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美容ライターの遠藤幸子です。近年のメイクトレンドでは、「素肌感」がキーワードになっている印象です。ナチュラルだけど手抜きに見えない垢抜け肌をつくるには、ツヤ肌・マット肌それぞれにコツがあります。今回は、ツヤ肌・マット肌それぞれの垢抜け肌づくりの方法を紹介します。
ツヤ肌は、内側から潤っているかのように見えるみずみずしさが特徴。透明感や若々しさを演出できます。具体的な方法は、下記の通りです。
ツヤ肌の基本はしっかり保湿され、素肌そのものにツヤがあること。化粧水、美容液、クリームなどで水分と油分のバランスを整え、十分に保湿しましょう。
ツヤ系の化粧下地には、大きく分けて2種類あります。
ひとつは、光を拡散するようなパール入りの下地。パールの存在感が強いと毛穴や小ジワを悪目立ちさせる可能性があるので注意して選ぶことが大切です。
もうひとつは、濡れたような質感の下地。ファンデ前から自然な輝きをプラスできますが、テカリと混同されることもあるので、崩れにくいものを選ぶことがポイントになります。
カバー力があり過ぎたり、マットな仕上がりになったりするファンデを選ぶと、思うようなツヤ肌に仕上がりにくくなります。
ファンデは、カバー力がありながらも薄膜で素肌感を残した仕上がりになるクッションファンデやリキッドファンデを選びましょう。
ツヤのある仕上がりを最大限に活かすなら、フェイスパウダーを使わないという選択肢もあります。
けれど、テカリや化粧崩れを防ぐことを考えると、フェイスパウダーを使ったほうが良いと言えます。
フェイスパウダーを選ぶときには、下地までで作り上げた美しいツヤを打ち消さず、ツヤを活かした仕上がりになるものを選びましょう。
マット肌は上品で洗練された印象を与えられる反面、ツヤ不足から乾燥を連想させたり、小ジワや毛穴などが目立ちやすくなったりして老け見える可能性があります。
今っぽく若々しい印象に仕上げるなら、完全なマットよりもセミマットを意識して、部分的にツヤを残すのがおすすめです。
テカリやすい肌質なら、さっぱり系の保湿アイテムを使用して、ベースが崩れにくい状態に整えましょう。
毛穴やテカリを自然に抑える効果がある下地で肌表面をさらっと整えます。
ただし、顔全体ではなく、Tゾーンや小鼻など崩れやすい部分にしたほうが肌の乾燥が気になるリスクを下げることができます。
パウダリーファンデや、セミマットな質感のリキッドファンデをブラシで薄くのばすと、厚塗り感なく均一なセミマット肌に仕上がります。
ツヤを部分的に加えることで一気に垢抜けた印象に。Cゾーンや唇の山、あごなど、自然光が当たる部分に限定してハイライトを使うのがおすすめです。
乾燥肌の人や秋冬など乾燥しやすく、素肌のツヤが不足しがちなときにはツヤ肌に仕上げ、脂性肌の人や皮脂や汗でテカリやすい季節、またきちんと感を出したい日はセミマット肌で仕上げるなどの使い分けもおすすめです。
どちらも共通して「抜け感」や「自然な立体感」が重要です。肌質やシーンなどに合った質感で、今っぽくナチュラルなのに洗練された印象の肌を手に入れましょう。
この記事のライター
アンチエイジングアドバイザー/スキンケアアドバイザー
遠藤幸子
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日本抗加齢医学会正会員、アンチエイジングアドバイザー、スキンケアアドバイザー。 エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインファマーシャルなどに出演するほか、美容ライターとしてコラムの執筆やコスメブランドの広告などの執筆活動を行う。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索し、豊富な自己体験を元に日々情報を発信中。
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