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タメニーは、事業活動(結婚相談所「パートナーエージェント」、結婚式プロデュース「スマ婚」「ラフスタ」「2次会くん」「LUMINOUS」など)を通じて人々の幸せを追求するため、現代社会に必要とされる幸福感について調査を実施。その結果を「幸福度調査2025」として取りまとめました。

同社の幸福度調査では、「家族との関係値」「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」「金銭面」「仕事(働き方)」「住環境」「健康状態」の6項目について、どのくらい幸福感を感じているかを調査しています。


今回(2025年調査)の全体平均は23.00点となり、2024年調査の25.07点、2023年調査の25.18点と比べると低い点数となりました。
幸福度が最も高かったのは、3年連続で「家族との関係値」(26.97点)でした。最も低かったのは「金銭面」(19.42点)の満足度で、2024年調査(20.22点)、2023年調査(19.79点)よりもさらに低く、過去最低となりました。

2025年調査の幸福度を男女別に集計すると、男性は22.89点、女性は23.10点で、女性が男性よりも0.21ポイントとわずかながら高くなりました。2023年調査では女性が男性よりも0.79ポイント高くなり、2024年調査では男性が女性よりも0.94ポイント高くなっていました。
幸福度の男女差が大きかったのは「家族との関係値」で、男性26.30点、女性27.61点と1.31ポイントの差。続いて「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」は男性21.81点、女性22.85点と1.04ポイントの差となりました。

エリア別で幸福度の男女差が大きかったのは近畿でした。男性23.62点、女性25.56点と1.94ポイントの差があり、女性が最も高いエリアも近畿でした。
なお、男性が女性よりも幸福な地域のうち最も差が大きかったのは北陸で、男性23.80点、女性22.69点と1.11ポイントの差となりました。

2025年度調査の幸福度を年代別に集計してみたところ、60代(25.45点)、50代(22.68点)、40代(22.25点)、20代(21.79点)、30代(21.62点)という順で幸福度が高くなりました。おおむね年代が上がるにつれて幸福度が高くなる傾向があるようです。

ここ最近、新卒初任給の引き上げを伝えるニュースを見掛けることが多くなりました。
その影響もあったのか、単身世帯でお金を自由に使える人が多いのか、「金銭面」の満足度は20代が19.01点と比較的高くなり、30代(17.70点)、40代(18.27点)、50代(18.36点)を上回りました。

2025年調査の幸福度を既婚者と未婚者別に集計した結果、既婚者が25.96点、未婚者が19.55点となり、既婚者が未婚者より6.41ポイント高くなりました。

未婚者はパートナーがいない人も含まれるため、特に「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」で既婚者と満足度に開きが出ましたが、「家族との関係値」「金銭面」「仕事(働き方)」「住環境(利便性・治安)」「健康状態」についてもそれぞれ既婚者が未婚者を3ポイント以上も高くなる結果となりました。


2025年調査の幸福度をエリア別に調べてみたところ、大阪・関西万博が開かれた影響もあったのか、昨年4位の「近畿」エリアが1位となりました。2位は「九州」エリア、3位は「南関東」エリアとなっています。「東北」エリアは2年連続の最下位となりました。

1位の近畿エリア(24.62点)は、前述のとおり、女性の幸福度が25.56点で全10エリアの中でトップに。項目別に見ても「家族との関係値」「金銭面」「仕事(働き方)」「住環境」「健康状態」の5項目でトップとなりました。
2025年、近畿エリアでは大阪・関西万博が開催されたほか、プロ野球では阪神タイガースのセ・リーグ優勝、高校野球では智弁和歌山が春の選抜高等学校野球大会で準優勝、関西国際空港・第1ターミナルビルのグランドオープン、神戸ウォーターフロントに最大1万人規模を収容可能な「GLION ARENA KOBE」が開業するなど、明るいニュースの多い1年となりました。
こうした明るいニュースは、幸福度をあげる要因の一つになっているのかもしれません。
【近畿エリアの良いところ】・大きな公園があり、自然が多いので部屋からの眺望が美しい(50代女性・既婚)・自然が多くて、スーパーマーケットなども多いところ(20代女性・既婚)・スーパーやコンビニなど他にも色々なお店もあり、駅も近くにあるので非常に便利なところが良いところだと思います(30代男性・未婚)・都会なのでイベントに行きやすい(20代女性・未婚)・名城を毎日のように眺められること(50代男性・未婚)

2位は、九州エリア(24.57点)でした。項目別では、「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」がトップでした。「家族との関係値」がトップの近畿とは僅差の2位、「金銭面」「仕事(働き方)」「健康状態」も2位となっています。
【九州エリアの良いところ】・自然が豊かでのんびり暮らせる(60代女性・未婚)・水が美味しい、スーパーが近い(30代女性・既婚)・自然災害が比較的少ない。台風が直撃しやすいエリアにも関わらずそんなに甚大な被害は受けない(20代女性・未婚)・市街地にすぐ行ける便利さ(50代女性・既婚)

