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Booko出版は9月23日(火)、『カメラマン視点で子育てしたら双子が現役で京大に合格しました』(田部信子著)を刊行しました。

いきなり双子出産。子育てに夢中になりすぎ自己嫌悪に陥る時も
「教育の早期化」が進むいま、幼児期から英語や算数に触れさせる家庭が増え、「学びをどう先取りするか」が関心の中心になりつつあります。
こうした「足し算型」の教育が広がる中で、あえて「足す」のではなく「引き出す」育児で双子を京都大学に導いたのが、同書の著者であるカメラマン・田部信子さんです。
田部さんは、子どもを「ありのままに見る」ことを出発点に、興味や関心を丁寧に観察し、体験へとつなげてきました。
好きなことに没頭する中で生まれた集中力と、ありのままの自分を認めてもらえる安心感は、やがて挑戦する力を育み、結果として双子はそろって京都大学に進学することになりました。
けれど、その道のりは決して平坦ではありませんでした。
そっくりの双子を同じように育てていても、成長のスピードはそれぞれ違います。
中学受験を前に、ふたりの間に偏差値で10もの差がついたとき、田部さんが取った選択は焦って成績を引き上げようとするのではなく、それぞれの実力と個性に合った環境を整えるというものでした。
「親の理想で子どもを引っ張るのではなく、今のその子を観察して支える」。その姿勢の根幹にあったのが、カメラマンとして培った「見る力」だったといいます。
カメラマンは、「撮る」プロであると同時に「見る」プロでもあります。
カメラは目の前のものしか写せません。だからこそ、カメラマンは被写体をありのままに受け止め、その魅力を引き出すにはどうするかを探るのです。子育ても同じではないでしょうか。
同書では、田部さんが子育てに生かした「カメラマン視点」を7つの方法で紹介しています。

独自の視点で選んだ「子育て環境」
たとえば、
・「楽しむ」のではなく「おもしろがる」・「褒める」のではなく「感動を伝える」・「寄り」と「引き」でみる
など。撮影で培った「見る力」を、実際の子育てにどう応用したのかが具体的に語られています。
同書は、「外の情報に振り回される」のではなく、「わが子を出発点として子育てを考える」ことを呼びかける一冊です。
つまり、考えのベクトルを「外から子どもへ」ではなく、「子どもから外へ」向けてみる。田部さんは、その視点の方向を変えたとき、肩の力が抜け、自分らしい子育ての道を見つけることができたといいます。
「教育の早期化」が進む今だからこそ、子どもをどう育てるかを、もう一度考えてみませんか。

共感の声が続々と
・「子どもを信じて待つ」「一緒に面白がる」など、共感できる言葉が多く、読んでいて励まされました。・カメラマンならではの「観察する子育て」の視点が、新しい発見をくれました。

田部 信子(たべ のぶこ)双子男子の母。カメラマン・撮り方コーチ。青山学院大学文学部英米文学科卒業後、IT企業に勤務。その後、広告カメラマン・東北芸術工科大学教授の望月孝氏に師事し、2002年カメラマンとして独立。双子妊娠を機にキャリアを中断、子育てに専念しつつ、ママ友の依頼で「ママのための写真講座」を始め、育児サークルや助産院でのレッスンを行う。子どもが小学校に入学後、習い事サイトで写真の撮影指導で仕事を再開。開始3ヶ月で全国1位の人気講師に。つまずきポイントを押さえた写真の教え方に定評を得る。カメラ教室立ち上げ事業に携わり、主任コーチとしてカリキュラム開発、指導を行う。2018年、クックパッド株式会社入社。料理写真の撮影や写真講座を担当。2023年に独立。現在はフリーカメラマンとして企業や個人向けの撮影・指導を行うほか、幼稚園や保育園での撮影や広報活動にも携わる。

自己嫌悪と葛藤を乗り越えた子育て体験記
『カメラマン視点で子育てしたら双子が現役で京大に合格しました』著者:田部信子出版社:Booko出版発売日:2025年9月23日価格:1,870円体裁:A5版/216ページURL:https://amzn.asia/d/aVc2XrV
ミンガコhttps://www.booko.co.jp
(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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