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メイクアップアドバイザーの伊早坂美裕です。雑誌やSNSで紹介されているアイメイクをマネしているのに、なんだかしっくりこないと思うことはありませんか?それは、そのメイクがご自身の目元のバランスに合っていないからかもしれません。そこで今回は、美人見えするアイメイクの上下のバランスについてご紹介します。
“美”も多様化している昨今において、美人といってもその基準はさまざまありますが、一般的には、顔のパーツバランスが整っている状態を、美しいと人は感じます。
ですが、完璧を目指す必要はありません。完璧なパーツバランスだと、ロボットやAIのように、美しいけれど温かみや人間味を感じられず、どこか人工的な印象に見えてしまいます。
完璧ではなく、ちょっと違う部分があるからこそ、個性が生まれて、あなただけの唯一の美しさに繋がります。では、極力バランスの取れたパーツ配置に見えるようにメイクをするために、まずは自分のパーツ配置をよく観察してみましょう。
今回は目元にスポットを当てているので、目元を中心に見ていきます。まぶたの厚みはどの程度?目と眉の距離は?黒目の大きさは?メイクの前に、鏡から少し距離を取って、じっくり観察してみましょう。
目と眉の間は、黒目の縦幅を2倍にした位置に眉下が来るのが目安です。これよりも上まぶたの幅が狭い場合は、上まぶたに濃い濃淡やカラーものを使うと、より幅が狭く見える場合があるので避けましょう。
肌トーンに近いヌードカラーのベージュやブラウンでナチュラルな陰影感を作るとバランスが取れます。逆に、この目安よりも幅が広い場合は、肌よりもワントーン暗いベースカラーをアイホールで終わらずに、眉下までグラデーションになるように広げましょう。
こうすることで、幅を狭く見せる効果があります。さらにアイブロウメイクの際に、眉の下に描き足すように眉の形を整えると、より目と眉の距離を近く見せることができます。
ここ数年続いているトレンドが涙袋メイクですが、ぷっくりさせる涙袋メイクが似合わないと感じている方も多いのではないでしょうか?
一概には言えませんが、一般的にぷっくりとした涙袋メイクが似合うとされる方は、もともと涙袋がある方や、出目の方、一重二重に関わらず黒目が大きく白目の割合が小さい方です。
この方たちは、涙袋にボリュームを出しても、瞳の印象が負けません。一方、上まぶたに厚みのある方や、涙袋のボリュームが大きい方、奥目の方、白目の割合が大きい方は、涙袋にボリュームを出してしまうと、瞳が奥に引っ込んだような印象になり、瞳の印象が弱くなってしまいます。
この場合は、涙袋を明るいカラーでぷっくりさせるのではなく、陰影感を意識したメイクをしてみましょう。涙袋に、肌よりもワントーン暗いソフトな血色カラーをのせて、目尻の三角ゾーンは、さらにワントーン暗い影カラーをぼかし入れます。まつげのキワはグレージュなどの締め色で埋めましょう。
・バーチャルアイズメイカーRD‐1/ケイト
・エクストリームジェルプレッソペンシルライナー04/クリオ
・スティロ ユー ウォータープルーフ N943/シャネル
・ブラウンズ クリーミィペンシル BR303/ヴィセ
・オールデイロングアンドカールマスカラ/ミルクタッチ
いかがでしたか?美人見えするアイメイクの上下のバランスについてご紹介しました。ご自身の目元のバランスを見極めて、メイクに活かしてみてくださいね!
この記事のライター
メイクアップアドバイザー/日本フェイシャルケア協会認定エステ...
伊早坂美裕
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美容ライター・メイクアップアドバイザー・日本フェイシャルケア協会認定エステティシャン。スキンケアからメイクまで、キレイになるための幅広い知識を活かし様々な媒体で執筆。自身が運営するブログサイト「Precious muse」では、厳選したアイテムの紹介や、美肌を育むためのこだわりの美容法を発信している。
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