
/
美容ライターの遠藤幸子です。目元は、顔の印象を大きく左右するパーツ。ほんの少しの工夫で、垢抜けて洗練された雰囲気を演出できます。今回は、垢抜けた目元に仕上がるアイシャドウの塗り方を3つ紹介します。
アイメイクといえば、複数のカラーを使ったグラデーションメイクを思い浮かべる方が多いかもしれません。けれど、色を重ねすぎると目元が重くなり、どこか古い印象になってしまうこともあります。
また、加齢によるたるみで思う位置に色が来ず、もたついた印象に見えることもあります。垢抜けを目指すなら、軽やかさや抜け感を意識したグラデーションを心がけましょう。まずは、まぶた全体に明るいベースカラーをのせて、目元に自然な明るさとツヤをプラスします。
ラメやパールの粒子が細かいタイプを使うと、ギラつかず上品に仕上がります。次に、ミディアムカラーを目尻側だけにふんわり入れ、自然な影を作ります。締め色は目尻側にだけ、細く控えめに入れることで、目元が引き締まりつつも軽やかに見えます。
グラデーションはあくまで自然に。アイホール全体をすべて埋める必要はなく、ふんわりとしたぼかしで陰影をつけることで、今っぽくこなれた目元に仕上がります。
最近は、作り込んだ、いわゆる目ヂカラ全開のアイメイクが主流ではありません。抜け感のある目元が人気を集めています。中でも人気なのが、単色アイシャドウで作る抜け感のある目元です。
ひとつのカラーで仕上げることで、シンプルながらも洗練された印象に仕上がり、時間がない朝にも忙しい女性の強い味方になります。
使う色は、自分の肌に自然になじみつつ、くすみがちな目元を明るく彩るカラーがベスト。ベージュ系やくすみのあるパステルカラーなどがおすすめです。
質感はマットよりも、ややツヤのあるタイプを選ぶと、自然な立体感が出やすくなります。パールやラメは粒子が細かく、繊細な煌めきを放つものを選びましょう。
塗り方のコツは、平らなブラシを左右にスライドさせるようにまぶた全体に塗り広げること。少し濃くしたいまぶたの中央や目のキワを起点にして他の箇所よりも複数回左右にブラシをスライドさせ、濃くなるように塗ります。
徐々にブラシを上方向に動かし、眉に向かうにつれて薄くなるように仕上げましょう。これだけで目元に奥行きが生まれつつ、シンプルなのに印象的な仕上がりになります。あえて作り込みすぎないことで、抜け感が出て、垢抜けた雰囲気を演出できます。
アイメイクというと上まぶたに注目しがちですが、下まぶたメイクも垢抜けのカギを握っています。特に、涙袋や下まぶたに軽く色をのせることで、目の輪郭が引き立ち、優しく今っぽい目元を作ることができます。
涙袋には、粒子が細かいパール入りの明るいアイシャドウをさっとのせて、さりげない立体感をプラスします。ここで大粒ラメを使うと安っぽく見えたり、目の下のちりめんジワを引き立てたりする可能性があります。
あくまで繊細な輝きを意識するのがポイントです。自然なうるみ感が加わることで、柔らかく女性らしい印象に仕上がります。次に、下まぶたの目尻側に少しだけ陰影を加えます。上まぶたに使ったシャドウの濃いめのカラーなどを目尻3分の1程度に軽くのせることで、全体のバランスが整い、目元が引き締まります。
目の横幅が自然に広がったように見え、目が大きく見える効果も期待できるでしょう。下まぶたにまで丁寧にメイクを施すことで、顔全体の印象がグッと垢抜けて見えるはずです。
垢抜けた目元に仕上げるためには、『塗りすぎない』『自然な立体感を意識する』『下まぶたメイクでバランスを取る』というポイントが大切です。
参考にしていただき、垢抜けた、今っぽい美しい目元を目指しましょう。
この記事のライター
アンチエイジングアドバイザー/スキンケアアドバイザー
遠藤幸子
7451
日本抗加齢医学会正会員、アンチエイジングアドバイザー、スキンケアアドバイザー。 エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインファマーシャルなどに出演するほか、美容ライターとしてコラムの執筆やコスメブランドの広告などの執筆活動を行う。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索し、豊富な自己体験を元に日々情報を発信中。
ビューティの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント