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みなさんは物の収納場所を“なんとなく”で決めてしまっていませんか? 実は収納場所を少し工夫するだけで、生活の中の無駄な動きが少なくなり、時短が叶うことも多いんです。今回は生活動線を意識した時短収納術のコツをお伝えします。
こんにちは。ライフオーガナイザー®の門傳(もんでん)奈々です。
日々に生活に重要な収納。家を整える上で収納は大切ですが、収納場所によってはちょっとひと手間がかかることが面倒になり、やがてその辺に置きっぱなし……なんてことも。
家を綺麗な状態に保つためには、動線を意識した収納場所を考えることが重要です。収納を工夫することで動線が短くなり、結果的に時短にも繋がります。
今回は、何をどこにおくと時短が叶うのか、具体的な収納案をお伝えします。

お風呂上がりに交換する下着類。その下着をクローゼットに収納している方は案外多いのではないでしょうか? しかし、この下着の収納場所を「洗面所」に変更すると、動線が楽になるんです。
オススメしたい理由は次の2つ!
① お風呂上がりにすぐに取り出せるお風呂上がりにタオルで体を拭いたら、すぐに身につけるのは下着ですよね。その下着をお風呂上がりにすぐに取り出せる場所、それが洗面所です。
② お風呂前にクローゼットに行く手間が省けるクローゼットに下着を収納していると、お風呂に入る前に一旦クローゼットに行く手間が生まれてしまいます。けれど洗面所に下着を収納しておけば、クローゼットを経由する動きがなくなるので、時短になりますよ♪

スリムな収納ボックスは隙間収納にぴったりです。
洗面所には、洗面台と家電、壁の間などにちょっとしたすき間が生じやすいもの。そのスペースを有効活用して下着を収納してみましょう!
我が家の場合、洗濯機と壁の間にスリムタイプの収納ケースを置いて、その中に下着を収納しています。

コの字ラックを用いて空間を分割してみると収納量がアップ。

奥行きに対してはみ出してしまう収納ボックスは、向きを変えてみるとスッキリ収まることがあります。
洗面所にある収納棚は、それほど奥行きがない場合もありますね。
我が家はマンション暮らしですが、洗面所にある収納棚の奥行きは20cmしかありません。そこに下着を収納するには「収納ボックスの向きを変える」「コの字ラックで収納量を増やす」という2つの工夫をしています。
こうすることで使いやすさを維持しつつ、収納力もアップしますよ。
洋服は全てクローゼットにしまわなくてはならない……と思っていませんか?
確かに、洋服を収納する場所といえば「クローゼット」ですが、朝の身支度をする場所とクローゼットが離れている場合、部屋の行き来が大変ですよね。
そこでオススメなのが、仕事がある日に着る洋服とそれ以外で洋服の収納場所を変えてしまうことです。

仕事で着る服は、洗面所など身支度する場所の近くに収納しておくと時短になります。

洗面所を出てすぐに手に取れる場所に掛けて収納しておくのも便利です。
平日仕事前の準備の時間は、どうしてもバタつきがち……。朝の忙しい時間にクローゼットと洗面所を行き来する時間ももったいないですよね。
そこで我が家では、洗面所の近くに平日に着る洋服を収納しています。1ヶ所は洗濯機の上の空いたスペース、もう1ヶ所は洗面所のすぐ隣の寝室のコートハンガーに、それぞれ洋服を吊るして収納しています。
こうすることで、平日朝の部屋の行き来が少なくなりますよ。

仕事で着ない洋服はクローゼットに収納します。
休日に着る洋服や、たまにしか着ない洋服はクローゼットへしまいます。
出かける前に準備したり、着替えたりする場所や、確保できる時間に応じて収納場所を変えてみることで、時短を叶えることができますよ。
家の中でもっとも時短を意識する場所のひとつが、キッチンではないでしょうか。
キッチンの収納も自分の家事の動きに応じて場所を考えることで、時短を手に入れることができます。

使う場所のすぐ近くに収納するのが家事を時短するポイント
ザルやボウルを、フライパンなどと一緒にコンロの下に収納していませんか?
ザルやボウルを使う場所はシンクがほとんど! ですから、シンク下にザルやボウルの収納場所を設けることをオススメします。同様に水を入れてから使う鍋も、シンク下に収納するのがよいでしょう。

使用頻度の高いお皿は、作業台のすぐ下に収納しています。
食器の中でも使用頻度が高いもの、低いものがあると思います。使用頻度が高い食器はすぐに取り出せる場所に収納しておけば、盛りつけなどにすぐにとりかかれて時短になります。
我が家は作業台のすぐ下の引き出しの中にファイルボックスを入れ、そこにお皿を立てて収納しています。立てることに抵抗があれば、並べて収納してみましょう。
いずれにしても、作業台のすぐ近くに収納すると便利です。
いかがでしたでしょうか?
暮らしの中で行き来する人の動きを線で表したものが生活動線です。この生活動線を短くすることで無駄な動きが少なくなり、時短になります。
自分の日ごろの行動を振り返ってみましょう。その動きの流れ上に収納を取り入れていくと、ぐっと効率的に動けるようになりますよ。ぜひ取り入れていてくださいね。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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