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8月28日、江崎グリコ、P&G、アカチャンホンポは3社共同で企画した「スマイルうんちプロジェクト発表会」を、兵庫県尼崎市の「つかしんギャラリー」にて開催しました。
「授乳やおむつ替えを通じて、赤ちゃんのこころとからだ、そして親子の絆を育むお手伝いをしたい」。そんな想いから生まれた「スマイルうんちプロジェクト」は、赤ちゃんのうんちに着目してるのが特徴。「赤ちゃんのおしりから、もっとスマイルな育児を」をコンセプトに掲げ、親子の愛着形成と信頼を深めていくためのサポートに取り組む活動です。本記事では、同発表会の様子をレポートします!
スマイルうんちプロジェクト
まず、P&Gジャパン 研究開発本部で『パンパース』の開発に携わっている林 陽子さんから、生後8か月頃の赤ちゃんのおしっこ・うんちケアについてお話がありました。
P&Gジャパン研究開発本部林 陽子様
生後8か月頃といえば、おうちの方への愛着が深まって人見知りや後追いをするようになり、筋力・バランス感覚が発達して座ったまま身体をひねることができるくらいお座りが安定するなど、心身ともに成長が見られる時期。運動量の増加に伴い、1日2回の離乳食にも慣れてくるため、同じ時間に食べるようにしていれば、食事のリズムとともに排便ペースも整うそうです。
一方で、寝返りや、ずりばいやはいはいで動き回ることで、この時期特有の“ゆるうんち”が背中から漏れてしまうのが悩みの種。P&G調べによると、Lサイズ以上を使用する1歳以上と比較とすると、2倍の頻度で背中漏れが起きているそうです。
林さんは「排泄量が増えるため、こまめにオムツ替えをしてあげることが必要」とし、2~3時間に一度のオムツチェックを推奨。肌トラブルや漏れを防ぐためにもオムツ選びの際にはフィット感と排泄量の両方を意識してほしいと付け加えました。
また、オムツを漏れなく快適にはかせるコツとして、以下の3つのポイントを挙げました。
1.お腹まわりのベルトが織り込まれないようにする。2.おへそとおしりが隠れるくらい股上を深くはかせる。3.脚まわりに指を一本入れて、内側のギャザーを立てながらぐるっと一周する。
ちなみに、紙オムツ『パンパース』のパンツタイプでは、脚の付け根までカバーするワイドギャザーと、ゆるうんち・おしっこをせき止める背中モレキャッチャー*で、モレ安心!とのことでした。* ゆるうんちが気になるMはいはいサイズに採用
続いては「赤ちゃんの栄養から考えるうんち」と題し、江崎グリコ 市場開発部に在籍する管理栄養士で子ども心理カウンセラーの山口裕子さんが登壇。司会進行を務める江崎グリコ 市場開発部の中村理恵さんが育児中の方々から寄せられた悩みを紹介し、それに対して山口さんが解説しました。
江崎グリコ株式会社 市場開発部 医療ユニット 医療企画グループ山口裕子様
赤ちゃんのうんちの色は、その日の体調や食べたものによってよく変わるそうです。スライドに表示されたうんちは黄色や茶色、緑色をしていましたが、これらはすべて健康なうんち。「赤ちゃんのうんちの色や形状はさまざまなので、ご機嫌や全身の状態を見ながら健康かどうかをチェックしてあげてほしい」と、山口さんは訴えました。ただし、赤色、黒色、白色、灰色のうんちが出たときは病気の可能性があると指摘。その場合は、うんちが付いたオムツや、うんちを撮影した写真を持って小児科の先生に相談してみると良いそうです。
便の回数は個人差があるそうです。また、消化機能の成熟により、生後2か月頃からは便を身体に溜めておけるようになるため、新生児期と比べて便の回数が少なくなると説明。
さらに5か月から6か月頃になると離乳食が始まるので、山口さんいわく「便の回数をはじめ、匂いや硬さが変わるのも、赤ちゃんの成長と捉えて大丈夫」とのことです。「体重増加が順調で、飲みも良く、ご機嫌であれば、2~3日に一度の排便でも気にすることはない」といいます。
もし、ミルクを頻繁に吐いたり、排便のときに苦しそうに泣いたりするようなら、おなかをマッサージしてあげたり、綿棒浣腸を試したりすると良いそうです。
反対に、1日に何度も“ゆるうんち”が出る場合は、おしりがただれないように要注意。オムツをこまめに替え、お肌をきれいに保ってあげるのが基本の対策なのだそうです。
「赤ちゃんの日頃の排便パターンを把握し、いつもと違って心配なときは病院にかかるようにしましょう」と喚起しました。
健康的な排便のためには、野菜類や芋類、海藻類をやわらかく煮込むと良いそうです。意外だったのは、油。生後8か月頃になると、オリーブオイルやエゴマオイルといった良質な油やバターを少量取り入れるのもおすすめなのだとか。例えば、じゃがいもや玉ねぎ、にんじんをオリーブオイルやバターで炒め、少しの小麦粉と、ミルク、水を入れて煮込めば、赤ちゃんが食べやすい離乳食が出来上がります。
そして、何より身体を動かして遊ぶのが大切とのこと。お腹が空いてしっかりと食べられるようになるので、規則正しい生活が健康的な排便につながるそうです。
一般的に市販されているミルクは、母乳の栄養成分に近づけることを目標に作られているそうです。ただ、成分がすべて同じではないため、ミルクを変えると便の回数が変わったという声は案外多いと山口さんは明かしました。
江崎グリコの『アイクレオ』は、赤ちゃんの成長に必要な母乳に含まれる5種類のヌクレオチドを国内のメーカーで初めて配合。
その配合量は母乳に近く、他の成分にもこだわりながら、赤ちゃんの繊細な身体にやさしいミルクを実現したそうです。
そのうえ、母乳で育っている赤ちゃんのうんちを目指し、母乳に含まれているビフィズス菌に働くガラクトオリゴ糖も配合しています。
「1歳までは粉タイプの『アイクレオ バランスミルク』と液体タイプの『アイクレオ 赤ちゃんミルク』を併用し、1歳以降は『アイクレオ グローアップミルク』をおやつや普段の料理に使ってみてほしい」と、山口さんは呼びかけました。
そして、赤ちゃん本舗 紙おむつバイヤーの岩脇愛さんが登壇し、アカチャンホンポの取り組みを紹介しました。
株式会社赤ちゃん本舗 紙おむつバイヤー 岩脇愛様
アカチャンホンポでは、店頭で商品を触って試してみたり、マタニティアドバイザーに相談したりすることが可能。
また、情報発信にも力を入れていて、『赤ちゃんのいる暮らし研究所』では、赤ちゃんのいる暮らしを知り尽くすための活動を行なっているといいます。主にアカチャンホンポの会員を対象にしたアンケートやインタビュー、座談会を実施し、子育てする人に向けて情報を提供。これらの声は、インナーやおしりふき、マタニティショーツといった商品開発にも活かされているそうです。
今後は、赤ちゃんのうんちに関するママ・パパのリアルな声を座談会形式で拾い上げ、発信をしていきたいと岩脇さんは展望を述べました。
最後には参加者からの質問に江崎グリコの山口さんが直接回答しました。
(左側)江崎グリコ株式会社中村理恵様、(右側)江崎グリコ株式会社山口裕子様
山口さん:お粥の中にミルクを入れたり、ヨーグルトの中に果物を入れたりして、好きな食べ物にプラスして赤ちゃんに経験してもらえれば、食べてみるきっかけになると思います。
山口さん:水分が減ると便秘になりやすいので、ミルクやスープを活用しながら、可能であれば1日800ml~1,000mlをこまめにあげてみてください。
山口さん:月齢が上がってくると、うんちだけで判断するのは難しくなります。全体的なご機嫌や身体を動かして遊べているかどうか、あとは、しっかり眠れているかどうかを見ていただきたいですね。
山口さん:1歳を過ぎると離乳食が中心になり、水分が減ることが便秘の原因だったりします。朝食時に先ほど紹介した『グローアップミルク』を牛乳代わりに水や麦茶、ほうじ茶で溶かして飲ませてあげてみてください。
アカチャンホンポでは、11月7日まで「スマイルうんちプロジェクトキャンペーン」を実施中。
『アイクレオ』『パンパース』対象商品それぞれ1品以上含んだ税込2,000円以上の領収書で応募すると、抽選で合計100名に『アカチャンホンポ商品券10,000円分』 がプレゼントされます(領収書対象期間は10月31日まで)。この機会に、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
(写真・文:権藤将輝、編集:マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
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