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料理研究家・調理師・食育インストラクター・野菜ソムリエのsachiです。今回はその特性を活かしレンジで簡単に調理して和えるだけのお惣菜、小松菜と塩昆布のナムルをご紹介します。
小松菜はほうれん草と栄養素が似ていますが、シュウ酸の含有量が少ないので、下茹で要らずの、調理しやすいお野菜です。今回はその特性を活かしレンジで簡単に調理して和えるだけのお惣菜、小松菜と塩昆布のナムルをご紹介します。
小松菜は漬け菜の1種で、東京の小松川界隈(今の江戸川区)で、江戸時代中期から栽培されていた在来種です。年中でまわっていますが、寒さに強く霜に当たると甘みを増すため、旬は冬です。
アクがなくて調理しやすく、関東ではお雑煮に欠かせない野菜です。現在でも東京の生産量が2位の珍しい野菜ですが全国的に栽培され、炒め物やおつゆの具、おひたしなどに使用されます。
小松菜を選ぶ時は、葉がしっかりしていて緑色が濃くみずみずしいものを選びます。葉脈はあまり発達していない方が柔らかく、葉の大きさが揃っていて、根が長い方が生育が良かった証拠です。
ほうれん草より鮮度が落ちやすく、すぐに葉が黄色くなります。軽く濡らした新聞紙で包んでポリ袋に入れ、冷暗所または冷蔵庫で保存しましょう。
もう一つの食材の塩昆布は、細切りにした昆布を醤油・みりん・砂糖などで甘辛く煮詰めた佃煮の一種です。製品によっては乾燥させてうま味成分や塩が白く粉を拭いたようになり、「塩吹昆布」と呼ばれることもあります。
カルシウムやマグネシウム、カリウム、ヨードなどのミネラルが豊富に含まれており、おにぎりやお茶漬け、和え物、炒め物、サラダなど様々な料理に幅広く活用できます。
今回ご紹介する『小松菜の塩昆布ナムル』は、レンジで加熱した小松菜に、塩昆布をメインとする調味料を混ぜ合わせるだけの、とってもお手軽なナムルです。
クセがない小松菜に、旨味たっぷりの塩昆布を合わせる事で、簡単に味が決まります。小松菜はレンジ加熱なので、茹でる必要もなく、とっても簡単です!
小松菜 1袋
塩昆布 12g
胡麻油 大さじ1杯
にんにく(すりおろし) 小さじ1杯
塩 小さじ1/2杯
白すりごま 小さじ1杯
白いりごま 小さじ1杯

① 小松菜は4cm幅にカットして茎・葉の順にボウルに入れ、ふんわりラップをかけて600wのレンジで2分加熱し、冷水で冷やします。

② 大きめのボウルに塩昆布・胡麻油・にんにく・塩を入れて混ぜ合わせておきます。

③ ①の小松菜の水気を絞って②に加え、和えます。

④ 白すりごま・白いりごまを加えて、さっと和えます。

⑤ 器に盛り付けたら、完成です!
これから寒くなる冬にかけて甘くなる小松菜を活用したお料理を一品、食卓に加えるのも、ありですよね。ぜひ、作ってみてくださいね!
※記事内のカロリー表示は文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにAIにより算出したものです



この記事のライター
野菜ソムリエ
sachi
20346
料理研究家・野菜ソムリエ・料理ブロガー(LINE公式ブロガー)・クックパッドレシピエール。レシピ開発、メディア出演・掲載など。健康的で体にもお財布にも優しい、簡単に作れるお料理をブログにて紹介しています。
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