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現役東大生が「他大学でなく、東大に入ってよかった!」と心底思う瞬間とは。それは「誇るべき学歴」や「レベルが高い授業」ではなく「意外にも」

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目次

さんきゅう倉田です。吉本興業で芸人をしています。東京大学の2年生です。

 

大学で学ぶ意味はあるのか。

大学で講義を受けていると、ときたま思う。

 

しかし、大学で得られるものは知識と学歴だけではない。

 

◀この記事の【前編】を読む◀◀◀こちらから◀◀◀

 

「学歴」や「知識」以外に得られる意外なもの

学ぶ「目的」によって、「大学に入るべきか」その必要性は変わる

大学には、人との繋がりや学びの機会が無数にあり、自分の可能性や興味がきっと広がる。また、文章として公表されていない情報や公表はされているがアクセスが難しい情報を受動的、ときには能動的に得られる可能性がある。

今回、そういった大学の良さは傍に置いておいて、質問について純粋に考えたい。

 

学びのために大学に入る必要はあるのか。

 

やりたいことが決まっていて、それを学ぶだけなら大学に入る必要はない。

一方で、研究がしたい、その道で就職したいと思ったら学位は必要だろう。さらに、仲間との研鑽が必要な分野ならやはり大学入学は合理的だと思う。

資格を取るために特定の科目を勉強するような場合は学校に行く必要はない。学びが体系化されているので、書籍で十分である。本では勉強できない。他人の話を聞かないと頭に入ってこないというのは甘えである。

 

ぼくは行動経済学と税法が学びたくて東大受験を決めたが、受験の理由がそれだけだったらすぐに諦めていただろう。ちょっと考えれば、大学に行かなくてもある程度学べることに気づくから。

 

▶友人が風俗へ。東大生ならではの興味深い考察

ある日、友人が風俗店へ。東大生ならではの興味深い考察とは

友人が風俗に行った。

 

3人で池袋に行き、食事のあと1人は帰って、2人はソープに行った。

初めての風俗だったらしい。

ぼくはそのような経験がないので、「ソープってどこまでするの?」と聞いてしまった。20歳に風俗のシステムを教えてもらう人生だ。

 

その風俗には学割があった。

 

この話を横で聞いていた別の友人が、「どうして学割があるのか」疑問を口にした。

安くして学生に来てもらうことに何か意味があるのだろうか。学生は風俗店にとって嬉しい客なのか。

しばしの沈黙のあと、友人の1人が言った。

 

▶東大生の友人がした素晴らしい回答

東大生は一瞬で見抜いた風俗店の学割のシステム。あなたは見抜ける?

友人が言った。

 

「女の子と同じ大学の人が来たときに、マッチさせないように」

 

素晴らしい回答だと思った。

 

学生証を提示させる意義は複数あるだろう。

社会には学生の金銭的負担を小さくする慣習があるし、学生と社会人の利用時間帯は異なるから需要に応じて価格を下げているのかもしれない。

 

ただ、それらはビジネスにおいてよく見られる現象で、回答としてつまらない。月なみだ。誰でも思いつく。

 

風俗ならではの問題を解決する回答が、その人の想像力の高さを示すのだ。

 

風俗店の立場になって考える。従業員にはなるべく辞めてほしくない。従業員が辞める理由はいくつかあるだろうが、そのうち、報酬や働きやすさは店側がコントロールできる。

 

しかし、従業員が嫌がるような客を店側で完全に排除することは難しい。説教をしたり体臭が強かったり、多少嫌な客であっても料金の範囲内で耐える必要があるからだ。

 

しかし、知り合いが来て、周囲の人間に風俗店での労働について暴露されることには耐えられない。そういったことを防ぐために、すべてを防げるわけではないが学生に来てもらうことの有効性と総合勘案して学生証を提示させているのかもしれない。

 

すぐに気づいた友人のことを尊敬するし、そういう尊敬させてくれる機会があるとき、「東大に入って良かった」と常々思う。

 

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この記事のライター

OTONA SALONE|オトナサローネ

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