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燦ホールディングスはこのほど、親を看取った経験がある全国の40歳以上の300名を対象に、「親の葬儀に関する意識調査」を実施しました。
※本記事は燦ホールディングス「親の葬儀に関する意識調査」より引用
全国どこでも安心・安全に、そして後悔のないお葬式やライフエンディングを迎えられる世の中を目指し、トータルサポートを提供する同社。
今回の調査では、親の逝去前に葬儀の準備を「していなかった」人が7割以上(71.7%)という結果となりました。
一方、事前に準備をしていた人ほど、葬儀準備期間が「十分に取れた」と感じるだけでなく、葬儀を通じて「心の整理ができた」「故人への想いを込めることができた」と感じる傾向が強いことが明らかになりました。
Q1.親御さんのご逝去前、どのくらい前から葬儀について準備していましたか? n=300
親の逝去前に葬儀の準備を「していなかった」と回答した人は、全体の71.7%に。また、「親御さんの葬儀の準備期間が十分にとれたか」聞いたところ、4割以上(41.4%)の遺族が、準備期間を「ほとんど取れなかった」または「全く取れなかった」と感じていました。
Q2.親御さんの葬儀準備期間は、十分に取れたと思いますか?n=300
準備期間と時間的余裕の相関性についてみてみると、事前に「1年以上前から準備していた」人の72.2%が、「準備期間が十分に取れた」と回答。
一方で、「準備していなかった」人で「十分に取れた」と感じた人はわずか5.6%に留まっており、事前準備の有無が、単に手続きの効率だけでなく、葬儀における時間的な余裕に直接影響を与えていることが、明らかになりました。
Q3.葬儀の準備が十分にできなかったと感じた理由として当てはまるものをお選びください。n=124
さらに、Q2で「ほとんど取れなかった」「全く取れなかった」と回答した人に準備ができなかった理由を聞いたところ、最も多かった回答が「ご逝去が突然の出来事だったため」で、62.9%を占めました。
Q4.葬儀を通じて、親御さんとの別れに気持ちの整理をつけられましたか?n=300
さらに、事前準備は心の満足度にも大きく影響していることが判明しました。
「葬儀を通じて心の区切りがつけられた」と回答した人の割合は、1年以上前から準備をしていた人が38.9%に上った一方で、準備をしていなかった人では27.0%に留まっています。
全体的に見ても、「準備していなかった」層と比較して準備していた層の方が期間を問わず「区切りをつけられた」と回答した人が多くなっています。
Q5.親御さんとの絆や思い出を、葬儀の雰囲気や演出に十分に込められたと感じますか?n=300
故人への想いを葬儀に込めることができたかについても、同様の傾向が見られ、事前に「1年以上前から準備していた」人の38.9%が、「葬儀の雰囲気や演出に故人との絆や思い出を十分に込められた」と回答した一方で、「準備していなかった」人では10.2%に留まっています。
これらの結果から、事前準備の有無は、時間的な余裕だけでなく、故人への想いを表現する満足度や、心の整理といったご遺族の精神的な満足度に大きく影響していることが判明しました。
Q6.親御さんの葬儀に対して、後悔していることはありますか? n=300
親御さんの葬儀について「後悔していることがあるか」を聞いたところ、何らかの「後悔がある」と回答した人は32.3%に上り、約3人に1人が後悔を経験していることがわかりました。
Q7.親御さんの葬儀の際に、「もっとこうしてあげたかった」「今思えば心残りだった」と感じたことは何ですか?n=300
「もっとこうしてあげたかった」という後悔としては、「家族でもっと生前に話し合っておけばよかった」(26.0%)と「故人と最後にゆっくり面会できればよかった」(25.3%)が圧倒的上位を占める結果に。
多くの人が、故人との「最後の時間」をもっと大切にしたかったという後悔と、故人の生前の想いや希望を十分に知ることができなかったという心残りを抱えていることが判明しました。
Q8.親御さんの葬儀での故人との面会環境について、どのように感じましたか? n=300
実際、故人との面会環境について、「時間や場所に制限があり、心残りだった」(10.7%)、「面会できず寂しかった」(3.3%)という声もあり、十分な時間を確保できなかった人もいることがうかがえます。
Q9.親の葬儀について棺に何を入れてあげましたか。 n=300
故人の棺には「愛用品」(56.3%)や「家族との思い出の写真」(22.0%)を入れる人が多いことがわかりました。
Q10.親の葬儀について棺に入れられなかったが、入れたかったものはありますか。 n=300
一方で、故人の棺に入れられなかったものとして、「家族との思い出の写真」(8.7%)や「手紙」(5.0%)が挙げられており、遺族が感謝や愛情を「もの」に込めて伝えたいという強い想いがあったことがうかがえます。
「親の葬儀に関する意識調査」調査期間:2025年8月15日調査方法:インターネットによるアンケート調査調査対象者:親を看取った経験がある40歳以上の男女回答者数:300名調査主管:燦ホールディングス※グラフ中の回答割合は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならないことがあります
燦ホールディングスhttps://www.san-hd.co.jp/index.html
(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
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