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ヘアメイクの森田玲子です。なりたい眉毛の形はあれど、思った通りに仕上がらない…。もしかすると、描き方ではなくアイブロウコスメの使い方が間違っているのかも!今回は、アイブロウアイテムの基本の使用方法や、眉毛を上手に描くコツをご紹介します。なりたい眉毛に近付けるように、ぜひご活用ください。
今回使用したのはこちらのアイテムです。
画像上:キャンメイク アイブロウカッペリーニスリム
画像下:アディクション アイブロウ ペンシル
アイブロウペンシルの役割は、毛を1本1本描き足す、足りないところを埋めるなどです。
細いので微調整しやすく、眉尻や眉頭などの特に毛流れをナチュラルに仕上げたい部分や、眉の形をデザインするときに活躍します。
・眉のガイドラインを描く…最初に眉毛のシルエットを決める下書きのような感じで使うことも。
・毛流れを描く…細いペンシルならではの毛の質感を残しながら1本1本描き足せます。
・仕上げに…毛流れを足す、1本足すだけでも眉毛は印象が変わるので微調整にも。
・持ち方は、つまむように軽く持つ
えんぴつのように握らずに、軽くつまむようにして持ちます。軽く持つことで、柔らかい線が描けます。手首をやわらかくすると、カーブや直線なども自由に描くことができます。
・寝かせて肌に当てる
直角に肌に当てるのではなく、眉とペンシルが平行になるようなイメージで寝かせながら描きます。
・小刻みにサッサッと動かす
1本の長い線を描くのでなく、眉毛と同じ長さを何度も繋いでいくように描いていきます。
セザンヌ ノーズ&アイブロウパウダー 06ピンクブラウン
パウダーなので柔らかい質感になり、グラデーションが作れます。眉毛が少ない人もしっかり色付けできるメリットも。アイブロウペンシルよりも素早く描けます。
・眉の形作りに…眉がある程度ある人や、描くのが得意な人は最初からパウダーを使って形を描くと時短に。
・眉の色付けに…ペンシルで眉毛のシルエットを描いたあとの色付けに。眉毛が薄い人や書くのが苦手な人に。
・眉毛の陰影をつけるときに…グラデーションを作ることで、顔が立体的に見えます。
・眉ブラシで描くのがベスト
付属のブラシも優秀なものがかなり増えていますが、短いので力が加わりやすく難易度があがってしまいます。眉毛を描くのが苦手な人こそ、プロ用のブラシを揃えると◎
・色をのせる前に手の甲やティッシュで粉をブラシに含ませる
ブラシにパウダーを含ませて直塗りすると、濃すぎたりムラになったりします。
ふわっと色付けするためには、一度ティッシュオフを。粉飛び防止にも。
・眉山あたりから徐々に足していく
眉毛が1番密集する眉山~眉の真ん中から色を付けます。
眉頭から色をのせると、濃すぎてしまうので注意します。
毛の中の地肌に色がのるように、ジグザクと毛をかき分けるイメージで。
サナ ニューボーン カラーリングブロウマスカラ 03 モーヴブラウン
眉毛の色を変え、毛の濃さをやわらげたり、反対に太さを出して存在感をアップさせることもできます。
毛流れを固定するワックスのような役割もしてくれるので、眉毛の方向を整えることができます。
・眉メイクの仕上げに…眉マスカラをした後に眉を描き足すと、毛流れが乱れたり、色が剥げてしまいます。眉毛全体が仕上がってから眉マスカラを塗るのが基本です。
・ベタっと液がつかないようにブラシをしごく
ブラシを縁でしごき、付けすぎ防止。
開封したてや液がサラっとしている場合は、ティッシュで軽く抑えるとちょうどいいです。
・眉毛の両面をカラーリングする
眉毛の両面をカラーリングするため、毛に逆らって色を付けて、その後に毛流れを整えます。
地肌に付かないように注意しながら丁寧に行います。
・ブラシで毛流れをとかす
何もついていないスクリューブラシで、角度の調整や、眉マスカラがベタっとついてしまったところを整えます。
まつ毛をコームで梳かすのと同じように、眉毛も最後の仕上げをすると美しく仕上がります。
今回は、眉コスメの正しい使い方を詳しくご紹介していきました。眉毛はトレンドが変わりやすく、その都度人気の色や形も変わっていきます。これらの基本を知っておくと、どんな眉毛もプロっぽく描くことができるようになります。
この記事のライター
森田玲子
3303
美容ライター・ヘアメイク 各媒体にて美容記事の執筆をしながら、現場にでて技術者としても活動の幅を広げる。パーソナルカラー理論に基づく似合わせメイクや、自身のコスメ知識を活かしたライティングを得意とし、幅広い年齢層へのメイクアップを提案。
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