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今回はママたちに、祖父母にやられて嫌だったことについてアンケートを取りました。祖父母のみなさま、耳が痛いかもしれませんが、直接伝えられないママの意見をぜひお聞きください。

●育児方法を自分たちに押しつけてくることでイライラすることがあります。(2歳児ママ/りんご飴さん/45歳)
●「昔は抱っこをしたらいけなかった」「抱っこしすぎ」と言われ、昔と今は違うのになとストレスを感じた。(1歳児ママ/たみさん/31歳)
●女が子育てをするものという、自分とはやや異なる価値観がある。(2歳児ママ/まゆさん/31歳)
多かったのが、ご自身の経験を元に育児への一方的なアドバイスを押し付けられて困惑しているというもの。
かわいい孫を思ってのことだということも十分理解はしているのですが、育児の常識がこの数十年で大きく変わっているのも事実。昔は推奨されていたことでも、今では科学的な根拠とともに否定され、別の方法が常識となっていることも多々あります。
大事な子どもを育てるにあたり、ママたちはいろいろ調べています。母親学級や健診などでも指導がありますし、余計なアドバイスは無用かも。口を出す前に「まずは現代の育児情報にアップデートした上で話してほしい」というのが本音かもしれません。
とはいえ、特にはじめての子育ては孤独も感じやすいもの。もし、ママから悩みを打ち明けられたり、ひとりで考え込んでいそうだったら、ぜひ相談に乗ってもらえると助かります。

●主人が子どものころに使用していた古びたおもちゃを渡してくること。(0歳児ママ/もみじさん/35歳)
●必要ない日用品を勝手に持ってきます。(1歳児ママ/悠里さん/32歳)
自分が親になったからこそわかる、子どもの服やおもちゃを捨てられない気持ち。きっと大切に保管されてきたのでしょうけど……数十年前のものを我が子に与えるのは、かなり勇気が必要になります。もちろん、品質がよかったり、保管状態がよければ使用できることもあるでしょう。ただ、できればご自身の子育ての思い出と共に、大切にしまっておいたほうが賢明です。
また、自分たちはもう使わないけどもったいないから……と不用品を息子・娘夫婦の家庭に持ち込むのは、ぜひ止めていただきたいですね。せめて、「使いたいか」「欲しいか」、持ち込まれる側の意思確認をお願いします!

●急な来訪が困る。(0歳児ママ/naninaninaaniさん/25歳)
●頻繁に会っているが、会いたがること。(2歳児ママ/2025さん/39歳)
●義母がこちらの予定を聞かずに頻繁に来ようとする。来る時間も言わずに午前中に来たりしてちょっと困った。母乳の話を義弟と旦那の前でされて不快だった。(1歳児ママ/みみこさん/32歳)
孫に会いたい気持ちはよくわかります! よくわかりますが、子ども夫婦にも予定や生活リズムがあるので、希望に沿えないことあるんです。
特に、アポ無しで来るのは絶対にNGです。もし友人や親戚がいきなり家に来たら「前もって連絡してよ!」と怒ってしまうのではないでしょうか。それが「家族」という括りになった途端、許されるわけがありませんよね。
お子さんが世帯を持った時点で「別の家族」。友人や他人にしないことは、たとえ我が子の家族でもしないようにしましょう。

●虫歯にしたくないのにチューしようとする。(0歳児ママ/まきさん/33歳)
●夕ご飯前にたくさんお菓子をあげること。アレルギーがあるかわからないのにたくさんあげてしまうこと。(2歳児ママ/かいじゅうさん/35歳)
●“よかれと思って”の買い物でトラブルが度々起こることがあり、困る。買ってくれるのはありがたいことだが、自分たちの思いもあるので買う前に連絡、相談してほしいとお願いしている。(1歳児ママ/とっこママさん/34歳)
純粋にかわいい孫を喜ばせたい気持ちはママたちもありがたいと思っていますが……でも、その気持ちがかえって子ども夫婦や孫を困らせることになっていないか、立ち止まって考えたいところ。
特にお菓子の与えすぎは、結果として夕飯をあまり食べなかったり、口腔内の衛生状態を悪くしたりと悪影響を与えかねず、親としてはかなり困ってしまいます。
小さな子どもにとっておやつの時間は、あくまで捕食。1回あたり食べられる量が少ない幼児の「第4の食事」として、エネルギーや栄養を補給するための時間となるので、気を配っているママパパは多いです。勝手にお菓子をあげないで、「これを食べさせてもいいか」確認する必要がありますね。

●言葉がでなかったり、歩かなかったりしたときに「残念な子ねぇ」などと見下した発言をされる。(1歳児ママ/やまかぐさん/39歳)
●「助けを借りることであなたはまだ楽なほうよ」と言われたことです。(2歳児ママ/ははははまさん/46歳)
●子どもの機嫌によって、祖父母も機嫌が悪くなり、子どもを否定するようなことを言い出したこと。(2歳児ママ/きたやすえさん/46歳)
ただでさえ育児に気を張っている状態のママからすれば、百歩譲って自分に対する放言は大人の対応で流すことはできても、子どもに関することは聞き流せません。
実父母や舅・姑に言われたくないことは、新米ママにも言わないようにするのが賢明な祖父母というもの。
暴言を契機に、それまで子ども夫婦と良好な関係が築けていたとしても、一気に関係が崩れる可能性があります。そうなれば、孫と会えなくなるという最悪のパターンも……。
今回は、祖父母にされて嫌だったことを、ママたちに本音で語ってもらいました。
祖父母が孫をかわいがってくれることは、無関心よりずっとありがたいこと。ただ、ママもいろいろ考えながら育児をしていますし、予定や生活リズムもあります。それらを尊重してお付き合いしていけば、きっと良好な関係が築けるはず。
孫にとって大好きな祖父母であり続けるためにも、お互いの想いや考えを大事にできるといいですよね。
マイナビ子育て調べ調査日時:2025年9月15日〜17日調査人数:49人(22歳~40代までで末子の年齢が2歳以下のママ)
(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
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