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マーケティングリサーチ会社のアスマークはこのほど、マタニティマークを認知している18〜79歳の男女に「マタニティマークの印象に関するアンケート調査」を実施し、その結果を公開しました。

※調査日は2025年8月6日(水)〜8月12日(火)です。
妊娠中の人が安心して移動や生活を送れるようにといった思いから導入された「マタニティマーク」。
普段の生活で見かけることが多くなりましたが、その一方で、受け止め方や印象は人によって異なり、SNS上では様々な声が飛び交っています。
そこで今回、マタニティマークの印象について調査するため、「マタニティマークの利用経験」や「マタニティマークの意味理解度」などの設問を含むアンケートを実施しました。

Q2.ご自身またはパートナーがマタニティマークを利用(着用・提示)したことはありますか。(1つ選択)
マタニティマーク普及(2006年)後に末子が生まれた人のうち、58.0%が利用したことがあると回答しました。

Q3.マタニティマークの目的として、正しいと思うものをすべてお選びください。(複数選択可)
●子ども家庭省が公表しているマタニティマークの目的・妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、まわりの方が妊産婦への配慮を示しやすくする。・緊急時に、妊婦であることを知らせやすくする。・交通機関、職場、飲食店、公共機関などが、ポスターなどに使用し、妊産婦にやさしい環境づくりを支援していることをアピール。参考:https://sukoyaka21.cfa.go.jp/maternitymark/
子ども家庭省が公表しているマタニティマークの目的に即した理解をしている人は、67.6%。年代別では、18-29歳の「理解度高い」が全体と比べて最も低く、57.5%でした。
一方で、30代の「理解度高い」は75.0%と最も高く、自身の出産経験がある人が多いためと考えられます。
※子ども家庭省が公開している項目(選択肢1〜3)のどれかを選択し、かつ、正しい目的とはいえない選択肢4〜8を選んでいない回答を「理解度高い」とし、選択肢4〜8のいずれかを選んでいる回答を「理解度低い」と見なしています。

Q4.マタニティマークに対してあなたが持つイメージについて、あてはまるものを5つまでお選びください。(5つまで選択可)
ポジティブな選択肢とネガティブな選択肢を7つずつと、「特に印象はない」という選択肢を用意。そしてポジティブな選択肢を選ぶごとに1pt、ネガティブな選択肢を選ぶごとに-1ptのスコアを付け、その平均点をまとめました。※用意する選択肢により、傾向が異なる可能性があるため、あくまで参考としてください。
●ポジティブな選択肢(各1pt)・妊婦さんを配慮するきっかけになる・周囲に妊娠を伝えやすくなるので安心できそう・社会全体で妊婦さんを支える姿勢が見えてよい・妊娠中のつらさを理解してもらいやすくなる・デザインがやさしく親しみやすい・配慮が必要な人が目に見えてわかるので便利・持っていることで妊婦さん自身の安心感につながる
●ネガティブな選択肢(各-1pt)・一部の人から冷たい対応をされることもありそう・周囲の無理解やトラブルの原因になりそう・妊娠していることを知られたくない人もいるのではと思う・適切に使われていない場合もあると感じる・マークをつけていても配慮されない場面がある・デザインやサイズに改善の余地があると感じる・特別扱いしているように見える場合がある
全体の平均点は1.61pt。年代が上がるにつれて点数も上がっており、70代が最も高く2.71ptとなりました。18-29歳は「特に印象はない」を選んだ割合が他の年代よりも高く、年齢により関心度合いにも差があるようです。
出産経験別では、「子どもあり(マタニティーマーク普及後)」で「一部の人から冷たい対応をされることもありそう」などの一部ネガティブな項目の選択率が高くなりました。
また、「子どもあり(マタニティーマーク普及前)」の層がポジティブな回答が最も多く、逆に「子どもなし」層ではポジティブな回答が最も低くなっています。
いずれの集計軸でも点数がマイナスとなった軸はなく、全体的にポジティブな印象が持たれています。

Q7.SNS上でのマタニティーマークに関する投稿は、主にどのような内容でしたか。(それぞれ1つずつ選択)※SNSでマタニティマークに関する投稿を見たことがある人
インターネットでの否定的な投稿は10.3%、Instagramでは4.1%であるのに対し、Xは26.4%という結果に。Instagramは肯定的な投稿が74.0%と最も高くなりました。※「Facebook」「Threads」「その他のSNS(例:Printerestなど)」は、30s未満のため参考値。
調査名:マタニティマークの印象に関するアンケート調査対象者条件:【性別】男女【年齢】18-79歳【居住地】全国【その他条件】マタニティマーク認知者調査項目:【スクリーニング】・基本属性(除外業種、性別、年齢、婚姻状況、職業)・子どもの年齢(現在同居していない子どもも含める)・マタニティマークの認知・公共交通機関利用・非利用の判別【本調査】・マタニティマークをどこで見かけるか・マタニティマークの使用経験・マタニティマークの正しい意味・マタニティマークに対する印象・SNS・インターネットの利用頻度・SNS上で見かけるマークへの意見と自分の地域での印象のギャップ有無
サンプルサイズ:1,200サンプル割付:下部に図を添付調査期間:2025年8月6日(水)〜8月12日(火)調査方法:Webアンケート調査機関:アスマーク
<割付>割付は下図となります。

アスマークhttps://www.asmarq.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
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