/
東京都下水道局は10月1日、都内で「『油・断・快適!下水道』キャンペーンキックオフイベント」を開催しました。ゲストには、三児のパパで子育てインフルエンサーの木下ゆーきさんらが登場。家庭でできる簡単な油の処理方法や、「油ってどこへ行く?」をテーマにしたでまえ授業で下水道の大切さなどについて学びました。

イベントにゲストとして登場した、水の天使・安井南さん(右)と木下ゆーきさん(左)
同局では、気温が下がり始め油が固まりやすくなる10月から、お皿や鍋を洗う前に油汚れをふき取るなど、⽇常⽣活の中で下⽔道に油を流さないための⼯夫や、家庭でできる簡単なアクションについて情報を発信する「「『油・断・快適!下水道』キャンペーン」を行っています。2001年から始まったこの取り組みは、今年で25周年目を迎えました。

イベント前半では、東京都下水道局が小学校などで行っている人気プログラム「でまえ授業」を出張バージョンで実施。登場したのは、元気いっぱいの下水道局のお姉さんと、小学4年生(?)の翔太くん。

でまえ授業をしてくれた、小学4年生(?)の翔太くん(左)と、下水道局のお姉さん(右)
授業では、昔の川と今の川の写真を見比べるクイズからスタート。昔の川は洗剤やゴミがたくさん浮かんでいて汚れていましたが、今では魚が住めるほどきれいになったそう。その裏には、下水道の整備や、下水をきれいにして川や海に戻す「水再生センター」のおかげであることが紹介されました。

写真左は、家で使った水をそのまま流していた昔の川の様子
また家庭でも、ちょっとした工夫で川をきれいにするためにできることがあるそうです。その工夫を学ぶためにモニターに映し出されたのが、油が固まって詰まっている下水道管の写真。下水道がこうならないためにも、お姉さんから「今日からできる3つのアクション」が紹介されました。

今日からできる、油を流さない3つのアクション
(1)使い切る揚げ物などで余った油はほかの料理で使い切る
(2)拭き取るお皿やフライパンに残った油は、キッチンペーパーなどで拭き取る
(3)吸い取るどうしても使い切れない油は、新聞紙などで吸い取る
先ほどの写真のように、鍾乳洞のように固まった油の塊は「オイルボール」と呼ばれているそうで、イベントにはオイルボールの実物も登場! オイルボールは、油だけでなくトイレやお風呂の水、食べ残しなども一緒になって固まっているとのことで、実際に海に流れてきて問題になったこともあったそう。

オイルボールを持ち上げる翔太くん
でまえ授業を聞いていた木下さんは、オイルボールに驚きの表情を見せつつ、日常の中で「油を流さない3つのアクション」を実践しているそうで、「鍋に残った油は市販の吸い取るタイプのものを使ったり、着なくなったシャツを切ってストックしておいて油を吸い取る際に使用したりしています」とリアルな工夫を語ってくれました。

後半は、東京都下水道局が提案する「ダイエットレシピ」を木下さんが実際に調理。メニューは、たった大さじ1杯の油で作る「豚肉の衣焼き」です。
木下さんは、「揚げ物より油が少ないから、後片づけもラクですね」と話しながら、軽快に調理しました。

焼き上がると、会場には食欲をそそる香ばしい香りが。完成した料理を試食した木下さんは、「これ、揚げ物にしか見えない! 衣もサクサクでめちゃくちゃおいしい!」と絶賛。「子どもたちのお弁当にもぴったり。翌朝はパンに挟んで食べても、子どもたちに喜ばれそうです」と、パパ目線のアレンジアイデアも披露しました。

イベントの最後に感想を聞かれた木下さんは、「昔は川が汚かったのが、今はこんなにきれいになっている。今ちゃんとしないと、子どもたちが大きくなったときの地球環境が悪くなってしまう。大人だけでなく、子どもたちと一緒に考えることが大切だと思いました」」とコメントし、改めて「油を流さない暮らし」を意識するきっかけになったようです。
みなさんの家庭でも、油を使ったら「使い切る・拭き取る・吸い取る」から始めてみてはいかがでしょうか?
「油・断・快適!下水道」キャンペーン/東京都下水道局https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/sonota/oil
(取材・文:マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
3
「マイナビウーマン子育て」は、働く女性の恋愛と幸せな人生のガイド「マイナビウーマン」の姉妹サイトです。結婚後ママになりたいと思っている人や現在0歳から6歳までの子どもを持つママの、日々の不安や悩みを解決するお手伝いをしています。
恋愛・結婚の人気ランキング
公式アカウント