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メイクを仕上げた直後には美しく整っていても、時間が経つにつれ“崩れ”が目立つパーツの代表格が、“目元”です。
「パンダ目」と言われるような真っ黒な目元になってしまえば、雑な印象やだらしないイメージも与えやすいだけに、40代女性としても気を抜けない部分。
「気をつけていても、いつも気づくとパンダ目に……」な40代女性のみなさま、いかがお過ごしでしょうか。時短美容家の並木まきです。
今回は、“パンダ目オバサン”を回避するには欠かせない手間のお話です。一見すると「時短」と反しそうなテーマですが、実は“手間”をかけることでトータルには「時短」が叶うのです。
■■オバサン見えを回避する時短美容!並木さんの人気記事ベスト10はこちら

汗や涙だけでなく、皮脂や表情の動きによってもメイク崩れが生じやすいのが、“目元”です。
それだけに、いついかなるときも“パンダ目”を回避するためには、メイク時とメイク直しのそれぞれのシーンで、ちょっとした“手間”が不可欠に。
この“ひと手間”を意識するか否かによって、落ち具合は格段に変わります。
落ちにくい目元をキープできれば、お直しにかかる時間が省けるので結果、時短に。
そこでまずは、朝、メイクをするシーンでは“夜まで落ちにくい”を意識すべく、次のポイントを意識します。

マスカラをそのまま付けるより、マスカラの下地を使ったほうが、パンダ目回避に繋がります。
昨今の下地は本当に優秀なので、落ちにくさに加えてマスカラとまつ毛の密着度が上げてくれるものも多く、使うと使わないのではメイクの持続力もかなり変わってきます。
「下地を使うと目元が重くなるし、結果としてたくさん塗るからその分、落ちやすくなりそう」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、軽い仕上がりの下地を選べば、そこまで気にならないはず。

パンダ目を招くもうひとつの要因が、アイラインです。
マスカラが落ちずとも、アイラインが崩れてくると、それだけでドロドロした目元になってしまうので、ここも手を抜けない部分。
私の実感では、マスカラよりもアイラインのほうが“落ちない”をつくるのは難しいと感じていますが、そんな私が最近欠かさなくなった手間が“アイシャドウでの挟み込み”です。最初にペンシルでラインを描いてからアイシャドウを塗り、その上から薄めにリキッドのアイラインを重ねています。
どちらか1回だけ描くよりも落ちにくく、さらに1回ではなく2回描くのでインパクトが弱すぎることもありません。さらに、目尻はできるだけ短めに仕上げ、落ちにくさを意識しています。
メイクのテイストによって変化を入れたい“インパクトの強弱”は、色や太さで調整しています。

マスカラは重ね塗りしたほうがボリュームが出るけれど、落ちにくさを重視するためには、重ね塗りはせいぜい2回までだと思っています。
その分、相性のいいマスカラ選びがマストで、1度塗りや2度塗りで十分なインパクトが出る製品に出会うのが、何よりも大事。
また、下地を使っているのでサッと塗ってもそれなりのボリュームに仕上がる実情もあります。
昨今はバサバサボリュームまつ毛よりも上品なロングまつ毛がトレンドなので、長さが出るタイプのマスカラで自分のまつ毛と相性のいいものを見つけられるか否かも、パンダ目回避のカギになります。
メイク時にいろいろと気を配っていても、気候や体調などもあり、日によってはパンダ目になることもあります。
私の場合、基本的に外出後にメイク直しはしませんが、そんなふうになってしまった日のメイク直しでは、とにかく潔くオフ!が一番だと痛感中。
『無印良品』の「クレンジング綿棒」をポーチに必ず忍ばせ、パンダ目を招いている原因を一度オフしてしまうやり方が気に入っています。“お直し”だと、どうしても“ごまかす手間”に終始してしまうので、再びメイクが崩れてくるのも早くなるけれど、一旦オフして描き直せばその分、長持ちするメイクになるのは間違いなく、“落としたい箇所”だけをサッと落とせる綿棒タイプのクレンジングがあると、メイク直しが格段にラクなのです。
「オフする」と考えると時間がかかりそうな印象がありますが、落としたい箇所だけにアプローチできるグッズがあると、お直しするのと同じくらいの手間でやり直しが叶います。
ちなみに、かくいう私も、以前は夕方になると目まわりが真っ黒になる“パンダ目常習者”で、鏡を見るたびに「あーぁ」と人知れずため息をついていました。せっかく時短メイクをしていても、崩れやすかったりお直しに時間がかかったりすれば、意味がない! と、試行錯誤を繰り返した末にたどり着いたのが今の方法。
崩れやすいパーツだけに100%回避までは至っていませんが、95%くらい(並木まき比)はパンダ目を回避できるようになりました。よろしければ参考にしてみてください。
■知らなかったテクがある!「時短美容のコツ」まとめは こちら
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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