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40代の婚活は長く険しい道のり……。46歳のOTONA SALONE編集長アサミ、ただいま婚活歴2年半。今までやってきたのは、婚活パーティ、婚活アプリ、個室婚活、知人の紹介など多岐にわたる。しかし、すべて玉砕してきた。
そんなアサミにも、恋人いない歴9年半、恋愛ご無沙汰歴8年半にして、やっと「好きな人」ができたのだが、ちょっと謎の多いくせ者で……? これは40代独女の「実名 顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
お茶から始まったジェントルさん(49歳・アーティスト)との4回目デート。念願かなって(?)、やっとディナーまでこぎつけることができた。
代官山のオシャレな韓国料理のお店。美味しい食事とお酒。改めてジェントルさんをそっと見つめてみる。素敵なひとだなぁ……。見た目もダンディなうえに、中身はやさしい紳士。仕事もグローバルに活躍している。
ふと思った。
いいんだろうか? こんな素敵な男性の隣に私なんかがいて。私みたいな人間じゃ、不釣り合いじゃないだろうか? 私が釣り合うところなんてあるのだろうか……と。
恋愛に不慣れな40代独女は、急に不安になった。
こんなに素敵なジェントルさんが女性にモテないはずがない。よく考えたら会うのは2~3週間に一度だ。そして手に触れたりはしてくるけれど、手をつないでくることはしない。もちろん、それ以上もない。
1回目のデートこそ平日だったけれど、2~4回目のデートは、日曜日か三連休の月曜日。土曜日ということはなかった。ってことは土曜日は別のご予定があるのよね。
あれ、あれ、あれ? もしかしてジェントルさん、ほかにもデートする女性がいるんじゃないの……?
さっきのカフェではなんかちょっといい雰囲気だったのに、ディナーになったらなんだか淡々と食事をしている彼。私はちょっと酔っぱらっているからドキドキしていたのにあんまりムードが高まらない。
なんか変なことしちゃった?
話がつまらなかった?
ついつい恋愛に関してネガティブ思考になってしまうのが、恋愛ご無沙汰オンナの悪いクセ。考えてもしょうがないのにね。
だったら自分から好意の気持ちを伝えればいいのだけれど、それも恥ずかしくてできない。これも恋愛ご無沙汰オンナの悪いクセ。
ジェントルさんは、きっとどんな女性にもやさしいよね。
だから、私だけに好意を持ってくれるなんてこと、ないか。あー、ないない! だって私の魅力って何よ? そりゃ、ジェントルさんはいろいろ誉めてくれたよ。仕事がすばらしいとか、女性らしいとか、肌キレイとか、髪キレイとか……。でも、それはほめ上手な彼だからで、他の女性にも言ってるだろうし、私が他人より優れているわけじゃない。
やっぱり自信ないな、男性から恋愛対象にされるってことに。その証拠に婚活を始めるまでの7年くらいは、誰からも誘われなかったわけだから。
不安な気持ちを抱えながらもディナーは終わり、二人で店を出た。時刻は21時過ぎだった。
代官山駅から電車に乗って帰る途中、ふいにジェントルさんが聞いてきた。
ジェントル「アサミさんは占いの鑑定を受けたことありますか?」
アサミ「はい、何度か。女性メディアでは占いの記事が人気なので、その縁でみてもらったことあります」
この2年くらいだと、OTONA SALONEで連載している「裏ホロ占い」の流光七奈先生、「ガリ占い」の西新宿の母の鑑定を受けた。わりと受けてるな(苦笑)。
ジェントル「そうですよね、メディアをやってらっしゃると機会が多そうですね」
アサミ「はい。全部を信じているわけじゃないですけど、ひとつの参考にはなります」
占いの鑑定をしてもらいたいのかな、ジェントルさん。
アサミ「ジェントルさんは占いの鑑定を受けたこと、ありますか?」
ジェントル「半年くらい前に仕事で韓国に行ったって話したじゃないですか」
さっき韓国料理を食べながら、韓国出張の話もしていた。本当に海外での仕事が多いジェントルさん。
アサミ「ええ」
ジェントル「そのときの会食に、韓国では有名だという占い師さんがいらっしゃって」
アサミ「みてもらったんですか?」
ジェントル「はい。簡単な鑑定だったと思うんですけど」
へぇ。どんな鑑定結果だったんだろう。恋愛運とか、ちょっと気になる。
アサミ「どんなこと言われたんですか?」
ジェントル「去年までの3年間はね、運気がすごく良くなかったと」
アサミ「そ、そうなんですか⁉」
ジェントル「確かにこの3年間で別居も離婚もしたし、仕事でもちょっとシリアスなことがあったから」
ちょっと悲しそうな顔をみせるジェントルさん。当たってたってことか。彼にとって離婚の傷はとても大きいものだったのだろう。
アサミ「そうでしたか……」
それ以上のことは言えない私。なんか悪いこと聞いちゃったかな、と思ったが、彼の声が急に明るくなった。
ジェントル「でも、ここから先は運気が良くなると言われたんです!」
ジェントルさんの目がキラキラして見えた。うれしそう。よかった。
アサミ「じゃ、今は運気がいいってことですね!」
ジェントル「僕の中でも一番悪いときからは抜けたな、という感覚はあります」
アサミ「ほかには何て?」
ジェントル「仕事では新しいことたくさんが舞い込んでくると言われました」
アサミ「当たってますか?」
ジェントル「そうですね。確かに新しいプロジェクト案件が増えています」
アサミ「運気上昇、当たってますね!」
ところで恋愛運はどうなんだろう。占い師さんに聞いたのだろうか。
やっぱり気になるのはジェントルさんの恋愛運……というか、そもそも彼自身が恋愛についてどう思っているのかな。
アサミ「恋愛面は……何か言われましたか?」
ジェントル「恋愛運もね、運気が良くなると。いい出会いがあると言われました」
いい出会い! え、私との出会いってことですか? なーんて図々しいこと、ジェントルさんの前では言えない。彼じゃなかったら言っちゃってるかもしれないけど(苦笑)。
ジェントル「あとは僕次第、なんです」
アサミ「僕次第ってどういうことですか?」
ジェントル「恋愛は、僕が頑張らなきゃ……ダメなんですよね」
ちょっと目線をそらし、少しはにかんだように見えた。え、え、え、僕が頑張らなきゃって、どういう意味⁉
電車が渋谷駅についた。お互いに乗り換える場所だ。ジェントルさんとはここでお別れ。
ジェントル「今日も楽しかったです。遅い時間までありがとうございました」
そう言って、スッと右手を差し出したジェントルさん。
アサミ「こちらこそ、ありがとうございました」
私も右手を出し、握手をする。
ジェントル「じゃ、また」
ギュッと私の手を握るジェントルさんの手は、心なしかそれまでよりも力強くキュッと握られた感じがした。彼の大きな手の感触が、まだ残っている。そしてさっき「恋愛は、僕が頑張らなきゃダメなんですよ」という言葉も、耳の残ったままだった──。
【恋愛を頑張るって何? 意味深な、彼の本音がわからない…。来週4月10日(水)17時をお楽しみに!】
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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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