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グリルとオーブンは見た目も役割も似ているようで、実は「加熱の仕組み」や「仕上がり」に大きな違いがあります。オーブンレンジを使っていると、「グリルとオーブン、どっちを選べばいいの?」「ピザはどっち?魚は?お肉は?」と迷うことも。この記事では、グリルとオーブンの違い・向いている料理・代用できる家電 をわかりやすくまとめまし

結論から言うと、2つの違いは 食材への熱の伝わり方 です。
●グリル → ヒーターの熱を直接当てる「直火に近い」加熱●オーブン → 庫内全体を温める「包み込む」加熱
この違いが、仕上がりや向いている料理に大きく影響します。
グリルは、ヒーターの熱を高温で直接当てて食材を一気に焼く仕組みです。機種によって「上ヒーターのみ」「上下ヒーター」のタイプがあります。
特徴は以下の通りです。・表面に香ばしい焼き色がつきやすい・短時間で加熱できる・薄い食材向き・予熱が不要なことが多い
語源の“グリル=焼き網”のとおり、焼き目や香ばしさを出すのが得意な加熱方法です。
オーブンは庫内全体を温め、熱を循環させながらじっくりと加熱します。食材の外側だけでなく、内側まで均一に火を通すことができるのが特徴。
・厚みのある肉・野菜に向く・焼き菓子やパンなど、温度管理が必要な調理に必須・予熱が必要なことが多い・焦げにくく、ムラも少ない
ロースト、グラタン、ケーキなど「中までふっくら火を通したい料理」と相性抜群です。

グリルは“短時間で表面を焼き上げる”のが得意。ここでは具体的な料理例と、向いている理由を紹介します。
焼き魚はまさにグリルの得意分野。高温の直火で表面がパリッと焼き上がり、香ばしい焼き目もつきやすいです。
※オーブンレンジのグリル機能を使うときは、必ず取扱説明書で「専用グリル皿」の使用可否を確認してください。
市販の薄焼きピザなら、グリルでも問題なく焼けます。・予熱が不要・チーズに焼き色がつきやすい・忙しいときの時短調理に◎
家庭では「ちょっと焼きたい」程度の軽い調理にぴったりです。
厚みのある野菜を丸ごと焼くのは不向きですが、カット野菜ならグリルが得意。・外側がカリッとする・中はしっとり・焼くだけで甘みがアップ
途中でひっくり返す必要もなく、手軽に作れるのが魅力です。

オーブンの強みは「食材の中まで均一に火を通せる」こと。
分厚い肉は、グリルだと「表面だけ焦げて中は生」という仕上がりになりがち。オーブンなら温度を一定に保ちながらじっくり加熱でき、柔らかい食感に仕上がります。
グラタンは“中までしっかり加熱したい料理”の代表。
さらに、おすすめなのがオーブン+最後にグリルで焼き色を付ける方法。見た目がぐっと良くなり、より本格的に仕上がります。
パン、ケーキ、クッキーなどは、温度管理と均一加熱がとても重要。トースターでは温度が安定しづらいため、オーブンが必要です。・ふくらみ・焼き色・生地の均一な火通り
どれもオーブンだからこそ出せる仕上がりです。

家にある別の家電で「ある程度代用できる」ケースもあります。ただし、機種による可否が異なるため 安全第一で使いましょう。
魚焼きグリルは“グリル機能と非常に近い構造”です。上下からの直接加熱で、焼き目も付きやすく、代用しやすい家電のひとつ。
●焼き魚●野菜グリル●薄い肉●ピザの焼き直しなど、幅広く対応できます。
※ただし、メーカーによっては「油の多い肉類を魚焼きグリルで調理するのはNG」とされる場合があります。取扱説明書の安全情報は必ず確認してください。
トースターは 高温で短時間加熱する点はグリルに近い のですが、工夫すればオーブンの代用としても使えます。
代用のコツ:・食材を電子レンジで軽く加熱しておく・アルミホイルで焦げ防止・焼き加減をこまめに確認
パン・焼き菓子など温度管理が重要な調理は不向きですが、ピザ・グラタン・野菜の焼き料理なら十分対応できます。

グリルとオーブンの大きな違いは「加熱の仕組み」。
グリル → 表面を焼き上げるのが得意(時短・焼き目)オーブン → 中まで均一に加熱できる(ロースト・焼き菓子)
迷ったときは、“焼き目をつけたいならグリル、中までしっかり火を通したいならオーブン”を目安にすると使い分けやすくなります。それぞれの特徴を知ると、オーブンレンジの機能をもっと上手に使いこなせるはず。
今日の献立に合わせて、ぜひ活用してみてくださいね!
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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