部揃えようと思うと、お金がかかると思う」(75.9%)でした。
備蓄の必要性について聞くと、83.7%が「備蓄は必ず必要なもの」、89.7%が「大切な存在を守るもの」と答えました。
備蓄に対する意識
飲料水や食料、日用品などの「備蓄が足りなくなること」に不安を感じるか尋ねると、81.5%が「不安に感じる」と答えました。
災害や品薄などのニュースやSNSに触発されて、急いで買いものに出た経験については、32.4%が「経験がある」と答えています。具体的なアイテムは、ティッシュ・トイレットペーパーなどの「日用品」(54.5%)、米・パン・麺(生麺)類などの「主食」(41.6%)、マスク・消毒液などの「衛生用品」(40.0%)、ミネラルウォーターなどの「飲料水」(35.4%)が上位を占めました。
備蓄不足への不安
足りなくなったもの
自宅の水の備蓄について聞くと、水の備蓄が「ある」と回答したのは55.1%でした。備蓄がないと答えた人にその理由を聞くと、多かった回答は「備蓄のスペースがない」(31.0%)、「なんとなく備蓄する習慣がない」(29.2%)でした。
水の備蓄
防災心理学者・木村玲欧氏は今回の調査結果を受け、「”備蓄は特別なもの”という思い込みがあり、日常生活と防災備蓄を切り離して考えてしまう傾向が見られましたが、いつも購入している日用品や、普段から好んで食べている食料品も、災害時には十分役立つ”備蓄”になります」と話しました。
普段の日用品を少し多めに買い置きするという行動も、立派な備蓄になるとのこと。「日常の買い物の中で『ちょっと備蓄を意識してみる』ことを続けることで、自然と備蓄が積み重なっていきます」と、防災備蓄を進めるためには、備蓄への考え方を変え、無理なく行動を続けていくことが大切であるとアドバイスしています。
実施時期:2025年7月11日(金)~7月24日(木)調査手法:インターネット調査調査対象:全国の20代~60代の男女2,301人
サントリー食品インターナショナルhttps://www.suntory.co.jp/softdrink/
(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
0
「マイナビウーマン子育て」は、働く女性の恋愛と幸せな人生のガイド「マイナビウーマン」の姉妹サイトです。結婚後ママになりたいと思っている人や現在0歳から6歳までの子どもを持つママの、日々の不安や悩みを解決するお手伝いをしています。
恋愛・結婚の人気ランキング
公式アカウント