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クラシックホテルの会は、9月9日を「日本クラシックホテルの日」として記念日登録した。
また、記念日制定を祝し、限定「記念日コースター」を制作。コースターは、クラシックホテルの会加盟9ホテル内の直営飲食店にて9月9日当日のみ使用し、SNSなどでの話題喚起にも役立てていく。なお、一部使用のない店舗もある。
クラシックホテルの会は、明治の文明開化以来、西洋のホテル文化を日本において導入してきた先人たちの足跡を現代に伝え、歴史と伝統を守り続ける日本の9つのクラシックホテルが連携し、2017年に設立された。
9つのホテルは、古き良き時代を懐かしむ顧客世代はもとより、オーセンティックな味わいに目を向ける若い世代の顧客層、そして外国人客の獲得のために手を結び、共同で販促商品の企画やPR活動を展開。長年にわたり培ってきた建築の価値や接遇の文化、地域とともに歩んできた物語を未来へ継承することを目的に活動している。
9つのホテルは、単なる宿泊施設の枠を超え、地域の文化・歴史と深く結びつき、街の景観や人々の暮らしを支えてきた。重厚な建築美、時代を超えて受け継がれてきたおもてなし、著名人や文化人が滞在したエピソードなど、多様な魅力を有している。
この度、こうした価値を改めて広く発信し、国内外の旅行者に向けた観光資源としての認知向上と、保存・持続的な運営への意識醸成を目指して、「クラシック(ク=9)」の語呂合わせと、加盟ホテルが9施設であることにちなみ、9月9日を「日本クラシックホテルの日」として記念日登録した。
記念日コースターには、9つのホテルを象徴する意匠として、日本クラシックホテルの会のロゴである柱時計を9つ並べ、それぞれの下に加盟ホテルの名前を記載している。
アンティークなプレイングカード(トランプ)をイメージしたデザインは、各ホテルがこれまで積み重ねてきた歴史を感じさせるとともに、記念すべき「日本クラシックホテルの日」を華やかに彩る。
さりげなく配されたホテル名や柱時計のモチーフが、クラシックホテルならではの趣と特別感を演出しており、記念日の思い出としても手元に残したくなるような仕上がりとなっている。
日本クラシックホテルの会へ加盟するには、「第二次大戦前に創業した日本のホテルで創業当時の経営指針が継承されていること」「第二次大戦前に建設された建物を維持(改修、復原も含む)、現在も営業を続けているホテル」「文化財や産業遺産などの認定を受けているホテル」「日本ホテル協会加盟のホテル」という4つの条件をすべて満たす必要がある。
加盟9ホテルは、栃木県日光市の「日光金谷ホテル」(創業1873年)、神奈川県箱根町の「富士屋ホテル」(創業1878年)、長野県軽井沢町の「万平ホテル」(創業1894年)、奈良県奈良市の「奈良ホテル」(創業1909年)、東京都千代田区の「東京ステーションホテル」(創業1915年)、神奈川県横浜市の「ホテルニューグランド」(開業1927年)、愛知県蒲郡市の「蒲郡クラシックホテル」(開業1934年)、長崎県雲仙市の「雲仙観光ホテル」(創業1935年)、静岡県伊東市の「川奈ホテル」(開業1936年)だ。
日本クラシックホテルの会は、今後も、歴史あるホテルの価値を発信し、次世代への継承に努めていくとしている。
9つのホテルで、記念日コースターでの特別なおもてなしを楽しんでみては。
日本クラシックホテルの会HP:https://jcha.jp
(Higuchi)
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