3位は南関東エリア(23.67点)で、昨年調査の2位から1ランクダウンとなりました。「住環境」が2位となり、南関東エリアの幸福度を押し上げています。
【南関東エリアの良いところ】・スーパー、レストラン、ドラッグストア、コンビニ等全て徒歩圏にあり便利。都心にも1時間以内で行けて楽(60代女性・既婚)・大きなショッピングモールがあってそのまわりには豊かな自然があり良い環境で生活できる(40代男性・未婚)・交通のアクセスがよい。治安がいい。自然もあり落ち着いている。どこにでも行きやすい(40代女性・既婚)・小学校が近くにあり、家族連れの多い地域で、治安が良い。また、横浜と渋谷へのアクセスがいい(20代男性・未婚)・自然があり、また都会の地域もあり、住んでいる地域だけで十分楽しめる(30代女性・既婚)
写真を撮影したり見返したりすることが、幸福感に対してポジティブな影響があると分析した論文なども発表されています。そこで、写真を撮影する習慣と幸福度には関係があるのか、調べてみました。
「記念日の写真や家族との写真をどのくらい撮っていますか?」と質問し、別途回答を得た「総合的な満足度」と掛け合わせて集計したところ、次のような結果になりました。

「頻繁に撮っている」回答者の幸福度は31.45点と最も高く、「時々撮っている」(29.43点)、「あまり撮っていない」(27.24点)、「どちらとも言えない」(24.50点)、「ほとんど撮っていない」(20.85点)という順でした。
写真を撮れば幸せになれる、ということではありません。幸せを形に残すために写真を撮る人もいるのでしょう。それでも写真を頻繁に撮る人は、ほとんど撮っていない人よりも幸福度が約1.5倍と明らかに高くなっていました。
恋人がいる人は、幸せそう――。そう感じたことのある人もいると思いますが、未婚の回答者に絞って、恋人の有無、恋活・婚活をしているか、と聞きました。

「総合的な満足度」と掛け合わせて幸福度を算出したところ、「交際中の異性がいる」人の幸福度の平均が26.95点、「恋活・婚活を積極的にしている」人が23.21点、「恋活・婚活をときどきしている」人が20.00点、「恋活・婚活に興味はあり情報収集中だが、具体的な行動はまだない」人が20.10点、「恋活・婚活をしていない」人が19.96点という結果になりました。
恋人がいると幸福度が高くなるのは予想できた人も多いかと思いますが、「恋活・婚活を積極的にしている」人も幸福度が高くなる傾向があるようです。
近年、多様な生き方が尊重されるようになり、働き方においても各社様々なニュースが話題になります。2025年も「残業キャンセル界隈」や「出社回帰」など、ワークライフバランスをめぐる話題がニュースになることが多かったように感じます。
また、育児中の家庭では、家事・育児にかかりきりになり、自分の時間を持てないことにストレスを感じるケースが多いようです。実家の祖父母に頼ったり、ベビーシッターや家事代行サービスを活用したりすることで、一息つける時間を確保できるだけで、救われた思いになったことのあるパパママもいるのではないでしょうか。
そこで、平日や休日にどのくらいの自由時間があると幸福度を感じやすくなるのか、関係を調べてみました。平日と休日の自由時間について聞いた設問と、「総合的な満足度」に関する設問への回答を掛け合わせて集計した結果は次のグラフのとおりです。


平日については、自由時間が「3時間以上〜4時間未満」のときに幸福度の平均が26.74点と最も高くなっていました。休日では、「4時間以上〜5時間未満」が平均26.74点で最高値に。
「ワークライフバランス」と言うようにバランスが大切なのか、平日も休日も自由時間がそれよりも多くなると幸福度は下がっていく傾向にあるようです。
「エリア別幸福度」に関する調査(「タメニー幸福度調査2025」)【調査期間】2025年10月6〜9日、10月17〜21日【調査方法】インターネット調査【調査人数】5,139人【調査対象】全国20〜69歳の男女※エリア、男女、既婚者・未婚者、子どもの有無が識別できるように実施1北海道2東北(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島、新潟)3北関東(茨城、栃木、群馬、山梨、長野)4南関東(埼玉、千葉、東京、神奈川)5東海(静岡、岐阜、愛知、三重)6北陸(富山、石川、福井)7近畿(滋賀、京都、奈良、和歌山、大阪、兵庫)8中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)9四国(徳島、香川、愛媛、高知)10九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄)※各項目の数値は小数第二位を四捨五入しているため、各項目の合計が100%とならない場合があります。
タメニーhttps://tameny.jp/
(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
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