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芸人の青木さやかさんが、くわばたりえさんのYouTubeチャンネルにゲスト出演。がん闘病について明かしました。
二度のがん治療を経験している青木さやかさん。40歳のときに、先輩に誘われて初めて人間ドックを受けたところ、CT検査で肺に小さな影が見られたといいます。
ただ、風邪を引いたり肺炎にかかったりした後でも「肺の影」は見られるもので、影の大きさが変化していくかどうかを経過観察することに。「実はそういう経過観察してる人は世の中にいっぱいいる」と知ったそう。
経過観察の結果、今から7年前、娘が小学2年生のときに、青木さんは肺腺がんの確定診断を受けます。病院では「あなたはガンです」と告知されるのかと思いきや、「それはドラマの見過ぎ。全然違うの。先生がパソコンを見ながら『あ、これがんだね。がんだ。どうする?』って」あたかも何気ないふうを装って冷静に告げられたと明かしました。
青木さんが「え、どうしますって死ぬんですか?」と聞くと、医師は「『いや、死ねないよ、これじゃあ』。そんな大きながんじゃないよって」と返答。患者がパニックに陥らないようにあえて落ち着いて話してくれていたのかもしれないと言いつつ、それでも青木さんは「もう本当に落ち込んで、帰りの車の中で一回だけ泣いた。なんか世の中から色が消えて全部グレーに見えたっていう感じ」と振り返りました。
ただ、一回泣いたら後は、現実的な問題に対処していかなければなりません。所属事務所に相談して仕事を調整し、すでに離婚していたため、手術と入院のあいだ娘の預け先をどうするかも検討、治療にかかるお金も含めてこの先どうやりくりしていくか……やることは山積みでした。
手術は5時間ほどで、入院期間は約一週間。術後一ヶ月も経つと、それまで通りの仕事に戻ったといいます。
しかし数年後、検診で再びがんが発見されます。ただ再発ではないそうで、青木さんは「私がなった肺腺がんはアジアの女性に多いんだけれども、クセみたいになるので、イボみたいなのがちょこちょこちょこっとできるタイプ。だからタバコを吸うとかあんまり全く関係なくて。ちっちゃいのができたら取りましょうって」と冷静に説明。しかもそのとき見つかったがんはまだステージ1にも満たないレベルの超早期で、がん保険の支払い対象にもならなかったそうです。
大病を経験したものの、「やっぱどうもね、人に頼るっていうのがあんまり得意じゃないから、がんだってこともほとんど誰にも言わずに入院。誰も手術の時に立ち会わないで欲しいって言って」と、ひとりで病気を受け止め淡々と対処していった青木さん。それでもマネージャーさんや数人のママ友、元夫には病気のことを伝えて子育ても含めサポートしてもらったと感謝しているそうです。
大きな病気をしたことはなく、風邪をひいても12時間寝れば治るというくわばたりえさんは、青木さんに「私たちの世代ってドラマの見すぎだと思うんだけど、がんってすごい怖くない?」と聞かれると、「いろんな病気がある中でがんが一番怖い。転移もするとか、気づいた時には手遅れだとか」と、率直な印象を話しました。
青木さんも以前はそう思っていましたが、自身の経験を通じて学び、「闇雲に怖がってたときよりも、肺だけは詳しくなったんだけど、(病気のことも)自分の体のこともよくわかった状態の方が、不安は減った」とそう。
ネットで自分の症状を調べてしまうとマイナス感情を煽られるだけなので、ネットは「見ちゃだめ」で、青木さんの調べ方としては「自分が信頼のおける先生とかに聞くってこと。誰から情報を取るかってのがすごく重要だから。それは病気のことじゃなくても」「病院もすごく大事で、私はこの先生だから手術して欲しいなって思ったし、今も繋がってる」のだそうです。
(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
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