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高齢ママだと子どもはかわいそう? 44歳で妊娠を公表したYouTuberのもとに届いた誹謗中傷

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目次

“眉ポン”でお馴染みの1分メイク動画や、福袋の開封動画で大人気のYouTuberあいりさん。不妊治療を経て妊娠し45歳でママになったあいりさんが、不妊治療から産後までを綴った書籍『45歳で初めてママになりました。私の不妊治療・妊娠・出産のすべて』(扶桑社)をご紹介します。

45歳で初めてママになりました。私の不妊治療・妊娠・出産のすべて

現在48歳で、3歳の男の子を育てながらYouTuberとして活動するあいりさん。実は一度目の結婚、そして現在の夫・コクーンさんとの二度目の結婚から、長く不妊治療を経験しました。

あいりさんがYouTubeで妊娠を公表すると、多くのコメントが寄せられました。その中には祝福だけでなく、批判や中傷もあったといいます。そのとき、彼女はどんなふうに感じ、考えていたのでしょうかーーあいりさんが「不妊治療・妊娠・出産のすべて」を綴った著書から一部をお届けします。

高齢ママだと子どもはかわいそう?

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(あいりさん提供画像)

妊娠6か月の安定期を迎えた頃。

「もう大丈夫だろう」

そう思ってYouTubeで妊娠報告をすることにしました。投稿日はやっぱりおめでたい日がいいと思い、2021年7月7日の七夕に決め、投稿時間も19時ちょうどに設定。この動画の投稿は、もちろんいろんなご意見をいただくだろうと覚悟しながらのことでした。

「わたくしごとですが、このたび、新しい命を授かりました!」最後の言葉が涙声になってうまく言えず、言い直しました。見てくださっていた方には、取り乱した姿を見せてごめんなさい。あのときの涙は言葉で説明するのが難しいのですが、「ようやく言えた!」という晴れ晴れとした気持ちからくる嬉し涙ではなく、今までのつらく長い不妊治療の記憶がブワッと思い出されて胸がいっぱいになり、込み上げてきた涙でした。

動画公開後は皆さんから、驚くほどたくさんの温かいコメントをいただきました。「おめでとう!」「自分のことのように嬉しい」「私も泣いてしまいました!」そんなありがたくて、嬉しすぎる数えきれないほどのコメントを一つ一つ読みました。みなさんの優しさが心に沁みて、何度も涙したことを昨日のことのように覚えています。本当に感謝でいっぱいで、ありがとう以上のありがとう、そんな思いでした。

一方で、心にグサッと突き刺さるようなコメントも多くいただきました。

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(『45歳で初めてママになりました。私の不妊治療・妊娠・出産のすべて』著:YouTuberあいり、医療監修:佐賀絵美、漫画:ワタナベチヒロ/扶桑社)

「障害者を増やすな」「産まれてくる子どもがかわいそう」

あまりにも行き過ぎた中傷コメントについては、正直、受け流すことができました。ただ、悲しくなってしまったり、改めて考えさせられたりするようなご意見をいただいたのも事実です。例えば、胎児に先天性の病気や染色体異常があるかどうかを調べる「出生前診断(※)」を受けたことについての「なぜ受けたのか? 障害がわかったら、おろすつもりだったのか」というご意見。

診断を受けることの是非、そして、その結果からどんな選択をするか……。これにはみなさん、さまざまな意見を持たれていて当然だと思います。なので、あくまでも私のケースとして聞いてもらえたらと思います。

私の場合、妊娠がわかったときに高齢ということもあって不妊治療のクリニックの先生から「出生前診断は受けたほうがいい」と強くすすめられました。

高齢妊娠では、赤ちゃんがダウン症などの染色体異常や先天性の心疾患をもって産まれてくる可能性が高まるというのはもちろん知っていたので、そういうものなんだと納得し、特に断る理由もなかったので言われた通りに受けたというのが本当のところです。

結果として異常は見つからなかったのですが、診断を受けるメリットとして一つ言えることがあります。それは、妊娠中からその病気や障害についての理解を深め、できる限り夫婦で心の準備をして、赤ちゃんを育てていくための環境づくりができること。さらに出産直後に必要な処置がわかれば、お産をする病院に準備しておいてもらうこともできます。産まれてくる赤ちゃんのためにできる限りのことはしてあげたい。そんな思いで診断を受けました。

そして私が一番つらかったコメントは、子どもが成長したときの私の年齢について指摘するものでした。それは私自身、長い不妊治療の間もずっと自分に問いかけてきたことだったからです。

「子どもが成人するときに65歳って、しんどくない?」「高校生のときに母親が還暦とか、かわいそう」

本当に、おっしゃる通りだと思います。私もそう思っていました。だからこそ、葛藤していたのです。子どもがどうしてもほしい。でも、母親はなるべく若いほうがいいんだろうなと。不妊治療を続けながら、こんな悩みもずっと抱えていました。

「高齢になってまで、子どもを産むことは自分のわがままなのだろうか」

20代で産めていたら、30代で産めていたら……それに越したことはなかったと今でも思います。私は選んで高齢で妊娠をしたわけではありません。ただ、ぽぽちゃんという命を奇跡的に授かれた、そのタイミングが44歳という年齢だったのです。

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(あいりさん提供画像)

こういったコメントを読みながら、また自問自答して、やっぱり心に強く誓ったのはこんなことでした。

「幸せかどうか」を判断するのは他の誰でもなく、この子自身。誰になんと言われようと、私がこの子を幸せにする。

そのためにも、できる限り健康に気をつけること。そして、いつまでも若々しくいるための自分磨きを惜しまずしていこう。

その後の動画には「私も母が44歳のときの子ですが、今すごく幸せです」といった、“高齢出産で産まれた子ども側”の方からのコメントもたくさんいただきました。私を励まそうとご自身の経験をコメントに残してくださったこと、本当に嬉しかったです。「高齢でも、お子さんを立派に幸せに育て上げている先輩ママさんがこんなにたくさんいるんだ!」と、本当に勇気づけていただきました。

自分の幸せを決めるのは、自分。これが私がいつも意識している“自分軸”という考え方です。我が子や自分を、年齢差だけで「不幸だ」と、私自身が思わないこと。それが大事なんだと思います。

幸せの定義を自分軸で考えることは、日頃から意識していたつもりでしたが、これがなかなか簡単なことではないのです。不妊治療で行き詰まっていた頃はどうしても「あの人はあんなに幸せそうなのに私は……」と他人軸になってしまっていました。前章でもお話ししましたが、コクーンの「他人と比べるのはやめたほうがいいよ」の言葉をきっかけに、そんな自分に気づき、改めて自分軸を捉え直すことができたのです。

私の隣にコクーンがいること。どうでもいいことで笑い合えること。

ふわふわのメルを撫でているとき。低糖質バナナケーキが上手に焼けたとき。

アイブロウが上手に描けたとき。お気に入りのアユーラの入浴剤を入れてお風呂に入って深呼吸する瞬間。

実は当たり前のような日々のなかに幸せがたくさんあって、見過ごしそうなところをあえて見つけて「幸せ〜」ってしっかり言葉にしてみて感じる。たったこれだけのことだけど、これがものすごく大切で……。妊娠報告動画にいただいたたくさんのコメントをきっかけに、改めてそんなことを考えたのでした。

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この続きは、是非書籍でご覧ください。

※本記事は、『45歳で初めてママになりました。私の不妊治療・妊娠・出産のすべて』著:YouTuberあいり、医療監修:佐賀絵美、漫画:ワタナベチヒロ/扶桑社より抜粋・再編集して作成しました。


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この記事のライター

マイナビウーマン子育て

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